ハッサクさん夢短編集
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パルデアには夏がある。いやまぁ、日本にも四季があったけど、ポケモンの世界に季節というイメージがあまり無い。雪が降っている所は一年中雪が降ってるし、火山灰も積もり続けるし、海にはいつも水着のお姉さんや海パンやろうのトレーナー達が元気に泳いでいるし。
だから、ポケモンの世界で暮らし始めた私は、実際に体感する季節というものに驚きを隠せなかった。
「ギンギラギンで眩しいっすね……」
グラードンの影響でも受けてるんですか、ってくらいの強い日差し。ピカーン、と元気良く照り付ける太陽に炙られて、私は目をしょぼしょぼさせるしか出来ない。
「そうやろ? せやからこの季節昼間はサングラスが手放せへんねん」
「チリちゃんさすが。サングラス姿まで決まってる……」
「せやろ? でも、おおきにな」
サングラスをちょっとずらして、パチっとウインクまで決めるチリちゃん。今日は、そんなチリちゃんと買い物する為に街に繰り出してみたものの、日差しにやられた私が早々にダウンしたせいで早速カフェテリアに避難した所だった。
「ごめんねぇ……」
「ええって。とりあえずチリちゃんが適当なサングラス買ってくるから、紫音はそれまで休憩しとき」
「おーきに……」
ぐでぐでしながらお礼を言うと、チリちゃんはまたパッチリとウインクを決めて店を出て行った。うーん、所作がスマート。モテるのも納得のチリちゃんである。
「……適当なのって言いながら、チリちゃんならいい感じの買ってきてくれるだろうし、ここの飲食代くらいは払っとかないとな……」
その時、私は忘れていた。チリちゃんがとてもスマートだと言う事を。
「お支払はお連れの方から既にお伺いしていますよ」
「ふぉっつ」
店員さんを呼び止めてお会計を……、と思ったら、もうチリちゃんが終わらせていた。これはモテる。間違いなくモテる。パルデアの人って、どうして皆こう所作がスマートなんでしょうね? モチーフだと思われるヨーロッパってこんな感じなんでしょうか? 私は日本から外に出た事無いので分かりませんが。
閑話休題。
仕方がないので、チリちゃんが戻るまで大人しく待つ事にした私は、入口のベルを鳴らして入店してくる人を何となく眺めていた。チリちゃんまだかな、と思ってたんだけど、入ってきたのは見覚えのある人。
「あれ? 紫音ちゃん!」
「ゆうあせんせ! デートですか?」
「へっ!? ち、違うよ! ジニアさんいないでしょ!!」
「ここで待ち合わせなのかと〜」
「違うー! フユウちゃんがいるでしょ! ほらっ!! ……いない!!」
バッ、とすごい勢いで後ろを振り返るゆうあ先生。名前を呼ばれたフユウちゃんはと言うと……、店先にある観葉植物の影に隠れていた。
「……何で隠れたの?」
「何か隠れた方がおもろいかなって……」
てへ、と笑いながら出てきたフユウちゃんと並んで、ゆうあ先生が近くの席に腰を下ろした。時間帯に関係するフィールドワーク調査が落ち着いて、今はちょうど次の調査時間になるまでのすき間時間なんだとか。
ジニア先生とはまた別の調査してるらしいので、偶然顔を合わせたフユウちゃんとランチに来た、という流れらしい。
「紫音ちゃんは? 一人なの? ハッサク先生を待ってるとか?」
「ハッサクさんは今日ゴタボーなので……」
「ああ……、教師とリーグ四天王を兼任だからね。アオキさん程じゃないにせよ、忙しいんだろうなぁ。それで寂しくランチしてたの? ……あっ」
「ううん、チリちゃん借りてこれからデートです」
「えー! よくあるじま君がオッケーしてくれたね!」
「何故ってデートちゃうからな。ハッサクさんとデートする為にかぁいいお洋服買いたい言い出したの紫音やないか」
「ばふっ。い、いつの間に……!」
チリちゃんとデートなのだ、と嘘を吹き込もうとしたら、いつの間にか戻ってきていたチリちゃんにコガネ仕込みの痛烈なツッコミを叩き込まれた。テーブルに墜落する私。驚いて息を飲むゆうあ先生の声が聞こえるけど、フユウちゃんが驚いた様子は感じられない。
「……気付いてたなら教えてよぉ……」
「言わん方がおもろいかなって」
テヘッ、と笑うフユウちゃん再び。可愛いから文句も言えない。むぅ、とむくれた私に、チリちゃんが苦笑いしながら袋を差し出した。
「はい、これ。レンズの色薄めでええ感じのサングラスあったから買うてきたで」
「わぁありがとう!」
渡された袋をガサゴソと開けると、中からサングラスが。私が思っていた黒いレンズのサングラスじゃなくて、普通の眼鏡のレンズに少し色が着いたくらいのおしゃれなサングラス!
