中忍試験本選。

我愛羅はうちはサスケと対戦し、傷を負ってしまう。そしてはじまった『木の葉崩し』

砂と音の忍が、木の葉に襲い掛かる。我愛羅達を追って飛び出したサスケを追うために、

数名の下忍が選抜される。

カカシの忍犬、パックンを筆頭にナルトとサクラが続く。

一方、手負いの我愛羅を庇いながら、テマリとカンクロウも奮闘するが、

体力とチャクラが限界に達しようとしていた時、遂にサスケに追い付かれる。

テマリとカンクロウが足止めするも、サスケは止まらず我愛羅が守鶴の砂を纏い、憑依体となって応戦する。

手負いながらもサスケを圧倒する我愛羅。

サスケはカカシから禁じられた『三発目の千鳥』を呪印の力で無理に発動させ、

我愛羅に手傷を負わせたものの、自信もチャクラを使い果たし、

呪印に体を蝕まれ、自由を奪われてしまう。

身動き出来ないサスケに我愛羅が止めをさすために襲い掛かるが、

寸でのところで駆けつけたナルトによって阻止される。

『長い孤独を独りで生きて来た我愛羅』に、ナルトは自分自身を重ね、我愛羅の強さに竦んでしまう…。

サスケを守るために目前に迫る我愛羅に立ちはだかるサクラも、我愛羅の砂の手に囚われてしまう。

囚われたサクラと、呪印に苦しむサスケを救うため、ナルトは我愛羅に立ち向かう。

力の差は歴然、しかしナルトは自分の持てる全てで仲間を守る。

そんなナルトの姿に『お前は本当の強さの意味をはき違えている』と我愛羅は嗤う。

『自分のためだけに戦う者が強い』とする我愛羅と、

『大切な誰かのために戦う事が強さの意味』だと言うナルト…。

ついに戦いは、我愛羅が狸寝入りの術を用いて守鶴の本体を呼び出し、ナルトは口寄せの術で巨大なカエル、

ガマ親分を呼び出して、壮絶な戦いが繰り広げられる。

狸寝入りで眠りについた我愛羅を起こせば、守鶴の意識は我愛羅の中に戻せると、

ナルトはガマ親分とのコンビ変化で九尾の妖狐に変化する。

我愛羅を叩き起こしたナルトは、すでにチャクラは残っておらず、絶望的かと思われたが

ナルトは自身の中に封印された九尾のチャクラを練りだし、我愛羅に拳を振り下ろす。

砂によってナルトの拳が止められたが、

最後の最後…ナルトの繰り出した頭突きが、我愛羅に直撃し、守鶴の体を形作っていた砂が崩れ去った。