片翼の月
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森の夜道を大人3人子供1人が
手持ち提灯を掲げながら歩いていた
沈黙が続く道中
闇を生きる生き物達の微かな
声や息遣いが聞こえてくる
それを遮るように爆豪は
前後に歩く3人に声をかけた
「あの腕やったの、あいつの親父なんか?」
黙ったまま帰っても良かったが
何となく気になったので聞いてみた
夜道はまだ長いのも分かっていたから
直に現場を見た者はいないのだろう
顔を見合せながらこまった顔をしていた
「まぁあの日、道場にはお嬢と
親父さんしかいなかったからな」
「直接は見てないけどそうなんだろうな」
「そういやかっちゃんはまだおやっさんとは会ったことないのか」
ここ数年の付き合いだが
噂程度にしか聞いた事のない
存在に舌打ちする
「ねぇな。仲悪いんか?」
「いんや、引くほど子煩悩だな」
「そうそうだからお嬢が怪我してるのを見た時は
森林火災でも起きるのかと…」
「おぃ、縁起でもねぇこと言うな…」
「けど親父さんもかなりの
ズタボロだったみてぇだな」
「ふぅん…」
進路の話をして、ズタボロになるまでの親子喧嘩
一体何があったのやら
「…もしかして、雄英行きたいっつったんじゃね?」
ドキリっ
自分でもびっくりするくらい心臓がはねた
あいつが雄英に…?
「いや、明日雄英の試験日だかあいつは
じいさんと予定あるって…」
言ってたじゃないか
暗に否定されただろ…
「おぉそうか、まぁ確かに雄英行きたいって
言えばあの子煩悩だ、反対せずに好きに
させるだろうしなぁ」
「むしろ確実に入学させるために
あの手この手と根回しする姿が目に浮かぶ…」
「かっちゃん、今からでも遅くねぇ、
俺たちが八咫高受けれるよう掛け合ってやろうか?」
「余計なお世話じゃ!おれァヒーローになるんだわ!」
「めげないねぇ…」
なんやかんやしっかりと玄関先まで送られ
3人は帰って行った
結局、夜羽の怪我の理由と喧嘩の原因は
分からずじまい
わかったのは明日、雄英を受けないということだけだった
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八咫警の人達は必ずスリーマンセルで動きます
なのでいつも「」を3つ使うのを
心がけたりかけなかったり…