「すごーい! 私、黒いサングラスしか知らなかったから新鮮! おしゃれ!! ……あっ、おいくら? LPでいい?」
「バトルした後に賞金として貰うわ」
「まー! 私が負ける前提!!」
早速装着すると、景色がほんのり水色に染まった。おお……、これはちょっと面白い。
そのままお支払しようとスマホロトムを呼んだ私は、ニンマリ笑うチリちゃんの言葉に頬を膨らませる。……まぁ確かに、手持ちの数で既に負けている訳ですけど。負ける前提で話進めないでほしい。
「お二人もお暇なら、紫音着せ替え人形にして遊ばへん?」
「ハッサクさんの為にカワイイ服……、だっけ? 私もそろそろ新しい服買おうかなって思ってたし、時間になるまでご一緒させてもらっちゃおうかな」
「それなら、フユウちゃんオススメのランジェリーショップもどう? せっかくならノーサツしちゃおう」
「中から外まで一式揃えるってのも悪く無いんちゃう? 採用!!」
「まっ、待って! 普通にで、でででデート、の服だけで……、イインデスケド……」
私の言葉はお姉さん達には聞き入れられなかった。
ササッとランチ済ませるから待ってて、と言う二人と一旦別れて、私とチリちゃんはポケモンバトルをする為に外へ出る事に。……慣れないサングラスを掛けているせいで、店先のちょっとした段差で足を滑らせたのはご愛嬌です。
✽
✽
「……自分のポケモン、自分が起こした追い風でも吹っ飛んでいくんはどうかと思うで……」
「面目次第も……! ほらニャッコ、謝って!!」
「ポポ?」
「ポポ? ちゃうわ……。まぁ自分も驚いたやろうしな……。紫音と一緒に、風の扱い練習して出直してきぃ」
バトルを始めたはいいけど、カロンやモノズの素早さ底上げをしようとニャッコに追い風を指示したら……、その風に乗ってニャッコがチリちゃんのお顔に正面衝突してしまうという事故が発生。
チリちゃんがフィールドに出していたナマズンはその大きな口をあんぐり開けてぽかんとしてしまうし、ニャッコはパニックになってしまってバトルどころではなくなってしまった。とりあえず、サングラス代金はLPで送金する事にして、私達はニャッコを落ち着かせる為にきのみを食べさせる。
そんな私達に、急いで食べてきたのかゆうあ先生とフユウちゃんが手を振ってこっちに歩いてくる姿が見えた。
「チリちゃーん!」
「おー、ちゃんとご飯食べっ……、増えとる!!」
「わぁい! チリちゃんだ〜!! 紫音もいる〜!!」
「おわぁ、エイルちゃん!!」
学校に遊びに行く途中だったのか、それとも遊びに行った帰りなのか、ここに来る道中でエイルちゃんとばったり会った二人は、そのまま三人組になって登場したんだそう。
チリちゃんがきゅっ、と口を一文字にする横で、私はエイルちゃんと挨拶のハグをする。お日様の香り〜、とニマニマしていたら、フユウちゃんが真面目な顔で口を開いた。
「エイルさんな、先輩の所でウォッシュしてもらって、そのまま先輩の服借りてお泊りするんやって。だから、今日買い物するついでに、エイルさんがお泊りする時用のパジャマ買うてやらないけないと思って……」
「……持ってへんかったん!?」
「もってへんかった。……あっ、でも、ちゃんとオモダカのおうちにはあるよ?」
「まぁ、エイルさん普段は必要最低限の物しか持ってないからね……」
「じゃあ買う物決まったね! エイルちゃんのお泊りセットと、で、デートの服!!」
エイルちゃんのお泊りセットを買うんなら、私のノーサツ下着まで買うには時間が足りないだろうし!!
