片翼の月
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『梅雨ちゃんの舌の長さはMAX20メートル
まず狙うなら上空にいる私じゃなくて
創造に集中してる百ちゃん…
だから百ちゃんを中心に
半径20メートル範囲を見張ってれば……
ほら、身じろいだ』
広く障害物が多いこのステージで
ただ闇雲に探し回るのは効率が悪い
こちらは飛びずらいし
相手は隠れやすい
けれど索敵範囲を狭めてしまえばこちらのもの
上空にいれど夜羽の眼は鷲と同様
昼間は人間の8倍以上の視力を持つ
相手が動けば見つけるのは容易い
『梅雨ちゃんみっけ!』
「ケロ〜」
足だけを部分獣化し
八百万に向かって伸びていった舌をワシ掴む
そしてそのまま上空へ
梅雨ちゃんの両腕と舌を捕縛テープで括りつけ
そのまま
『瀬呂くんパース!』
「はいよー!ばっちこーい!」
瀬呂が蜘蛛の巣状に張っていたテープの中に
梅雨ちゃんを放り込む
「よしっ梅雨ちゃん確保っと」
梅雨ちゃんを手放し
瀬呂が拘束を終え
2人が合流しようとした
瞬間
「ごめんね夜羽ちゃん!
今度なにかご馳走するからー!」
『ひゃっ』
もの陰に隠れていた上鳴が
放電を放つ
「夜羽ちゃん!」
瀬呂は急いでテープを伸ばすも
放電に焼かれ
夜羽には届かなかった
墜落していく夜羽
その下には尾白が待ち構える
「悪く思わないでくれ夜羽さん!」
落ちてゆく夜羽に追い打ちをかける
尾白のしっぽ
どのくらい強いのか
何も分からない夜羽に対する
油断のない追撃
ドゴーン
辺りに響く激突音に土煙が舞う
「尾白!やったか?!」
「……いやっ」
土煙が晴れ、見えたのは
口元に笑みを浮かべ
翼で尾白のしっぽをガードする夜羽の姿
『こっちこそ、百ちゃんを狙わず
私のところに来てくれてありがとう』
攻撃を阻まれ尾白は即座に
2-3歩下がり間合いを取る
『チップを持ってるのは尾白くんかな?
梅雨ちゃんかな?どの道上鳴君は
味方が近くにいる今、放電は今使えない』
「…まさか…わざと落ちてきた?」
自分をおびき出すために
そう言い終える前に
拳を構える尾白に対して
夜羽も拳を構え攻撃を速攻で仕掛ける
その動きはどう見ても先程の
上鳴の放電は効いていない
すぐに応戦して見せたものの
尾白の顔は驚きをかくせていない
『すぐ飛んで距離をとって
遠距離攻撃を仕掛けてくると思ってた顔だ』
「夜羽さん…何か武術をやってるね」
やってる?などの疑問形ではなく
確信を持ってやってるという尾白
その言葉に夜羽は
小さくため息をついた
『ねぇ、尾白くん
八咫烏警察の戦闘スタイル……知ってる?』
「八咫烏警察が得意とするのは
その翼を生かした空中戦!
上空で巧みに連携して個性や遠投武器を用いて
ヴィランを捕まえる
ヒーロー以外に唯一戦闘において
個性の使用を許可された警察機関だ」
『うーん、半分正解!』
「半分?」
『まぁ、しょうがないよね
ヒーロー目指してる子がわざわざ他組織
の事を調べたりしないもんね!けど、
その認識の甘さ、先入観が
プロになってからの足枷になる!』
夜羽は再度尾白への距離を詰め
攻撃を仕掛ける
2人の攻防を創造の為に
身を隠していた八百万が盗み見る
「夜羽さん…あの尾白さんに
あそこまでくらいつけるほどの
武闘センスをお持ちとは……
私の創造も、もう完成間近
そろそろ瀬呂さんを…」
瀬呂と八百万が作戦のために動き出した
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1回書いたのと同じ文章を書くって
なかなか難しい