片翼の月
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『帰ったら確実にドヤされそうだなぁ
よし〜!のんびり帰ろう〜』
ということで
朝ごはんとお昼ご飯とおやつにアイス
ガッツリ爆豪家の食卓でお世話になった
彼女はその後も帰らずに街をウロウロしてた
1晩ぐっすり寝て沢山食べて
綺麗に治った翼を羽ばたかせる
幸いなことに今日は
ヴィランとは遭遇することも無かった
今は完全獣化ではなく
いつもの人型に羽が生えた姿で
街や公園をうろついてる
多くの建物や商業施設、電車やバスが
どれも目あたらしくて
つい色んなところをウロウロしてしまう
そしていい加減帰ろうかと
思案していた時
遠くから聞きなれた声が聞こえた
最後に挨拶がてら顔をのぞかせてみようと
声の主の元へ
声をたどって、たどり着いたのは
放課後お友達に絡む爆豪だった
「デクてめぇ」
「ひぃぃい」
爆豪を見つけて友達と
じゃれているのを観察していた
『あはは、街にいる時はかっちゃん
もっと口が悪いなぁ〜』
連れの友達は爆豪がこわいのか
ずっとオドオドしている
人間観察も飽きたので
翼を広げ、爆豪とそのお友達の元へ飛ぶ
『ねぇねぇ君、かっちゃんの友達?
名前はなんて言うの?私ともお友達になろ?
高校はどこに行く予定ぃグェっ…』
「いきなり現れて何ぬかしてんだ
この鳥頭ぁー!」
女の子の頭を鷲掴みにする
爆豪に一緒にいた男の子はまたも
アワアワオロオロしている
「わわわっ!かっちゃん女の子に暴力は…!」
「こいつぁいいんだよ」
『ははは、酷いなぁかっちゃんのお友達と
私もお友達になりたかっただけなのにぃ』
「友達じゃねぇ!」
『またまたぁ、照れちゃって』
ぐぬぬぬぬ、と夜羽の頭を掴みながら
唸る爆豪は無視して
ぺっと夜羽を鷲掴む手をを引き剥がし
少年の元へ駆け寄る
『ねぇねぇ君、あの時森にいた子だよね?』
「え?あの時?」
「てめぇー夜羽!余計なことを言うんじゃねぇ!」
『私はね月乃瀬夜羽!個性は飛べるよ!
八咫中の3年生なんだ〜かっちゃんとは…
幼なじみ?腐れ縁?なんてんだろ』
「君もかっちゃんと幼なじみ?
僕もかっちゃんとは幼稚園の頃から
一緒なんだけど…夜羽ちゃん…
どこかで会ったことあるかな?
かっちゃんからも聞いた事…」
「うるせえクソナード!
余計なこと言うんじゃねぇ!」
後ろでずっとギャイキャイ
言って話をさえぎろうとする爆豪を
夜羽はツンとひと睨みし
『かっちゃんいるとお話できないね』
「一昨日来やがれクソ鳥頭」
『はいはーい、じゃあバイバイかっちゃん、
んで君は一緒に散歩に行こ!』
「へ?」
言うがいなや夜羽は素っ頓狂な声を出す
爆豪のお友達の手を取り
軽々と飛び去ってしまった
「んなっ!こんのクソ鳥頭ぁー!」
飛んでいくふたりをダッシュで追いかけるが
人間1人抱き上げていても夜羽の
スピードは落ちない
やがて見えなくなった2人に舌打ちをして
爆豪は家のある方へ引き返して歩いていった
ーーーーー
ようやく出久くん出せました…
次回は空中デェト