森田ひかる
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ひかるは深呼吸を一回した。
ひかる「……落ち着け」
でも心臓はバクバクしている。
ドアの向こうには、さっきまで“動画を送ってしまった相手”がいる。
ゆめ「ひかるー?」
ひかる「……ちょっと待って」
ひかるは鏡を見た。
寝癖、赤い顔、完全に寝起き。
ひかる「最悪や……」
観念してドアを開けた。
ガチャ。
目の前には、スマホを片手に持ったゆめが立っていた。
そして、にやっと笑う。
ゆめ「おはよう」
ひかる「……おはよう」
ひかるは目を合わせられない。
ゆめ「昨日の動画」
ひかる「やめて」
ゆめ「まだ全部見てない」
ひかる「見んでいい!!」
思わず大きな声を出してしまう。
ひかる「……あれは、その……酔ってて」
ゆめ「うん」
ひかる「覚えてないっていうか」
ゆめ「うん」
ひかる「……忘れて」
ゆめ「やだ」
ひかる「……え?」
ひかるが顔を上げると、ゆめは少しだけ真剣な顔になっていた。
ゆめ「ひかる」
ひかる「……なに」
ゆめ「ほんと?」
ひかる「……」
ゆめ「動画のやつ」
ひかる「……」
ひかるは視線をそらす。
耳まで真っ赤だった。
ゆめ「“すきやで”って」
ゆめ「ほんと?」
ひかる「……」
ひかる「……ほんと」
小さな声だった。
ゆめ「もう一回」
ひかる「え」
ゆめ「昨日みたいに言って」
ひかる「無理」
ゆめ「じゃあ動画流すけど」
ゆめ「“ゆめ〜すきやで〜”ってやつ」
ひかる「やめて!!」
ひかるは慌ててゆめのスマホを掴む。
ひかる「それ消して!」
ゆめ「じゃあ言って」
ひかる「……」
ひかるはぎゅっと目を閉じる。
ひかる「……ゆめ」
ゆめ「うん」
ひかる「すき」
言った瞬間、顔を隠す。
ひかる「もうええやろ!!」
すると、ゆめがくすっと笑った。
ゆめ「うん。知ってた」
ひかる「……は?」
ゆめ「だってひかる、酔ってなくてもバレバレやし」
ひかる「……そんなわけない」
ゆめ「ある」
ゆめは一歩近づいた。
ゆめ「あとさ」
ひかる「……なに」
ゆめ「ひかるの動画めっちゃ可愛かった」
ひかる「消して」
ゆめ「やだ」
ひかる「なんで」
ゆめ「宝物やから」
ひかる「……」
顔がまた真っ赤になる。
そしてゆめが少しだけ照れながら言った。
ゆめ「てかさ」
ひかる「うん」
ゆめ「ひかる」
ひかる「……」
ゆめ「私も好きやで」
ひかる「……え」
ひかるの思考が止まる。
ゆめ「昨日言われる前から」
ゆめ「ずっと」
ひかる「…………ほんま?」
ゆめ「ほんま」
ひかるはしばらく固まってから、小さく笑った。
ひかる「……昨日の動画」
ゆめ「うん」
ひかる「送ってよかったかも」
ゆめ「やろ?」
そして二人は、顔を見合わせて笑った。
――その日から。
“酔って送った告白動画”は、二人の始まりの証拠になった。
ひかる「……落ち着け」
でも心臓はバクバクしている。
ドアの向こうには、さっきまで“動画を送ってしまった相手”がいる。
ゆめ「ひかるー?」
ひかる「……ちょっと待って」
ひかるは鏡を見た。
寝癖、赤い顔、完全に寝起き。
ひかる「最悪や……」
観念してドアを開けた。
ガチャ。
目の前には、スマホを片手に持ったゆめが立っていた。
そして、にやっと笑う。
ゆめ「おはよう」
ひかる「……おはよう」
ひかるは目を合わせられない。
ゆめ「昨日の動画」
ひかる「やめて」
ゆめ「まだ全部見てない」
ひかる「見んでいい!!」
思わず大きな声を出してしまう。
ひかる「……あれは、その……酔ってて」
ゆめ「うん」
ひかる「覚えてないっていうか」
ゆめ「うん」
ひかる「……忘れて」
ゆめ「やだ」
ひかる「……え?」
ひかるが顔を上げると、ゆめは少しだけ真剣な顔になっていた。
ゆめ「ひかる」
ひかる「……なに」
ゆめ「ほんと?」
ひかる「……」
ゆめ「動画のやつ」
ひかる「……」
ひかるは視線をそらす。
耳まで真っ赤だった。
ゆめ「“すきやで”って」
ゆめ「ほんと?」
ひかる「……」
ひかる「……ほんと」
小さな声だった。
ゆめ「もう一回」
ひかる「え」
ゆめ「昨日みたいに言って」
ひかる「無理」
ゆめ「じゃあ動画流すけど」
ゆめ「“ゆめ〜すきやで〜”ってやつ」
ひかる「やめて!!」
ひかるは慌ててゆめのスマホを掴む。
ひかる「それ消して!」
ゆめ「じゃあ言って」
ひかる「……」
ひかるはぎゅっと目を閉じる。
ひかる「……ゆめ」
ゆめ「うん」
ひかる「すき」
言った瞬間、顔を隠す。
ひかる「もうええやろ!!」
すると、ゆめがくすっと笑った。
ゆめ「うん。知ってた」
ひかる「……は?」
ゆめ「だってひかる、酔ってなくてもバレバレやし」
ひかる「……そんなわけない」
ゆめ「ある」
ゆめは一歩近づいた。
ゆめ「あとさ」
ひかる「……なに」
ゆめ「ひかるの動画めっちゃ可愛かった」
ひかる「消して」
ゆめ「やだ」
ひかる「なんで」
ゆめ「宝物やから」
ひかる「……」
顔がまた真っ赤になる。
そしてゆめが少しだけ照れながら言った。
ゆめ「てかさ」
ひかる「うん」
ゆめ「ひかる」
ひかる「……」
ゆめ「私も好きやで」
ひかる「……え」
ひかるの思考が止まる。
ゆめ「昨日言われる前から」
ゆめ「ずっと」
ひかる「…………ほんま?」
ゆめ「ほんま」
ひかるはしばらく固まってから、小さく笑った。
ひかる「……昨日の動画」
ゆめ「うん」
ひかる「送ってよかったかも」
ゆめ「やろ?」
そして二人は、顔を見合わせて笑った。
――その日から。
“酔って送った告白動画”は、二人の始まりの証拠になった。