「時間は有限やからなぁ……。ちゃっちゃと済ませよ。まずは下着からかな……」
「えっ」
お泊りセットは後回しなんですか、と言いかけた私に、にんまりと笑うフユウちゃんが肩を組んできた。この笑顔は悪ぅい事を企んでるお顔だぁ!!
「お泊りする時は下着のお着替えも必要やもんなぁ?」
「はっ」
「分かっとるよぉ? 紫音がノーサツ下着の話を無かった事にしたいなぁって思っとる事は。……それをウチが見逃すと思った?」
「むぎょ……」
「……紫音、今日はかぁいいベビードールも買おか」
「ヒャイ……」
拒否権は無かった。私の返事に満足そうにポンポン、と肩を叩いたフユウちゃんは、私の逃走を見越して肩を抱いたまま先を歩くみんなの方へ歩き出す。
「お店はこっちの方や。みんな、着いてきてー!」
さっきの悪ぅいお顔とは打って変わって明るい笑顔でみんなを先導するフユウちゃん。相変わらず私の肩は掴んだまま。チラリとゆうあ先生とチリちゃんに視線を向けると、ちょっと同情している様な視線とぶつかった。
「わーい! うちもフユウの後ろに並ぼう!」
「お、それいい! 一列になって進もか。並んでー!」
「ふふ、はぁい!」
「はーいはい」
「紫音はこのまま先頭ね」
「紫音は逃げられない!!」
「逃がすと思った?」
「思いません……」
笑顔が怖いよー! でもそれを言うと、いよいよ恐ろしい事になりそうなのでお口チャックしときます。……おかしいなぁ、何でこんな事に……。
✽
✽
「あ、この服見た事ある」
ランジェリーショップで体力の半分以上持って行かれながらも、何とか普通の洋服屋さんにやって来ましたです。
ずらりと並ぶ服の中から、エイルちゃんがある洋服に目を留めた。指差す方に目を向けると、チリちゃんが突然噴き出した。
「ぶっ」
「……エイルさんがよくいるのって、竹林の……」
「あー、ちょっと行った所にドラゴンポケモンが多く棲息してるのもあって、あの辺りにはよくおるもんなぁ」
「…………? え、なになに!? 何でみんなして微妙な顔してるの!?」
鮮やかな紺色……、と青色の中間地点の色合いの服。光の反射具合を見るにボンテージ生地かな? 上下繋ぎのショートパンツ。一緒にくっついてるベルドがゴールドでゴツいなぁ、と感想を持った私の目の前に、チリちゃんがその服をひらりと差し出した。
「ほい、紫音」
「…………え?」
「着てみぃひん?」
「なぜ?」
「エイルはんチョイスやで」
「エイルちゃんは見た事があるって言っただけだよね?」
「うん。カイリューちゃん達に戦い挑んでくる人が着てる」
そう言いながら、とりあえず渡された服を手に取った。うわぁ、近くで見ると思ってたより丈短い。サイズ的には私も着られると思うんだけど……、何と言うか体のラインめちゃくちゃ出る服。ゲームで見覚えがある。確かジムリーダーのイブキもこんな短い丈の服着てたなぁ……。
「……いやぁこういうピターってした服ってさぁ、体に自信がある人が着るモノでしょ……。私は着たくないなぁ……。エイルちゃん……、はこんなに足出してたらうっかり怪我しそうだから……。元の所に戻しちゃおうね!」
