待ち焦がれた再会
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「ご来場の皆様!長らくお待たせ致しました!!」
「!」
幕が上がり、場内の証明は落とされ、ステージ上に現れたタキシード姿の男の登場に、わっと歓声が上がる。
(はじまったか…)
我愛羅は腕を組み、鋭い眼光でステージを見据える。
次々と『品物』がステージに上げられ、買われていく…。
『生まれつき翼を生やした少年』や『体のどの部位を切り落としても自己再生する女』など多種多様だ。
「よくもまぁこんなに集めるもんだな…」
「もうここの奴ら、人間じゃねぇな…」
テマリとカンクロウが、吐き気を堪えながら毒づいた。
その時、ステージの中心にスポットライトが当てられた。
「さて皆様!ついにお待ちかねの目玉商品の登場です!!」
男の言葉に、一番の歓声が上がり場内が揺れる。
「!」
「来たか!」
「待ちくたびれたじゃん!」
三人が注目するステージ上に、黒い布で覆われた物がライトの下に台車に乗せられて現れた。
「ご覧ください!これが本日の目玉商品っ『宝石を生み出す女』です!!」
ばっと、男が布を取り払う。
「―――っ!!」
ガタンッと我愛羅が思わず座席から立ち上がる。
その瞳は驚きに見開かれていた。
スポットライトに照らされた、十字の鉄に鎖と枷に繋がれ、
無造作に伸びた髪に、青白くやつれ、痩せ細り、多くの傷跡を負った女。
ステージのためか、顔が分かるぐらいに前髪は分けられ、
胸元が大きく開いた派手な柄の簡易的な、花魁の着物を思わせる物で飾られ、
その衣装と枷に首輪が背徳的で、一層場内の男達を虜にした。
(尚!)
一目で尚だと分かった我愛羅は、混乱していた。
(何故、歳をとっていない?)
そう、尚が我愛羅と別れてから12年。
尚は本来なら30代の前半のはず、なのに今ステージに上げられている尚はどうみても20代だった。
(なにか術でもかけられたのか?
いずれにせよ尚であることは変わらん!)
我愛羅が思案している内に、『500万両!』『12000万両!』ついには『3億両!!』と
どんどん尚の値段が上がり、壮絶な競り合いが始まった。
なりふりかまわず札を挙げ金を積む客達。
すぐに心を静め、我愛羅は引いてあったカーテンを開け放ち、
着ていた風影の正装を脱ぎ払い、いつもの戦闘着の姿でステージ上に華麗に飛び出した。
音も無く舞い降りた我愛羅に、今まで饒舌に進行していた男の口が止まった。
場内も我愛羅の登場にざわつき出す。
「!」
幕が上がり、場内の証明は落とされ、ステージ上に現れたタキシード姿の男の登場に、わっと歓声が上がる。
(はじまったか…)
我愛羅は腕を組み、鋭い眼光でステージを見据える。
次々と『品物』がステージに上げられ、買われていく…。
『生まれつき翼を生やした少年』や『体のどの部位を切り落としても自己再生する女』など多種多様だ。
「よくもまぁこんなに集めるもんだな…」
「もうここの奴ら、人間じゃねぇな…」
テマリとカンクロウが、吐き気を堪えながら毒づいた。
その時、ステージの中心にスポットライトが当てられた。
「さて皆様!ついにお待ちかねの目玉商品の登場です!!」
男の言葉に、一番の歓声が上がり場内が揺れる。
「!」
「来たか!」
「待ちくたびれたじゃん!」
三人が注目するステージ上に、黒い布で覆われた物がライトの下に台車に乗せられて現れた。
「ご覧ください!これが本日の目玉商品っ『宝石を生み出す女』です!!」
ばっと、男が布を取り払う。
「―――っ!!」
ガタンッと我愛羅が思わず座席から立ち上がる。
その瞳は驚きに見開かれていた。
スポットライトに照らされた、十字の鉄に鎖と枷に繋がれ、
無造作に伸びた髪に、青白くやつれ、痩せ細り、多くの傷跡を負った女。
ステージのためか、顔が分かるぐらいに前髪は分けられ、
胸元が大きく開いた派手な柄の簡易的な、花魁の着物を思わせる物で飾られ、
その衣装と枷に首輪が背徳的で、一層場内の男達を虜にした。
(尚!)
一目で尚だと分かった我愛羅は、混乱していた。
(何故、歳をとっていない?)
そう、尚が我愛羅と別れてから12年。
尚は本来なら30代の前半のはず、なのに今ステージに上げられている尚はどうみても20代だった。
(なにか術でもかけられたのか?
いずれにせよ尚であることは変わらん!)
我愛羅が思案している内に、『500万両!』『12000万両!』ついには『3億両!!』と
どんどん尚の値段が上がり、壮絶な競り合いが始まった。
なりふりかまわず札を挙げ金を積む客達。
すぐに心を静め、我愛羅は引いてあったカーテンを開け放ち、
着ていた風影の正装を脱ぎ払い、いつもの戦闘着の姿でステージ上に華麗に飛び出した。
音も無く舞い降りた我愛羅に、今まで饒舌に進行していた男の口が止まった。
場内も我愛羅の登場にざわつき出す。