彼方へ消えた 愛しい人…
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夜、尚は我愛羅との約束の前に、地下にある植物園の様子を見に来ていた。
砂漠には植物が育ちにくい。薬草や薬の材料になる植物がまだまだ足りない。
だから、尚は地下にある広い場所に種をまき、自分の血を与え、自生する植物にして育てていた。
尚の血は植物に与えれば、その植物は自生するものに変わるので、
少しの手入れをするだけで良い。おかげで随分と薬草が豊富になりつつあった。
「うん、順調に育ってる」
薬草不足だった病院も、尚の育てた植物達のおかげで、
対処しきれなかった病気や怪我に効く薬を開発出来ているらしい。
(少しでも、里や我愛羅達の助けになりたいからね…)
そっと側の薬草を撫でて微笑む。
だが、この時…尚は知らなかった。
地上の上空で、我愛羅が暁と戦っていた事を…力尽きても、里を守っていた事を…。
その夜、我愛羅が暁に連れ去られたと知らされた…。
目的は、我愛羅の中の守鶴だと。
暁のデイダラの起爆粘土から里を守るため、
チャクラを総動員して巨大な砂の盾を完成させる我愛羅。
辛くも里を救うがその代償はあまりに大きかった。
生じた隙から絶対防御を逆手に取られ、次々とデイダラの罠に絡め取られていく。
絶望の戦況を覆す術はない。砂忍たちの応援も虚しく
――遂に我愛羅は最後の力を里の為に使い、デイダラの手に落てしまった…。
力尽きた我愛羅を奪い去るデイダラ。
カンクロウはバキの制止を振り切り、弟・我愛羅を取り戻すべく
すぐさま小隊にて追跡を開始する。
しかし追っ手がかかる事は暁の想定の範囲内。
巧妙に仕掛けたトラップで次々と砂の追っ手を脱落させていく。
――しかしカンクロウは執念の追跡で、ただ一人暁の元に辿り着くが、
傀儡の仕込みを次々と読まれ苦境に追い込まれる。
その敵の正体はカンクロウの傀儡の製作者であり、
かつて砂の傀儡部隊の天才造形師と謳われた『赤砂のサソリ』だった。
サソリの毒にカンクロウが倒れ、砂の忍達が最善をつくすも、
毒を専門とするチヨバアにも手に余る代物らしく、
頼みの綱は木の葉からの援軍のみ…。
砂嵐で行く手を阻まれ、到着が遅れる木の葉の援軍のナルト達、
そうしている間にもカンクロウの命は削られていく…。
同じ頃、我愛羅を奪取しアジトに運んだ“暁”達は我愛羅から尾獣を引き剥がすべく
『封印術・幻龍九封尽(げんりゅうきゅうふうじん)』を開始されていた。
砂漠には植物が育ちにくい。薬草や薬の材料になる植物がまだまだ足りない。
だから、尚は地下にある広い場所に種をまき、自分の血を与え、自生する植物にして育てていた。
尚の血は植物に与えれば、その植物は自生するものに変わるので、
少しの手入れをするだけで良い。おかげで随分と薬草が豊富になりつつあった。
「うん、順調に育ってる」
薬草不足だった病院も、尚の育てた植物達のおかげで、
対処しきれなかった病気や怪我に効く薬を開発出来ているらしい。
(少しでも、里や我愛羅達の助けになりたいからね…)
そっと側の薬草を撫でて微笑む。
だが、この時…尚は知らなかった。
地上の上空で、我愛羅が暁と戦っていた事を…力尽きても、里を守っていた事を…。
その夜、我愛羅が暁に連れ去られたと知らされた…。
目的は、我愛羅の中の守鶴だと。
暁のデイダラの起爆粘土から里を守るため、
チャクラを総動員して巨大な砂の盾を完成させる我愛羅。
辛くも里を救うがその代償はあまりに大きかった。
生じた隙から絶対防御を逆手に取られ、次々とデイダラの罠に絡め取られていく。
絶望の戦況を覆す術はない。砂忍たちの応援も虚しく
――遂に我愛羅は最後の力を里の為に使い、デイダラの手に落てしまった…。
力尽きた我愛羅を奪い去るデイダラ。
カンクロウはバキの制止を振り切り、弟・我愛羅を取り戻すべく
すぐさま小隊にて追跡を開始する。
しかし追っ手がかかる事は暁の想定の範囲内。
巧妙に仕掛けたトラップで次々と砂の追っ手を脱落させていく。
――しかしカンクロウは執念の追跡で、ただ一人暁の元に辿り着くが、
傀儡の仕込みを次々と読まれ苦境に追い込まれる。
その敵の正体はカンクロウの傀儡の製作者であり、
かつて砂の傀儡部隊の天才造形師と謳われた『赤砂のサソリ』だった。
サソリの毒にカンクロウが倒れ、砂の忍達が最善をつくすも、
毒を専門とするチヨバアにも手に余る代物らしく、
頼みの綱は木の葉からの援軍のみ…。
砂嵐で行く手を阻まれ、到着が遅れる木の葉の援軍のナルト達、
そうしている間にもカンクロウの命は削られていく…。
同じ頃、我愛羅を奪取しアジトに運んだ“暁”達は我愛羅から尾獣を引き剥がすべく
『封印術・幻龍九封尽(げんりゅうきゅうふうじん)』を開始されていた。