私が代わろうその役目
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タルタロス探索初日を終えた私達は、誰も大きな怪我をすることもなく無事寮に戻る事ができた。部屋に帰ってきたあと、ベッドに倒れこむ様に眠ってしまった。影時間での活動にはいつも以上に体力を消耗するのは知っていたが実際に活動すると話が違ってくる。昨日はタルタロスだったし、想像以上の倦怠感だ。体力には自信があったが、心身ともにストレスが掛かってよほど疲労したのだろうか、疲れが取れきれず今朝目覚めた時からずっと眠い。さっきようやくお昼のチャイムが鳴ったところだ。
「雪村さん、今日は眠そうだな。江古田の嫌がらせ小テスト終わった後、寝てたろ。」
『今日は朝からずっと眠いんだよねー。』
「ペン置くの早かったけど、小テストは捨てたん?」
『いや?ちゃんと回答埋めてから寝たよ?』
「いやいや、埋めるだけじゃだめっしょー。どれどれ、何点。」
午前中の最後の授業、江古田先生の授業で行われた抜き打ち小テストは、その場で採点され返却されるものだった。机の上に置きっぱなしだったそれを隣の席の友近君に奪われた。
『え、ちょ、勝手に持ってくな!』
「……え、満点?」
『はあ…、勝手に見るとかノンデリ男め。』
「ちょっと待って、雪村さんって頭良いの?」
『勉強が苦じゃないだけだよ。気がまぎれるし。』
友近くんと話していると、机の前に誰かが立った。誰だと思い見上げる。
「お、結城。」
「へえ、満点。意外。」
『理君も、失礼だなー。っでどうしたの?』
「ちょっと、いい?」
『…ここではちょっとな話ね?いーよー。』
私が返事をすると理君はさっさと教室の入口に行ってしまった。ついていくと、屋上についた。
何人か昼食を摂っていたが、距離が離れているから会話は聞かれないだろう。近くのベンチに腰掛けた。今日はすごく天気がいい、暖かな春の風に乗せて桜がここまで舞っている。フェンス越しに見える桜並木をバックに理君を見た。
『やっぱり、理君には春が似合う。』
「やっぱり?」
『え、声出てた?』
「出てた。」
『……あー。青とピンクって相性いいからさ、似合うだろうなと思ってたんだ。…そ、そんな事より話って何?』
やっべー心の声出てたとか恥ずかしすぎる。苦し紛れだけどこの言い訳で納得してくれー。
「昨日、タルタロスで何か言いかけてたから。気になって。」
『大した事じゃないよ。エリザベスが私の事他に何か言ってなかったかな?ってだけ。』
「うーん。玲のペルソナが少し特殊だからコツがいるってくらいしか聞いてないな。」
『そっか、コツか…。』
「…さっき。勉強は気がまぎれるって言ってたけど、大丈夫?」
『ん?平気だよ。昔の話だし、機会があったら今度話すよ。あんまり面白い話じゃないけど。』
「そっか。僕で良かったら相談して。」
『ありがとう。』
一通り話終わったのか、のんびり理君は空を見上げた。つられて見上げると雲が穏やかに流れていた。お昼寝日和だなと思ったら隣から空腹の音が聞こえた。
『ははっ、お昼にしよっか。一緒に食べよ。』
「……ああ。」
『流石に今日はお弁当作る元気なくて購買行こうと思ってるんだよね。理君も購買?』
「僕も購買。あの寮で自炊してる人居たのか。」
『今のところ私だけっぽい?私も毎日じゃないし、順平君がカップ麺作りに来てるくらい?』
「僕は料理、しないかな。」
『面倒だしね。さあ、購買に買いに行こう。』
「雪村さん、今日は眠そうだな。江古田の嫌がらせ小テスト終わった後、寝てたろ。」
『今日は朝からずっと眠いんだよねー。』
「ペン置くの早かったけど、小テストは捨てたん?」
『いや?ちゃんと回答埋めてから寝たよ?』
「いやいや、埋めるだけじゃだめっしょー。どれどれ、何点。」
午前中の最後の授業、江古田先生の授業で行われた抜き打ち小テストは、その場で採点され返却されるものだった。机の上に置きっぱなしだったそれを隣の席の友近君に奪われた。
『え、ちょ、勝手に持ってくな!』
「……え、満点?」
『はあ…、勝手に見るとかノンデリ男め。』
「ちょっと待って、雪村さんって頭良いの?」
『勉強が苦じゃないだけだよ。気がまぎれるし。』
友近くんと話していると、机の前に誰かが立った。誰だと思い見上げる。
「お、結城。」
「へえ、満点。意外。」
『理君も、失礼だなー。っでどうしたの?』
「ちょっと、いい?」
『…ここではちょっとな話ね?いーよー。』
私が返事をすると理君はさっさと教室の入口に行ってしまった。ついていくと、屋上についた。
何人か昼食を摂っていたが、距離が離れているから会話は聞かれないだろう。近くのベンチに腰掛けた。今日はすごく天気がいい、暖かな春の風に乗せて桜がここまで舞っている。フェンス越しに見える桜並木をバックに理君を見た。
『やっぱり、理君には春が似合う。』
「やっぱり?」
『え、声出てた?』
「出てた。」
『……あー。青とピンクって相性いいからさ、似合うだろうなと思ってたんだ。…そ、そんな事より話って何?』
やっべー心の声出てたとか恥ずかしすぎる。苦し紛れだけどこの言い訳で納得してくれー。
「昨日、タルタロスで何か言いかけてたから。気になって。」
『大した事じゃないよ。エリザベスが私の事他に何か言ってなかったかな?ってだけ。』
「うーん。玲のペルソナが少し特殊だからコツがいるってくらいしか聞いてないな。」
『そっか、コツか…。』
「…さっき。勉強は気がまぎれるって言ってたけど、大丈夫?」
『ん?平気だよ。昔の話だし、機会があったら今度話すよ。あんまり面白い話じゃないけど。』
「そっか。僕で良かったら相談して。」
『ありがとう。』
一通り話終わったのか、のんびり理君は空を見上げた。つられて見上げると雲が穏やかに流れていた。お昼寝日和だなと思ったら隣から空腹の音が聞こえた。
『ははっ、お昼にしよっか。一緒に食べよ。』
「……ああ。」
『流石に今日はお弁当作る元気なくて購買行こうと思ってるんだよね。理君も購買?』
「僕も購買。あの寮で自炊してる人居たのか。」
『今のところ私だけっぽい?私も毎日じゃないし、順平君がカップ麺作りに来てるくらい?』
「僕は料理、しないかな。」
『面倒だしね。さあ、購買に買いに行こう。』
