私が代わろうその役目
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気がつくとどこかの駅前に立っていた
遠くで電車の音やアナウンスの声がする
左手にはスクールバック右手には巌戸台分寮への行き方パンフレット
後ろを振り向けば巌戸台駅の文字が見えた
完全にペルソナ3の世界にトリップしましたねコレ
『ま、マジですか…。』
日付を確認しようとポケットに入ってた携帯を開いたとたんに電源が落ちた
周りの電灯も暗くなって棺桶だらけになっている
『いきなり影時間ですか…怖。適性が合った事を喜べば良いのか複雑だわー。』
困惑を隠せない状況でコツコツと足音が響いてきたので思わず顔を上げると、見慣れた青髪の少年が駅から出てきた
声をかけるか?どうしよう…でも怖いし行くとこ多分一緒だし…正直この地図で寮まで辿り着ける気がしない
『あの!すみません!この巌戸台分寮ってとこ行きたいんですけどこの辺来たばかりで…。』
「……そこ、僕も行く。」
『よかった!一緒に行ってもいいですか?』
「いいよ。」
『私、雪村玲って言います。コンゴトモヨロシク。』
「結城理。」
名前だけ言ってさっさと先に進んで行ってしまった理君に着いて行って無事巌戸台分寮についた。ドアを開けるとそこには囚人服のようなものを着た少年ファロスがこちらを見ていた。
「遅かったね、長い間、君達を待っていたよ。さあ、契約書にサインを。」
『え、私も?』
「うん、この先へ進むなら、ここに署名をして。一応、『契約』だからね。」
『わかったよ。』
まさか自分も書かされるとは思わなかったな。と思いながらサラサラと書いていく
書き終わると少年は中身を確認してこう告げた
「時は、誰にでも結末を運んでくるよ。たとえ、耳と目を塞いでいてもね。…さぁ、始まるよ。」
少年が暗闇に消えたとたん周りの電気がついた。影時間が終わってホッとしてると、今度はゆかりちゃんと美鶴さんが出てきた。
生ゆかりちゃんめっちゃ可愛い!美鶴さん美人すぎるう!おっと顔に出ない様にしなければ、ただでさえ疑われてるのに不審者になるのはごめんだ。
「…君が結城理だな。そして、君の隣にいるのが雪村玲で合っているかな?」
『合ってます』
「私は桐条美鶴。3年だ。そしてこちらは岳羽ゆかり。この春から2年になるから、君らと同じだな」
「岳羽です」
「結城です」
『雪村です、ヨロシク』
「今日はもう遅い。部屋は2階の1番奥と3階の1番奥に用意してある。荷物も届いているはずだ。すぐに休むといい。」
「あ、じゃ、案内するんで、ついて来て下さい。」
ゆかりちゃん先導でそれぞれの部屋に案内された。先に2階の理君からだった。別れ際に気まぐれに手を理君に向けて振ってみた。この時期はどうでもいい全開だからどうかなーって思ったんだけど、不思議そうな顔しながら振りかえしてくれたので良しとします。
ドアが閉じた後ゆかりちゃんがこちらをなんとも言えない表情で見ているのに気がついた。
「あの…さ。」
『どうしたの?』
「…駅からここまで来る間、ずっと平気だったの?」
このセリフ結局何に対してだったのだろうか?シャドウ?それとも影時間の独特な雰囲気の話?まあ、聞いても答えてくれないんだろうけど。
『どういう意味?』
「どういう意味って…、その様子だとほんとに平気みたいだね…ならいいんだ。ごめん、気にしないで。次は雪村さん案内するね。」
『…あのさ、良かったら私のこと玲って呼んでよ。私達同い年だし、岳羽さんと仲良くしたいなー。』
「突然ね、良いけどさ。じゃあ私もゆかりって呼んでよ。」
『うん、ありがとうゆかりちゃん。』
よっしゃ名前呼びに出来たぞ!これでボロが出るリスクを減らせる。
そのあと部屋に案内されたので部屋を散策した。荷物が入ってたダンボールに制服が入っていた。あと私物やらが少し、最低限って感じだった。当たり前だけどペルソナ関連は無かった…。自分で書いた攻略チャートノートも無かったのは地味に悲しい。後で覚えてるだけでもどこかに書き直さなくてはいけない。そもそも自分のペルソナがあるのかもあやしいし、これからどう立ち回っていこう。
『……今考えても無駄か。寝よう。』
電気を消してベッドに横たわる。これからのことは明日考えよう。ちょっと早起きして近くを散策しようかな。
