守屋麗奈
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私、ゆめには、心から大好きな人がいる。
それが、一学年上の守屋麗奈先輩。
お人形さんみたいに綺麗で、いつも誰かに囲まれている高嶺の花。
クラスも部活も違う私とは、本来なら交わるはずのない人。
不器用で意気地無しの私は、自分から好きですなんて絶対に言えない。
だったら、答えはひとつ。
"先輩の方から、私に告白してもらおう"
そう決めた日から、私の秘密の作戦が始まった。
まずは存在を意識してもらうために、先輩が図書室に行く時間を調べて、わざと目の前で本を落とした。
先輩が好きなイチゴ味のパックジュースをわざとらしく購買で私の分まで買って「買いすぎちゃって……」と一本プレゼントした。
目が合えば、ちょっと恥ずかしそうに、でも最高に可愛く微笑む練習を鏡の前で何度も繰り返した。
そして、作戦開始から3ヶ月。
ついにその時がやってきた。
放課後、誰もいない夕焼けの教室に、私は先輩から呼び出されたのだ。
れな「……あのね、ゆめちゃん。急に呼び出してごめんね」
夕日に照らされた麗奈先輩の頬は、ほんのり赤い。
私の心臓は、作戦の成功を確信しながらもバクバクと壊れそうな音を立てていた。
ゆめ「ううん、大丈夫です。先輩に呼ばれるなんて、びっくりしちゃいました」
できるだけ無邪気な後輩を演じる。
さあ、先輩。私の仕掛けた罠に、早くかかって。
れな「……ずるいなぁ、ゆめちゃんは」
ゆめ「え……?」
れな「いつも私の前に現れて、可愛い笑顔を見せて、私の好きなものばっかり持ってきて……。そんなの、気になっちゃうに決まってるじゃん」
先輩は少し拗ねたように眉を下げて、私の目を真っ直ぐに見つめた。
その瞳が、愛おしそうに揺れている。
れな「私、気づいたらゆめちゃんのことばかり目で追ってたの。……これって、私がゆめちゃんに恋に落ちるように、魔法でもかけられてたのかな?」
それは魔法なんかじゃない。
私の必死な計算と作戦の成果。
だけど、先輩の口から紡がれる言葉が、あまりにも甘くて、私の頭はクラクラした。
れな「……私、ゆめちゃんのことが好きです。先輩としてじゃなくて、ひとりの女の子として。私と、付き合ってくれませんか?」
完璧な、私の勝ち。
……のはずなのに。
ゆめ「……っ、ふぇ……」
れな「えっ!? ゆめちゃん、なんで泣いてるの!?」
嬉しさと、緊張の糸が切れたのと、何より目の前の先輩が愛おしすぎて私の目からボロボロと涙がこぼれ落ちてしまった。
計算通りに「可愛くはにかむ」なんて、これっぽっちもできない。
ゆめ「う、うれしくて……っ。私も、麗奈先輩が、ずっと、ずっと大好きでした……!」
れな「ふふ、よかった……。びっくりしちゃった」
麗奈先輩は優しく微笑むと、私の涙をそっと指で拭ってそのまま私の手をぎゅっと握りしめた。
れな「じゃあ、両想いだね。……これからは、もっとたくさん私の前に現れてね? ゆめちゃん」
先輩のあたたかい手のひらの体温を感じながら、私は思った。
作戦は、大・成・功。
これからは、先輩の彼女としての作戦を、また新しく練らなくちゃ。
それが、一学年上の守屋麗奈先輩。
お人形さんみたいに綺麗で、いつも誰かに囲まれている高嶺の花。
クラスも部活も違う私とは、本来なら交わるはずのない人。
不器用で意気地無しの私は、自分から好きですなんて絶対に言えない。
だったら、答えはひとつ。
"先輩の方から、私に告白してもらおう"
そう決めた日から、私の秘密の作戦が始まった。
まずは存在を意識してもらうために、先輩が図書室に行く時間を調べて、わざと目の前で本を落とした。
先輩が好きなイチゴ味のパックジュースをわざとらしく購買で私の分まで買って「買いすぎちゃって……」と一本プレゼントした。
目が合えば、ちょっと恥ずかしそうに、でも最高に可愛く微笑む練習を鏡の前で何度も繰り返した。
そして、作戦開始から3ヶ月。
ついにその時がやってきた。
放課後、誰もいない夕焼けの教室に、私は先輩から呼び出されたのだ。
れな「……あのね、ゆめちゃん。急に呼び出してごめんね」
夕日に照らされた麗奈先輩の頬は、ほんのり赤い。
私の心臓は、作戦の成功を確信しながらもバクバクと壊れそうな音を立てていた。
ゆめ「ううん、大丈夫です。先輩に呼ばれるなんて、びっくりしちゃいました」
できるだけ無邪気な後輩を演じる。
さあ、先輩。私の仕掛けた罠に、早くかかって。
れな「……ずるいなぁ、ゆめちゃんは」
ゆめ「え……?」
れな「いつも私の前に現れて、可愛い笑顔を見せて、私の好きなものばっかり持ってきて……。そんなの、気になっちゃうに決まってるじゃん」
先輩は少し拗ねたように眉を下げて、私の目を真っ直ぐに見つめた。
その瞳が、愛おしそうに揺れている。
れな「私、気づいたらゆめちゃんのことばかり目で追ってたの。……これって、私がゆめちゃんに恋に落ちるように、魔法でもかけられてたのかな?」
それは魔法なんかじゃない。
私の必死な計算と作戦の成果。
だけど、先輩の口から紡がれる言葉が、あまりにも甘くて、私の頭はクラクラした。
れな「……私、ゆめちゃんのことが好きです。先輩としてじゃなくて、ひとりの女の子として。私と、付き合ってくれませんか?」
完璧な、私の勝ち。
……のはずなのに。
ゆめ「……っ、ふぇ……」
れな「えっ!? ゆめちゃん、なんで泣いてるの!?」
嬉しさと、緊張の糸が切れたのと、何より目の前の先輩が愛おしすぎて私の目からボロボロと涙がこぼれ落ちてしまった。
計算通りに「可愛くはにかむ」なんて、これっぽっちもできない。
ゆめ「う、うれしくて……っ。私も、麗奈先輩が、ずっと、ずっと大好きでした……!」
れな「ふふ、よかった……。びっくりしちゃった」
麗奈先輩は優しく微笑むと、私の涙をそっと指で拭ってそのまま私の手をぎゅっと握りしめた。
れな「じゃあ、両想いだね。……これからは、もっとたくさん私の前に現れてね? ゆめちゃん」
先輩のあたたかい手のひらの体温を感じながら、私は思った。
作戦は、大・成・功。
これからは、先輩の彼女としての作戦を、また新しく練らなくちゃ。