松田里奈
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収録終わりの帰り道。
まだ朝の空は夜の色を残していた。
駅へ向かう道、街灯がぽつぽつと消え始める。
まりな「ねむ…」
ゆめ「おつかれ」
まりなは大きく伸びをした。
まりな「ゆめまだ元気じゃん」
ゆめ「まりなが疲れすぎ」
まりな「だってさ〜」
まりな「今日テンション高い企画だったじゃん」
少し笑う。
そのとき、まりなが急に立ち止まった。
まりな「……あ」
ゆめ「どうしたの?」
まりな「空」
ゆめが顔を上げる。
夜と朝のあいだ。
薄いピンクの帯が空を横切っている。
まりな「これ、ビーナスベルトっていうんだって」
ゆめ「へぇ」
まりな「この前知った」
まりなは空を見ながら、小さく笑う。
まりな「なんかさ、この時間好きなんだよね」
ゆめ「朝?」
まりな「うん」
まりな「夜終わったーって感じするじゃん」
少し風が吹いた。
まりなの髪が揺れる。
まりな「……でもちょっと寂しい」
ゆめ「なんで?」
まりなは空から視線を下ろす。
まりな「だってさ、この時間ってなんか終わりっぽくない?」
ゆめ「終わり?」
まりな「うん」
まりな「今日も終わったなーって」
まりなは笑った。
まりな「ゆめと一緒にいる時間も、もうすぐ終わるし」
ゆめ「……終わらないよ」
まりな「え?」
ゆめ「まだ帰るだけじゃん」
まりな「そうだけど!駅でバイバイするじゃん」
まりなは少しだけ視線をそらす。
まりな「……それがさちょっと嫌なんだよね」
ゆめ「え」
まりな「なんかもっと話したいなって思う」
空はだんだん明るくなる。
まりな「でもさ、こんなこと言うと重いかなって思って」
ゆめ「重くない」
まりな「ほんと?」
ゆめ「むしろ嬉しい」
まりなは少し驚く。
まりな「……なんで?」
ゆめ「私も思ってるから」
まりな「……」
ゆめ「駅でバイバイするのちょっと寂しい」
まりなは目を丸くした。
まりな「ゆめが?」
ゆめ「うん」
まりな「……」
まりなは急に笑った。
まりな「なにそれもっと早く言ってよ~」
ゆめ「まりなが言わないから」
まりな「ゆめってさ誰にでも優しいじゃん」
まりな「だから私だけじゃないと思ってた」
ゆめ「違うよ。まりなだけ」
まりな「……」
その言葉で、まりなの耳が少し赤くなる。
まりな「ずる」
ゆめ「なにが」
まりな「そういうとこ!朝焼けのタイミングで言うの」
まりなはまた空を見る。
ピンク色の帯が、少し濃くなっていた。
まりな「ねぇ」
ゆめ「ん?」
まりな「次もこの時間見よ」
ゆめ「ビーナスベルト?」
まりな「うん。ゆめと」
少し照れた声。
まりな「二人で」
ゆめは笑った。
ゆめ「約束?」
まりな「うん」
まりなは手を少し差し出す。
まりな「ほら約束」
ゆめはその手に、そっと指を絡めた。
ゆめ「約束」
空はもうすぐ朝になる。
でもその少し前の、世界が一番やさしい色になる時間。
まだ朝の空は夜の色を残していた。
駅へ向かう道、街灯がぽつぽつと消え始める。
まりな「ねむ…」
ゆめ「おつかれ」
まりなは大きく伸びをした。
まりな「ゆめまだ元気じゃん」
ゆめ「まりなが疲れすぎ」
まりな「だってさ〜」
まりな「今日テンション高い企画だったじゃん」
少し笑う。
そのとき、まりなが急に立ち止まった。
まりな「……あ」
ゆめ「どうしたの?」
まりな「空」
ゆめが顔を上げる。
夜と朝のあいだ。
薄いピンクの帯が空を横切っている。
まりな「これ、ビーナスベルトっていうんだって」
ゆめ「へぇ」
まりな「この前知った」
まりなは空を見ながら、小さく笑う。
まりな「なんかさ、この時間好きなんだよね」
ゆめ「朝?」
まりな「うん」
まりな「夜終わったーって感じするじゃん」
少し風が吹いた。
まりなの髪が揺れる。
まりな「……でもちょっと寂しい」
ゆめ「なんで?」
まりなは空から視線を下ろす。
まりな「だってさ、この時間ってなんか終わりっぽくない?」
ゆめ「終わり?」
まりな「うん」
まりな「今日も終わったなーって」
まりなは笑った。
まりな「ゆめと一緒にいる時間も、もうすぐ終わるし」
ゆめ「……終わらないよ」
まりな「え?」
ゆめ「まだ帰るだけじゃん」
まりな「そうだけど!駅でバイバイするじゃん」
まりなは少しだけ視線をそらす。
まりな「……それがさちょっと嫌なんだよね」
ゆめ「え」
まりな「なんかもっと話したいなって思う」
空はだんだん明るくなる。
まりな「でもさ、こんなこと言うと重いかなって思って」
ゆめ「重くない」
まりな「ほんと?」
ゆめ「むしろ嬉しい」
まりなは少し驚く。
まりな「……なんで?」
ゆめ「私も思ってるから」
まりな「……」
ゆめ「駅でバイバイするのちょっと寂しい」
まりなは目を丸くした。
まりな「ゆめが?」
ゆめ「うん」
まりな「……」
まりなは急に笑った。
まりな「なにそれもっと早く言ってよ~」
ゆめ「まりなが言わないから」
まりな「ゆめってさ誰にでも優しいじゃん」
まりな「だから私だけじゃないと思ってた」
ゆめ「違うよ。まりなだけ」
まりな「……」
その言葉で、まりなの耳が少し赤くなる。
まりな「ずる」
ゆめ「なにが」
まりな「そういうとこ!朝焼けのタイミングで言うの」
まりなはまた空を見る。
ピンク色の帯が、少し濃くなっていた。
まりな「ねぇ」
ゆめ「ん?」
まりな「次もこの時間見よ」
ゆめ「ビーナスベルト?」
まりな「うん。ゆめと」
少し照れた声。
まりな「二人で」
ゆめは笑った。
ゆめ「約束?」
まりな「うん」
まりなは手を少し差し出す。
まりな「ほら約束」
ゆめはその手に、そっと指を絡めた。
ゆめ「約束」
空はもうすぐ朝になる。
でもその少し前の、世界が一番やさしい色になる時間。