「うーん……。着る前に、閉まんないかもしれない」
「……確かに! めちゃくちゃ苦しそう……」
そう、エイルちゃんはたわわが大きい。仮に頑張ってチャックを閉めたとしても、苦しいってなったら意味がない。二人でそんな話をしながら棚に戻している背後で、お姉さん方が何やらヒソヒソと話し込んでいる。
「あれ着せたら大将喜ぶんちゃう?」
「いやどうやろ……。地雷の可能性も……」
「ハッサク先生、あんまりそういう話をしないし私も分かんないなぁ……」
「……聞こえてますですよ〜! ねぇこれ、もしかしてパルデアのドラゴン使いの人が着てる服?」
「…………!」
「へぇ〜、こういう服って売ってるものなんだ」
まぁ、店売りしてないと急に服が破れた時に買えないからね。ドラゴン使いの服が売っていてもおかしくない。ドラゴンが手持ちにいるとは言え、私は着たくないけど。そんな事より。
「……それで、何でハッサクさんが喜ぶとか地雷とか両極端な話に?」
「……ハッサクさん、こんな付き合いになっても言うてへんのか」
「まぁ誰しも秘密の一つや二つ、三つや四つくらいあるもんやし……」
「フユウの秘密、どんどん増えるね?」
「全部で何個秘密があるんかも秘密」
「はは……。私としては、ハッサク先生が自分でちゃんと言うべきだと思うからノーコメント!」
「えー! この状況、私だけ知らないの!?」
何それー! 私だけ蚊帳の外! 私だってハッサクさんの事知りたいよ! 秘密って何!?
「それはそれとして、や。ゴテゴテの装飾は無しで……、せやな、マントも外そか。袖は外せへんからこのままで……、ブーツ履いてみよか」
「待って待って? 何で戻した服をまた引っ張り出してるの?」
「え? そんなん紫音に着せる為以外に何があるん?」
「可愛くないっ! 私のセンス的に可愛い判定入らないから却下!!」
「まぁ……、可愛いうんぬんより先にハッサク先生の反応が気になる、っていう気持ちは分かるんだよねぇ……」
「えぇ……。た、助けてフユウちゃん!!」
「うーん……、真面目な話するとな? 服装の雰囲気変わると、反応変わったりするのもあるから……。試着だけでもやってみよ? 意外と似合うかもしれへんし!」
「その心は!!」
「服装より先に自分の恥じらう顔がハッサクさんを滅多刺しにしそう。着る前にビリリダマみたいな顔になってるなぁ」
カラカラ、と笑うフユウちゃん。何だろう、フユウちゃんから最近めちゃくちゃからかわれる様になってる! 人を弄んでる!! わーん!!
涙目になった私は、最後の良心であるエイルちゃんに泣き付いた。この流れ、何となく覚えがある。けどあの時と違ってエイルちゃんなら助けてくれるはず!!
「エイルちゃん!!」
「え? ……よく分かんないけど、このヒラヒラハッサクとお揃いだなって思うよ」
「ドラゴン使い一族特有のマントだね!!」
お揃いというワードは強い。ちょっと着てみたい気がしてきた……、のは一瞬で、私はすぐに現実に戻ってきた。
この服、よく見て。ズボンの丈短い。そして全体的にタイトな造り。ベルト外してもゴツい装飾が残る袖!!
