片翼の月 弍
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飯田
「こういうタイプだった!くそう!」
対面式のバスに揺られながら
悔しがる飯田
勝己に隣に来るよう言われたが
またイタズラされそうだと思い
夜羽は逃げるように切島と蛙水の間に座った
舌打ちが聞こえた気がしたが
無視だ無視
そして移動中の車内の話題は
やはり個性やコスチュームだった
緑谷
「夜羽ちゃん!そのコスチュームは
何か機能とか着いてるの?」
『うん!このアームレットにはそれぞれ
1つづつ武器が収納できてね
刀と錫杖を収納してあるんだ!』
武器を持ったままでは飛びずらいと思い
要望として書いたものだが
まさかここまでコンパクトに持ち運べるとは
思っていなかった
『この袖口を広くしてもらったのも
後々クナイとか隠せたらなって、あとはね』
夜羽は出久達に見えやすいよう右足を上げる
そこに先程まで履いていたブーツはなく
部分獣化した脚だけになった
緑谷
「凄い!ブーツが消えた!」
『八咫警では当たり前にある機能だけどね〜
元に戻すと服や靴もそのまま元に戻るよ
普通の服を着てやると
真っ裸になっちゃうから「ブフォゴォ」』
梅雨
「夜羽ちゃん、女の子が
そんなこと言ったらダメよ」
夜羽の言葉に鼻血を吹き出し転倒する峰田
それを助けるものは一人もいない
今のは性欲の権化である峰田の前で
口にした夜羽も悪いので
梅雨ちゃんにたしなめられた
切島
「改めて見るとすげぇ爪」
芦戸
「猛禽類なら握力もかなりのものだよね!」
『そうだねぇ両足で人の頭引っ掴んで
ゴンってお互いぶつけさせれば
両方気絶しちゃうよ〜』
上鳴
「え、えぐっ」
蛙水
「それは握力というより脚力な気がするわ」
『本気で掴んだら爪が頭蓋骨に刺さりかねないからねぇ
人の頭同士ぶつけた方が安全!』
青山
「恐ろしい子…」
緑谷
「飛んで掴んで仕留める…かなり機動力が高くて強い個性だ!それに夜羽ちゃん自身も武器を使うとなると攻撃力もさらに上がって…ブツブツ」
峰田
「スカートとブーツの間の絶対領域…
しかも鳥に獣化してるとはいえ、あれは紛れもなく〝女子の生足〟…ブツブツ」
オタクと変態のぶつぶつは放置
『機動力なら梅雨ちゃん、瀬呂くんや飯田くんも凄いよねぇ』
緑谷
「うんうん、蛙水さんの上下横にも強い跳躍
使いようによっては常闇くんの個性も…」
話題が変わっても個性の話となると反応が早い
先程の推察のぶつぶつは自分の中で解決したのだろうか
いや、ノートに書き込んでいるようだ
授業が終わったらまた1人で
思考の渦に入り込むのだろう
蛙吹
「緑谷ちゃんの個性はオールマイトに似てるわよね」
緑谷
「そそそそそうかな!?いやでも僕はその」
『ははは、どもってるどもってる』
切島
「増強型は派手で出来ることが多くていいな!
俺の硬化はいかんせん地味なんだよなぁ」
出久
「そんなことないよ!」
『うん、すごいと思うよ!』
バキバキっと硬化させた切島の腕を
ペタペタと触る夜羽
『ほんとになにも効かないくらい
硬くなったら私のこの爪も、
物心ついた頃から鍛えた私の技術
なんにも通用しなくなっちゃうもん』
基礎学や尾白との組手で
夜羽の高い戦闘力はわかっているから
褒められるとくすぐったい切島
ポリポリと頬をかき
自分の腕に触れる夜羽から
少し目をそらす
『それに背中合わせで戦うなら
切島君みたいな人とがいいもんね
安心して任せられる』
「夜羽それは買い被りすぎだって…!」
『んーん、小手先じゃない
純粋な強さって、やっぱり
漢らしくてかっこいいとおもうよ』
切島
「夜羽…なんか俺、少し自信ついたぜ!」
『あはは!すこしだけ?』
切島
「さすがに、そんなすぐにはな…」
『攻撃だけじゃなくてさ
誰かを守るなら激強じゃん?
もっと自信持ちなって!」
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とうとうUSJ
映画のメリッサの登場シーン
跳ねるやつを小さくしてるのを見て
武器収納でもOKなんじゃ...と思い
そんな解釈でお願いします