貴方の隣に在る為に…
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それから更に数か月後。
ヒナタからお墨付きをもらい、体術指南は終了した。
「今の尚さんなら、中忍が相手でも大丈夫。これからも鍛錬を続けて下さいね」
「はい、ありがとうございました!」
深々と頭を下げる尚に、ヒナタが苦笑する。
砂の里から木の葉に帰って行く背中を、尚はずっと見送った。
(ありがとう、ヒナタちゃん…)
「…もういいのか?」
「ん?」
ナルト達を見送って、我愛羅と家に帰ってすぐに、我愛羅が呟いた。
振り返ると、微笑む我愛羅がいた。
「ずっと、二人で何かしていただろう?もう済んだのか?」
「やっぱり気付いてたんだね」
苦笑する尚に、我愛羅がそっと尚を抱き締める。
「体にそんなに傷をつくっていたら、嫌でも分かる…何をしていたのかは聞かないが、
お前が傷付くのは見たくない。…もう、済んだのか?」
「うん、ありがとう。ずっと見守っててくれて…」
「ん…」
広い背中に腕を回すと、我愛羅が首筋に擦り寄る。
(これからは、私も貴方を守るから…)
それから数日後に、事件は起きた…。
「こんにちは」
「あら、尚様!いらっしゃいませ」
いつもの様に、夕飯の買い物に来た尚は、八百屋の女性に声を掛けた。
「今日は何にします?」
「そうだなぁ…人参と、じゃがいも…」
「おい、何だアレ?」
「煙?広場の方だわ!」
尚は声のした方を見ると、煙が空高く上がっているのが見えた。
――ザワッ…!
「っ!」
嫌な予感がした。あの煙が上がっている方角には広場がある。
その広場は…子供達の遊び場だ。
(まさか…!)
予感に押されて、買い物かごを投げ出して駆け出す。
後ろで店の女性の声が聞こえた気がしたが、そのまま走った。
「オラオラァ!退けぇ餓鬼共ッ!!」
「うわあぁああ!!」
「きゃああぁあ!!」
抜け忍と見られる輩が子供相手に見境無く、クナイや剣を振り回して脅す。
「簡単に潜入できたな!」
「このまま里をぶっ壊してやるぜ!」
この日、我愛羅や里の戦力の主力たちは他里へ出向いていたり、任務に出ていたりで
ほとんど戦力が無いに等しい状態だった。
彼らはソコを狙っていたのだ。
「うぁっ!」
逃げ惑う子供達の中に、愛花と守羅もいた。恐怖で足がもつれて転んだ愛花に、守羅が駆け寄る。
「愛花ッ!」
「ん?こいつら確か…」
逃げ遅れた二人に、抜け忍の一人が気付いた。
「風影のガキ共じゃねぇか…」
ニイィ…と不気味な笑みを浮かべる男に、守羅が愛花を背に立ち塞がる。
ヒナタからお墨付きをもらい、体術指南は終了した。
「今の尚さんなら、中忍が相手でも大丈夫。これからも鍛錬を続けて下さいね」
「はい、ありがとうございました!」
深々と頭を下げる尚に、ヒナタが苦笑する。
砂の里から木の葉に帰って行く背中を、尚はずっと見送った。
(ありがとう、ヒナタちゃん…)
「…もういいのか?」
「ん?」
ナルト達を見送って、我愛羅と家に帰ってすぐに、我愛羅が呟いた。
振り返ると、微笑む我愛羅がいた。
「ずっと、二人で何かしていただろう?もう済んだのか?」
「やっぱり気付いてたんだね」
苦笑する尚に、我愛羅がそっと尚を抱き締める。
「体にそんなに傷をつくっていたら、嫌でも分かる…何をしていたのかは聞かないが、
お前が傷付くのは見たくない。…もう、済んだのか?」
「うん、ありがとう。ずっと見守っててくれて…」
「ん…」
広い背中に腕を回すと、我愛羅が首筋に擦り寄る。
(これからは、私も貴方を守るから…)
それから数日後に、事件は起きた…。
「こんにちは」
「あら、尚様!いらっしゃいませ」
いつもの様に、夕飯の買い物に来た尚は、八百屋の女性に声を掛けた。
「今日は何にします?」
「そうだなぁ…人参と、じゃがいも…」
「おい、何だアレ?」
「煙?広場の方だわ!」
尚は声のした方を見ると、煙が空高く上がっているのが見えた。
――ザワッ…!
「っ!」
嫌な予感がした。あの煙が上がっている方角には広場がある。
その広場は…子供達の遊び場だ。
(まさか…!)
予感に押されて、買い物かごを投げ出して駆け出す。
後ろで店の女性の声が聞こえた気がしたが、そのまま走った。
「オラオラァ!退けぇ餓鬼共ッ!!」
「うわあぁああ!!」
「きゃああぁあ!!」
抜け忍と見られる輩が子供相手に見境無く、クナイや剣を振り回して脅す。
「簡単に潜入できたな!」
「このまま里をぶっ壊してやるぜ!」
この日、我愛羅や里の戦力の主力たちは他里へ出向いていたり、任務に出ていたりで
ほとんど戦力が無いに等しい状態だった。
彼らはソコを狙っていたのだ。
「うぁっ!」
逃げ惑う子供達の中に、愛花と守羅もいた。恐怖で足がもつれて転んだ愛花に、守羅が駆け寄る。
「愛花ッ!」
「ん?こいつら確か…」
逃げ遅れた二人に、抜け忍の一人が気付いた。
「風影のガキ共じゃねぇか…」
ニイィ…と不気味な笑みを浮かべる男に、守羅が愛花を背に立ち塞がる。