片翼の月 弍
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切島side
「13号だ!」
「私好きなんよねー」
もう1人の先生それがスペースヒーロー13号
であるのが分かり興奮する
緑谷と麗日
他にも施設の広大さに驚く
クラスメイト達の1番後ろの方で切島は
13号先生のありがたいお小言を聞きいていた
そして、
少し前に立っている
クラスメイト3人を見ていた
轟、夜羽、爆豪という順で
夜羽を挟んで横に並んでいる
ほんと、夜羽はどっちとも仲良いんだな
などと考えながら
中心にいる夜羽を見ていた
「小手先じゃない強さ、か」
バスでの言葉が
嬉しかった
少しだけ自信が持てた
もっと、もっと強く
もっと硬く
そのために俺はこの雄英高校で
学んでいきたい
自身の拳どうしを叩き合わせ
気合いを入れ直す
まずは先生の話をしっかり聞こう
レスキューのコツとか…
13号
「一歩間違えれば容易に人を殺せる"いきすぎた個性"を個々が持っている事を忘れないでください」
13号先生の
その言葉に爆豪と轟は弾かれたように夜羽を見て
爆豪は右手を轟は左の手のひらを見つめた
その妙にシンクロ率の高い行動は
1番後ろにいた俺と
2人に挟まれた夜羽自身しか
気づいていない
ちゃんと先生の話を聞こうと思っていた矢先ではあるが
2人の行動が気になって仕方ない
夜羽は笑っているのか肩を震わせている
そして器用に翼で2人の頭をべしっと叩く
ちなみに本人達は間に夜羽を
挟んでいたので
お互いの奇跡のシンクロに
気づいていない様だ
『ふふっ…まだ気にしてんの?』
「あ゙ぁ?んのことだ」
「あぁ」
頭ぶっ叩かれても爆豪が大人しいなんて、と
妙な関心を覚えていると
3人を見てた視線に夜羽が気づき
こちらに振り返る
そして爆豪と轟をほっぽり置いて
俺の横にきた
爆豪にはものすごい剣幕で睨まれているが
俺が夜羽を呼び寄せたわけでわは無いので
許して欲しい...
そして俺に何か耳打ちしようと
夜羽の顔が近づき不覚にもドキリと
心臓が跳ねる
『あの二人昔うちで個性事故起こしてねぇ
こーんなちっちゃいころの話なのに
まだ気にしてるみたい』
そっと耳元で囁き教えてくれる夜羽
小さい頃と手で示す身長は
幼稚園とか小学低学年位の身長だった
ド派手で強い個性
俺はそんな風にしか2人の個性を見ていなかった
だけどその分小さい頃には
コントロールするために
沢山苦労し続けてきたのかもしれない
そして夜羽は言わなかったが
あの2人の様子を見る限り
その個性事故で夜羽は怪我をおったの
かもしれない
「あぁ、だから今朝…」
間違えて傷つけることがない個性だと
爆豪は言ったのかもしれない
爆豪や轟でも
あんな顔することもあるんだな
友達は傷つけたくないもんな
才能マンの爆豪にも
そういった過去があったのか
俺ももっと...もっと...
13号
「ご清聴ありがとうございます」