彼方へ消えた 愛しい人…
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尚SIDE
望んではいけないと思っていたから、気付かないふりをして来た。
目を逸らし続けて来たけど…一度芽生えた想いは、
もう止まりそうも無い…。
「我愛羅、お茶入ったよ」
「ああ、ありがとう」
湯呑を渡すと、ふっと微笑む我愛羅に、前まではそうでもなかったのに、
最近ではすぐに顔に熱が集まって来るから恥ずかしい…。
多分、我愛羅は気付いてるんだろうな…。
俯き加減になって離れようとすると、我愛羅に手を握って引き留められた。
「…っ」
我愛羅と触れてる手が、熱い…。
私は、いつから我愛羅を『男性』として見るようになったんだろう…?
気付いたら我愛羅の姿を探して…ちょっとした事が気になって…。
我愛羅は多分、私をそんな風に思ってないんだろうな…。
それなのに、私は…
『我愛羅に想って欲しい』
『私だけを見て欲しい』
『私を好きになって欲しい』なんて…どれだけ欲が深いんだろう。
また会えて、また一緒に過ごせてるだけでも十分なはずなのに、私の心は満足してはくれない…。
もっともっとと、我愛羅を求めて、止まらない。
「尚」
「うん?」
必死に平静を装う私が振り向くと、我愛羅は心なしか緊張した様子で。
「話したい事があるんだが、今晩部屋に行っても良いか…?」
「うん、良いよ?私も聞いてほしい事があるんだ」
この時、私はもう自分の気持ちを打ち明けてしまおうと思った。
我愛羅の気持ちは自分に向いていなくても、このまま中途半端なままは嫌だったから…。
「そうか、では夜にな」
「うん、待ってるね」
そう言って、するりと我愛羅の手が離れた。
今思えば、この時に言っておけば良かったな…。
『我愛羅が、好き』だって…。
望んではいけないと思っていたから、気付かないふりをして来た。
目を逸らし続けて来たけど…一度芽生えた想いは、
もう止まりそうも無い…。
「我愛羅、お茶入ったよ」
「ああ、ありがとう」
湯呑を渡すと、ふっと微笑む我愛羅に、前まではそうでもなかったのに、
最近ではすぐに顔に熱が集まって来るから恥ずかしい…。
多分、我愛羅は気付いてるんだろうな…。
俯き加減になって離れようとすると、我愛羅に手を握って引き留められた。
「…っ」
我愛羅と触れてる手が、熱い…。
私は、いつから我愛羅を『男性』として見るようになったんだろう…?
気付いたら我愛羅の姿を探して…ちょっとした事が気になって…。
我愛羅は多分、私をそんな風に思ってないんだろうな…。
それなのに、私は…
『我愛羅に想って欲しい』
『私だけを見て欲しい』
『私を好きになって欲しい』なんて…どれだけ欲が深いんだろう。
また会えて、また一緒に過ごせてるだけでも十分なはずなのに、私の心は満足してはくれない…。
もっともっとと、我愛羅を求めて、止まらない。
「尚」
「うん?」
必死に平静を装う私が振り向くと、我愛羅は心なしか緊張した様子で。
「話したい事があるんだが、今晩部屋に行っても良いか…?」
「うん、良いよ?私も聞いてほしい事があるんだ」
この時、私はもう自分の気持ちを打ち明けてしまおうと思った。
我愛羅の気持ちは自分に向いていなくても、このまま中途半端なままは嫌だったから…。
「そうか、では夜にな」
「うん、待ってるね」
そう言って、するりと我愛羅の手が離れた。
今思えば、この時に言っておけば良かったな…。
『我愛羅が、好き』だって…。