大園玲
夢小説設定
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春の匂いが、少しだけ変わった気がした。
幼なじみ。
物心つく前から一緒にいて、隣が当たり前だった。
でも――
ゆめは、れいに内緒で
櫻坂46のオーディションを受けた。
そして、受かった。
楽屋。
重たい沈黙。
れいは台本を閉じて、静かにゆめを見る。
れい「……なんで言ってくれなかったの?」
ゆめ「言ったら、止めると思った」
れい「止めないよ」
小さく笑う。でも目は笑ってない。
れい「……わたしの知らないところで、夢叶えないでよ」
ゆめ「れいの隣に立ちたかった」
れいの呼吸が一瞬止まる。
ゆめ「ずっと追いかけてた。れいの背中」
れい「……ばか」
ぽつりと落ちる。
れい「わたしは、追いかけられたいなんて思ってない」
ゆめ「え?」
れいは一歩近づく。
れい「隣にいてほしかったの。ずっと」
初めて揺れる声。
れい「アイドルのわたしじゃなくて、幼なじみのわたしを見てくれるの、ゆめだけだったのに」
ゆめ「それは今も同じだよ」
れい「違う」
首を横に振る。
れい「メンバーになったら、みんなのゆめになる」
静かな嫉妬。
れい「わたしだけのゆめじゃなくなる」
ゆめは、そっとれいの手を掴む。
ゆめ「じゃあ、れいもわたしのものになってよ」
れい「……なにそれ」
ゆめ「わたし、れいが好き」
空気が止まる。
幼なじみじゃない、真っ直ぐな告白。
ゆめ「アイドルのれいも、弱いれいも、全部」
れいはゆっくり目を伏せる。
れい「……ずるい」
ゆめ「なんで?」
れい「わたしも好きなのに」
その瞬間、二人の距離はゼロになる。
それから。
二人は“メンバー”としてステージに立つ。
スポットライトの下。
誰よりも近くて、誰よりも遠い。
でも――
袖で指先が触れる。
れい「……わたしの隣、絶対譲らないから」
ゆめ「うん」
れい「オーディション隠した罰。ずっとわたしのそばにいること」
ゆめ「喜んで」
ステージに出る直前。
れいは小さく笑う。
れい「幼なじみ、やめる?」
ゆめ「じゃあ何になるの?」
れい、少し照れながら。
れい「……特別」
暗転。
歓声。
そして二人は、同じ夢の真ん中へ。
幼なじみ。
物心つく前から一緒にいて、隣が当たり前だった。
でも――
ゆめは、れいに内緒で
櫻坂46のオーディションを受けた。
そして、受かった。
楽屋。
重たい沈黙。
れいは台本を閉じて、静かにゆめを見る。
れい「……なんで言ってくれなかったの?」
ゆめ「言ったら、止めると思った」
れい「止めないよ」
小さく笑う。でも目は笑ってない。
れい「……わたしの知らないところで、夢叶えないでよ」
ゆめ「れいの隣に立ちたかった」
れいの呼吸が一瞬止まる。
ゆめ「ずっと追いかけてた。れいの背中」
れい「……ばか」
ぽつりと落ちる。
れい「わたしは、追いかけられたいなんて思ってない」
ゆめ「え?」
れいは一歩近づく。
れい「隣にいてほしかったの。ずっと」
初めて揺れる声。
れい「アイドルのわたしじゃなくて、幼なじみのわたしを見てくれるの、ゆめだけだったのに」
ゆめ「それは今も同じだよ」
れい「違う」
首を横に振る。
れい「メンバーになったら、みんなのゆめになる」
静かな嫉妬。
れい「わたしだけのゆめじゃなくなる」
ゆめは、そっとれいの手を掴む。
ゆめ「じゃあ、れいもわたしのものになってよ」
れい「……なにそれ」
ゆめ「わたし、れいが好き」
空気が止まる。
幼なじみじゃない、真っ直ぐな告白。
ゆめ「アイドルのれいも、弱いれいも、全部」
れいはゆっくり目を伏せる。
れい「……ずるい」
ゆめ「なんで?」
れい「わたしも好きなのに」
その瞬間、二人の距離はゼロになる。
それから。
二人は“メンバー”としてステージに立つ。
スポットライトの下。
誰よりも近くて、誰よりも遠い。
でも――
袖で指先が触れる。
れい「……わたしの隣、絶対譲らないから」
ゆめ「うん」
れい「オーディション隠した罰。ずっとわたしのそばにいること」
ゆめ「喜んで」
ステージに出る直前。
れいは小さく笑う。
れい「幼なじみ、やめる?」
ゆめ「じゃあ何になるの?」
れい、少し照れながら。
れい「……特別」
暗転。
歓声。
そして二人は、同じ夢の真ん中へ。