「……可愛くない!!」
「そう言わんとってや。ほら、モノズと似た色合いやろ? モノズと写真撮ろうや。な?」
「……買わないからね!?」
「はいはい」
「そもそも、試着だけして写真撮影っていいの?」
「ウチ確認してくる」
「仕事早い」
「試着室向こうだって」
「先生も早いよぉ」
「モノズちゃんと写真撮るの?」
「これはもう逃げられない空気!!」
えーい! 紫音の背水の陣!!
モノズと写真撮るだけ! 私のスマホロトムで撮ってもらえば、チリちゃんがハッサクさんにうっかり送ってしもた〜、なんてする事も無いだろうし!
「……とりあえずベルトはしない方向で……」
「……せやな。ちょっとゴツすぎるわ。細めのベルトを……、あ、これとかどう? この色合い、モノズ感マシマシやで」
「それなら……」
アクセントになる程度の細いベルトを渡されて、ゆうあ先生の案内で私は試着室に押し込められた。
着てみて分かる。すっごく動きづらい! このままじゃ恥ずかしいけどコンテスト用のステージ衣装に改造すれば、とか考えていたけど、これ無理だ。私の動きがぎこちなくなる。これ、本当に試着だけで終わってしまう。
「き、着替えたよ……」
「お、出てきた」
「……ところてん?」
「……もしかして、つんつるてん?」
「それー!」
「うーん、確かにいつもの雰囲気からだいぶ変わったけど……。紫音も思ったよりいたたまれない顔になってるなぁ」
「着てみたら余計に短くなっちゃってぇ……っ!」
試着品なので生地を引っ張ることもできないし、一瞬だけお披露目してすぐに試着室に引っ込んだ。もうこれ、モノズと写真撮るどころの話じゃない。
「帰っていいかなぁ……?」
「ダメに決まっとるやん。はーい、モノズとお写真撮りますよー」
「わぁーん!! モノズ、早く終わらせよっ!!」
「のず?」
よいしょっ、とモノズを抱き上げて、真っ赤な顔のままでカメラに視線を向ける。こっちやで、と皆でモノズを呼んでカメラに顔を向けてもらおうと奮闘すること数分。あっ……、腕がプルプルしてきた……っ!! 恥ずかしさとは違う意味で顔が赤くなって来たぞぉ……!!
「もうちょい気張れる?」
「む、むりっ……! 助けて……!!」
「しょうがない。ウチが助けたる。モノズ、ちょーっと触るよ」
「もず……、のず?」
「はい、お顔こっち。……いい子、そのまま待っててね」
「んず」
フユウちゃんがきゅっとモノズの顔の向きを調整。ささっ、とカメラの画角から外れた瞬間、待ってましたとばかりにロトムがスマホのシャッターを切った。
「撮れた! お疲れさん!!」
「んぁ〜!!」
「わわっ……! 紫音ちゃんしっかり!」
「モノズちゃん落としちゃう!」
「あばばっ……! あ、ありがとう……」
よたよたする私がモノズを落とす直前に、エイルちゃんとゆうあ先生から二人がかりで支えられて安全に床に座り込む。モノズ落とさなくて良かったぁ……。
あ……、でも商品汚しちゃったから、これはお買上げ確定だなぁ……。
「モノズの重さと恥ずかしさでいたたまれないっちゅーええ顔が撮れたで」
「恥ずかしいよぉ……」
「……ちなみになんやけどな?」
「うん……」
「大将に送信しました」
「……は」
「既読は付いたけど返信は無し。代わりにそこそこのLPが振り込まれたで。……買え、っちゅー事やと思うんやけど……、どう?」
「えっ……。えぇ〜!?」
何ということでしょう! この恥ずかしいコスチュームをハッサクさんに見られた。しかもそれを買って来なさいとばかりにLPが振り込まれたってどゆこと?
「…………ハッサクさんって、コスプレに興味があるってこと……?」
「ぶっ」
エイルちゃん以外のみんなが吹き出した。とりあえず、このドラゴン使いコスチュームお買上げは決定みたいです……。可愛い服買う体力と時間残っているかなぁ……。