森田村
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その日、ひかるはいつも通りだった。
仕事を終えて、コンビニに寄って、
「今日も疲れたなぁ」なんて思いながら帰宅。
玄関を開けると、部屋は静かだった。
ひかる「……あれ?」
リビングの電気はついているのに、ソファに座るほのは、珍しく無言。
ひかる「ほの? ただいま〜」
返事がない。
ひかるが近づくと、テーブルの上に、小さな箱とメモが置いてあった。
「今日、なんの日か覚えてる?」
ひかる「……え」
頭が一気にフル回転する。
記念日。
付き合って一年。
ふたりだけで決めた、大切な日。
ひかる「……あ」
ひかるは一瞬で顔を青くした。
ひかる「ご、ごめん……!」
ほのはゆっくり顔を上げる。
怒ってる、というより——
ちょっと拗ねてる顔。
ほの「忘れてたんでしょ」
ひかる「うん……ほんとに、ごめん」
ひかるはほのの前にしゃがみこんだ。
ひかる「言い訳しない。ちゃんと大事なのに……」
しばらく沈黙。
ほの「……ひーちゃん、忙しかったもんね」
そう言いながらも、ほのの声は少し震えている。
ひかる「忙しくても、忘れちゃダメなやつだった」
ひかるは、そっとほのの手を取った。
ひかる「今日じゃなくても、今からでもいっぱい大事にする」
ほのは、少しだけ困ったように笑った。
ほの「……ずるいよ。そうやって、まっすぐ来るの」
ひかる「だってほののこと、いちばん好きだもん」
その一言で、
ほのの表情が一気に柔らぐ。
ほの「……じゃあ今日は、いっぱい甘えていい?」
ひかる「もちろん」
ほのは立ち上がって、ぎゅっとひかるを抱きしめた。
ほの「忘れた罰だからね」
ひかる「うん……」
ひかるは、安心したように目を閉じる。
ひかる「……来年は絶対忘れない」
ほの「ほんと?」
ひかる「忘れたら一生、甘やかす」
保乃「……それ、罰になってない」
ふたりは小さく笑って、
そのままソファに身を預けた。
——ここから先は、
言葉はいらない。
静かな部屋で、
ふたりだけの時間が、ゆっくり溶けていく。
end.
仕事を終えて、コンビニに寄って、
「今日も疲れたなぁ」なんて思いながら帰宅。
玄関を開けると、部屋は静かだった。
ひかる「……あれ?」
リビングの電気はついているのに、ソファに座るほのは、珍しく無言。
ひかる「ほの? ただいま〜」
返事がない。
ひかるが近づくと、テーブルの上に、小さな箱とメモが置いてあった。
「今日、なんの日か覚えてる?」
ひかる「……え」
頭が一気にフル回転する。
記念日。
付き合って一年。
ふたりだけで決めた、大切な日。
ひかる「……あ」
ひかるは一瞬で顔を青くした。
ひかる「ご、ごめん……!」
ほのはゆっくり顔を上げる。
怒ってる、というより——
ちょっと拗ねてる顔。
ほの「忘れてたんでしょ」
ひかる「うん……ほんとに、ごめん」
ひかるはほのの前にしゃがみこんだ。
ひかる「言い訳しない。ちゃんと大事なのに……」
しばらく沈黙。
ほの「……ひーちゃん、忙しかったもんね」
そう言いながらも、ほのの声は少し震えている。
ひかる「忙しくても、忘れちゃダメなやつだった」
ひかるは、そっとほのの手を取った。
ひかる「今日じゃなくても、今からでもいっぱい大事にする」
ほのは、少しだけ困ったように笑った。
ほの「……ずるいよ。そうやって、まっすぐ来るの」
ひかる「だってほののこと、いちばん好きだもん」
その一言で、
ほのの表情が一気に柔らぐ。
ほの「……じゃあ今日は、いっぱい甘えていい?」
ひかる「もちろん」
ほのは立ち上がって、ぎゅっとひかるを抱きしめた。
ほの「忘れた罰だからね」
ひかる「うん……」
ひかるは、安心したように目を閉じる。
ひかる「……来年は絶対忘れない」
ほの「ほんと?」
ひかる「忘れたら一生、甘やかす」
保乃「……それ、罰になってない」
ふたりは小さく笑って、
そのままソファに身を預けた。
——ここから先は、
言葉はいらない。
静かな部屋で、
ふたりだけの時間が、ゆっくり溶けていく。
end.