もう一度、始めよう
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尚SIDE
我愛羅に禁術が掛けられて、術を解く方法も分からない。
驚いたし、悲しかった。我愛羅の中にはもう、私や子供達の記憶は無い。
他人と同然か、それ以下の存在にしか、彼の目には映らない…。
もしかしたらずっとこのまま、我愛羅が戻る事は無いかも知れない…。
そんな信じたくない現実に、気が遠くなって足が震える…。だけど、倒れる訳にはいかない。
子供達に不安を与える訳にはいかない。
訳が分からないのは我愛羅の方なんだから、私がしっかりしないと…。
我愛羅が死んでいたかも知れない事を思えば、全然マシだ。
我愛羅が我愛羅でなくなったんじゃない。
私が知らない頃の、一番辛い時の我愛羅に心が戻っただけ、彼の本質は変わっていない…。
あんなに警戒心を剥き出しにして、目に入るもの全てを恨んで憎んで、
呪っている目をしないと生きていけない程のことが、我愛羅にあったんだ。
私が囚われて、眠っている間に彼に一体どれだけの苦しみに耐えて来たのか。
私には想像も出来ないけど、例え元に戻らなくても
…あの時は、一番辛い時に側にいられなかったから、今度はどんなことがあっても、私は彼の側にいる。
子供達にも、あるがままに説明した。
お父さんは、今は私達の事が分からないけど、お父さんじゃなくなった訳じゃないと。
悪い人の術に掛かってしまって、いつもと違うし、
怖いかもしれないけど、嫌いにならないであげてほしいと。ただ、側にいてあげてほしいと…
守羅と愛花には難しいのも、分かりにくいのも分かっているけど、今はそう言うしか無い。
実際、血を分けた子供達に、我愛羅が無意識に何かを感じているのは確かだし、
戸惑っているけど追い出すこともしないあたり、
私達が自分に危害を加える存在じゃないと認識してくれているみたい。
私は普段通りに我愛羅に接する。
いつか、少し前の『幸せな日常』が戻る日を信じているから。
我愛羅は我愛羅のままだと、信じているから…。
我愛羅に禁術が掛けられて、術を解く方法も分からない。
驚いたし、悲しかった。我愛羅の中にはもう、私や子供達の記憶は無い。
他人と同然か、それ以下の存在にしか、彼の目には映らない…。
もしかしたらずっとこのまま、我愛羅が戻る事は無いかも知れない…。
そんな信じたくない現実に、気が遠くなって足が震える…。だけど、倒れる訳にはいかない。
子供達に不安を与える訳にはいかない。
訳が分からないのは我愛羅の方なんだから、私がしっかりしないと…。
我愛羅が死んでいたかも知れない事を思えば、全然マシだ。
我愛羅が我愛羅でなくなったんじゃない。
私が知らない頃の、一番辛い時の我愛羅に心が戻っただけ、彼の本質は変わっていない…。
あんなに警戒心を剥き出しにして、目に入るもの全てを恨んで憎んで、
呪っている目をしないと生きていけない程のことが、我愛羅にあったんだ。
私が囚われて、眠っている間に彼に一体どれだけの苦しみに耐えて来たのか。
私には想像も出来ないけど、例え元に戻らなくても
…あの時は、一番辛い時に側にいられなかったから、今度はどんなことがあっても、私は彼の側にいる。
子供達にも、あるがままに説明した。
お父さんは、今は私達の事が分からないけど、お父さんじゃなくなった訳じゃないと。
悪い人の術に掛かってしまって、いつもと違うし、
怖いかもしれないけど、嫌いにならないであげてほしいと。ただ、側にいてあげてほしいと…
守羅と愛花には難しいのも、分かりにくいのも分かっているけど、今はそう言うしか無い。
実際、血を分けた子供達に、我愛羅が無意識に何かを感じているのは確かだし、
戸惑っているけど追い出すこともしないあたり、
私達が自分に危害を加える存在じゃないと認識してくれているみたい。
私は普段通りに我愛羅に接する。
いつか、少し前の『幸せな日常』が戻る日を信じているから。
我愛羅は我愛羅のままだと、信じているから…。