片翼の月
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「おいコラ、これは一体どういうことだクソ鳥頭!」
『あはは、サプライズ?』
「ふざけてんのかてめぇ」
『いててて』
ヒーロー基礎学も無事終え放課後
教室の外の廊下にて
夜羽は勝己に捕まり尋問中だ
勝己の大きな手が夜羽の頭の上に置かれ
夜羽の返答が気に食わなかったのか
手に力を入れて頭をキリキリとわし掴む
「どういうことかきっちり説明してもらうぞ」
『えぇ〜話せば長くなるよー』
「あ゙ぁ?てめぇ…この後か明日空いてんのか?」
「あっ!夜羽こんな所にいた!
ってごめん爆豪と話してた?」
「っち」
『三奈ちゃん!んーん!大丈夫だよー』
「よかねぇだろ」
芦戸に呼ばれ嬉しそうに笑う
夜羽の頭をそっと手放す勝己
手放した瞬間芦戸の方へ駆け寄ってゆく
夜羽の背中を見つめ
勝己も後に続き教室へ
教室に入ると放課後だと言うのに
ほとんどのクラスメイトが残っていた
麗日
「おっ、夜羽ちゃん来た!」
芦戸
「実は土曜か日曜にみんなで交流会しよって
話しててね!」
葉隠
「急なお誘いになっちゃったけど
夜羽ちゃんもどうかなーって!」
『えっ、来たばっかりの私がいいの?』
麗日
「だからこそやん!」
女子の言葉に再度嬉しそうに顔を綻ばせ
夜羽は一瞬考えた後に勝己をみて
『日曜日なら大丈夫!』
「ほんと?轟も日曜日は大丈夫みたいだからよかった!
あとは爆豪だけなんだけど……」
『え?かっちゃん来ないの?なんで?』
信じられない
とでも言うように目を丸くし
勝己を見る夜羽
「うっせぇ!行きゃいいんだろ行けば!」
今まで断固拒否だった勝己の
急な心変わりにみんな驚きつつも
全員参加できることに喜んだ
『じゃあ私、今日はこのあと用事があって!
三奈ちゃん連絡先教えとくから
詳細決まったらまた教えてね!』
「は?ケータィ……?」
ポケットから携帯電話を取り出し
手慣れない様子で芦戸と連絡先を交換し
それを呆けた顔で見てる勝己
またね!と忙しなく
扉からではなく窓から出ていく夜羽を
皆見送る
芦戸
「よーし!夜羽ちゃんもバクゴーも
来てくれることになったし何するか
これからみんなで決めよーよ!」
葉隠
「三奈ちゃん爆豪くんもう帰っちゃったよー」
芦戸
「えっはや!」