ポートマフィア編
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濡れた頭を拭きながら浴室から戻る。
シャワーを貸して貰った上に着替えやタオルまで頂いて、なんだか至れり尽くせりだなともし私がマフィアの構成員なら即処刑されそうなことを考えつつ何故だかそわそわしている太宰に礼を言う。
何故か太宰は目が合ったと思えば固まり、かと思えば物凄い勢いで顔を逸らした。
なんだかその反応は久しぶりだなぁ、と懐かしみつつ、自分よりも随分と大きい太宰のそれはまるで包み込まれてるみたいで何となく安心する。
「……太宰の服、なんか着てると安心するね。」
だからだろうか。
こんなこと言うつもりは無かったのだがつい安心してしまって本音がポロリと口から零れ落ちてしまった。
何言ってんだろう、私。変態か。
自分に突っ込みを入れつつ、誤魔化すように後から、やっぱり自分よりもでかいからかなぁ。なんか護ってもらえてる気がするんだよねぇ。と呟く。
けどなんだろう、火に油を注いだような、余計に恥ずかしくなった気がする。
自分の羞恥心を紛れさせる為にも太宰に水道借りていい?と聞きつつ台所へ体を向ける。
まぁきっといいと言ってくれるだろう、と予測してそこに向かおうとしたのだが、私の逃亡を阻止するかのごとく、太宰はパシリと私の腕を掴んだ。
何事かと思い顔をあげつつ、太宰に問おうとすれば息が詰まったかのように声が出なくなった。
熱のこもった視線、
その熱が伝染したように掴まれた腕からも熱を帯びてそこから溶かされてしまいそうな錯覚に陥る。
だざい、
息が詰まる、
その視線に殺されてしまうような、溺れてしまいそうな、そんな気がして私は動けなかった。
「なまえ、」
ごくり、と息を飲んだのは私と太宰、一体どちらであっただろうか。
「私は、私は君のことが……!」
ドンドンドン
「ゴルァァァァ、太宰ィィィ!!ここにいんのは分かってんだよ!!さっさと出て来い!!仕事に戻んぞ!!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドン、
太宰が何かを言いかけたその時、玄関から上記のような扉をノックする音……というよりも殴る音と怒鳴り声が響いた。
太宰……と呼んでいることから太宰の知り合いだろうか。
太宰に目を向ければ、腕を掴んだまま固まっている。
……と思えばにっこりと笑った。しかし、その目は顔が笑うのと反比例してどんどん冷めていく。
「なまえ、悪いけどここで待っててもらえる
?今空気の読めないちびっ子を追い出してくるから。あぁ、危ないから絶対に玄関には来ちゃダメだよ。」
その言葉を残して太宰は銃を手に取り、玄関へと向かってしまった。
掴まれていた手は、まだ熱い。
シャワーを貸して貰った上に着替えやタオルまで頂いて、なんだか至れり尽くせりだなともし私がマフィアの構成員なら即処刑されそうなことを考えつつ何故だかそわそわしている太宰に礼を言う。
何故か太宰は目が合ったと思えば固まり、かと思えば物凄い勢いで顔を逸らした。
なんだかその反応は久しぶりだなぁ、と懐かしみつつ、自分よりも随分と大きい太宰のそれはまるで包み込まれてるみたいで何となく安心する。
「……太宰の服、なんか着てると安心するね。」
だからだろうか。
こんなこと言うつもりは無かったのだがつい安心してしまって本音がポロリと口から零れ落ちてしまった。
何言ってんだろう、私。変態か。
自分に突っ込みを入れつつ、誤魔化すように後から、やっぱり自分よりもでかいからかなぁ。なんか護ってもらえてる気がするんだよねぇ。と呟く。
けどなんだろう、火に油を注いだような、余計に恥ずかしくなった気がする。
自分の羞恥心を紛れさせる為にも太宰に水道借りていい?と聞きつつ台所へ体を向ける。
まぁきっといいと言ってくれるだろう、と予測してそこに向かおうとしたのだが、私の逃亡を阻止するかのごとく、太宰はパシリと私の腕を掴んだ。
何事かと思い顔をあげつつ、太宰に問おうとすれば息が詰まったかのように声が出なくなった。
熱のこもった視線、
その熱が伝染したように掴まれた腕からも熱を帯びてそこから溶かされてしまいそうな錯覚に陥る。
だざい、
息が詰まる、
その視線に殺されてしまうような、溺れてしまいそうな、そんな気がして私は動けなかった。
「なまえ、」
ごくり、と息を飲んだのは私と太宰、一体どちらであっただろうか。
「私は、私は君のことが……!」
ドンドンドン
「ゴルァァァァ、太宰ィィィ!!ここにいんのは分かってんだよ!!さっさと出て来い!!仕事に戻んぞ!!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドン、
太宰が何かを言いかけたその時、玄関から上記のような扉をノックする音……というよりも殴る音と怒鳴り声が響いた。
太宰……と呼んでいることから太宰の知り合いだろうか。
太宰に目を向ければ、腕を掴んだまま固まっている。
……と思えばにっこりと笑った。しかし、その目は顔が笑うのと反比例してどんどん冷めていく。
「なまえ、悪いけどここで待っててもらえる
?今空気の読めないちびっ子を追い出してくるから。あぁ、危ないから絶対に玄関には来ちゃダメだよ。」
その言葉を残して太宰は銃を手に取り、玄関へと向かってしまった。
掴まれていた手は、まだ熱い。