離れてても、貴方を想ってる…
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我愛羅と出逢って一年。
尚は間近に迫る我愛羅の誕生日に備えて、密かにプレゼントを用意していた。
(喜んでくれるかなぁ…我愛羅)
楽しそうに作業を進める尚。
我愛羅に気付かれないようにするのが少々大変だ。
我愛羅は時間があれば尚の側にいたがるので、上手く時間を見付けないといけない。
今は我愛羅は外出しているので、今の内にと一気に仕上げていく。
「よしっ出来た!」
完成したプレゼントを丁寧に包装する。
あとはいつもの場所に隠して一息つく。
「尚ー」
「あれ?テマリちゃん?」
「オレもいるじゃん?」
「カンクロウ君?どうしたの二人共?」
最近、テマリ達も尚が大好きになって、よく部屋まで遊びに来る。
我愛羅がいない時を見計らってだが、あえてそこには触れない。
「尚、髪結んで!」
「尚!オレ人形動かせるんだぜ?見せてやるじゃん!」
「ふふふっテマリちゃんは膝においで。カンクロウ君はもうお人形操れるの?この間は難しそうだったのに」
「へへっコツを掴めばカンタンだぜ!」
「そんなこと言って、ほんとは尚に褒めて欲しくて部屋でめちゃくちゃ練習してたんだろ?」
「おいテマリ!よけーなこと言うなよ!」
膝に座るテマリが、にししっと笑うとカンクロウが顔を赤くした。
「はいはい、ケンカしないの。カンクロウ君、お人形が動くところ見たいな~見せてくれる?」
「お、おう!見てろよー!」
テマリの髪を上下に二つずつ結いながら、尚はカンクロウの指先からチャクラの糸が伸び、
小さな人型の人形に繋がるのを見守る。
――カタ、カタカタ…カタン!
ぎこちない動きだが、人形は尚の前まで来るとピシッと敬礼のポーズをとった。
「わぁ!スゴイねカンクロウ君!」
尚の拍手に、カンクロウは照れ笑いしながら嬉しそうに笑った。
「こんなんちょろいじゃん!オレは今にもっとデカイ傀儡を操れるようになるんだからな!」
「そうだね、こんなに上達が早いならそうなるのもすぐかも知れないね!頑張って!」
「おう!そうなったら尚に一番に見せてやるからな!」
「うん!楽しみにしてるよ」
「尚!私も今、風遁の修行をしてるんだ!今は小さい風しか出せないけど、
もっと練習してデッカイ竜巻くらいの風を出せるようになるぞ!」
「テマリちゃんも頑張ってるんだね。テマリちゃんも呑み込みが早いから、きっとすぐに上達するよ!」
テマリの頭を撫でてやると、テマリはニッと笑った。
「そしたら尚に近付く悪い奴は、私が吹っ飛ばしてやるからな!」
「オレの傀儡でやっつけてやるじゃん!」
「頼もしいなぁ」
可愛らしくも勇ましい二人に、頬が綻ぶ。
穏やかな雰囲気の中、カンクロウが俯く。
「…でも、尚、もうすぐ里出てくんだろ?」
「っカンクロウ!」
テマリが諌める(いさめる)が、もう遅かった。
「だって…」
一気に空気が重くなる。
「そうだね…確かに私はもうすぐここを出ていかないといけない」
『っ………』
尚の言葉に、二人が泣き出しそうになるが、でもね…と続ける。
「別の里に行っても、また会えると思うな」
「ほんとに?」
カンクロウが不安気に見上げると、尚は微笑む。
尚は間近に迫る我愛羅の誕生日に備えて、密かにプレゼントを用意していた。
(喜んでくれるかなぁ…我愛羅)
楽しそうに作業を進める尚。
我愛羅に気付かれないようにするのが少々大変だ。
我愛羅は時間があれば尚の側にいたがるので、上手く時間を見付けないといけない。
今は我愛羅は外出しているので、今の内にと一気に仕上げていく。
「よしっ出来た!」
完成したプレゼントを丁寧に包装する。
あとはいつもの場所に隠して一息つく。
「尚ー」
「あれ?テマリちゃん?」
「オレもいるじゃん?」
「カンクロウ君?どうしたの二人共?」
最近、テマリ達も尚が大好きになって、よく部屋まで遊びに来る。
我愛羅がいない時を見計らってだが、あえてそこには触れない。
「尚、髪結んで!」
「尚!オレ人形動かせるんだぜ?見せてやるじゃん!」
「ふふふっテマリちゃんは膝においで。カンクロウ君はもうお人形操れるの?この間は難しそうだったのに」
「へへっコツを掴めばカンタンだぜ!」
「そんなこと言って、ほんとは尚に褒めて欲しくて部屋でめちゃくちゃ練習してたんだろ?」
「おいテマリ!よけーなこと言うなよ!」
膝に座るテマリが、にししっと笑うとカンクロウが顔を赤くした。
「はいはい、ケンカしないの。カンクロウ君、お人形が動くところ見たいな~見せてくれる?」
「お、おう!見てろよー!」
テマリの髪を上下に二つずつ結いながら、尚はカンクロウの指先からチャクラの糸が伸び、
小さな人型の人形に繋がるのを見守る。
――カタ、カタカタ…カタン!
ぎこちない動きだが、人形は尚の前まで来るとピシッと敬礼のポーズをとった。
「わぁ!スゴイねカンクロウ君!」
尚の拍手に、カンクロウは照れ笑いしながら嬉しそうに笑った。
「こんなんちょろいじゃん!オレは今にもっとデカイ傀儡を操れるようになるんだからな!」
「そうだね、こんなに上達が早いならそうなるのもすぐかも知れないね!頑張って!」
「おう!そうなったら尚に一番に見せてやるからな!」
「うん!楽しみにしてるよ」
「尚!私も今、風遁の修行をしてるんだ!今は小さい風しか出せないけど、
もっと練習してデッカイ竜巻くらいの風を出せるようになるぞ!」
「テマリちゃんも頑張ってるんだね。テマリちゃんも呑み込みが早いから、きっとすぐに上達するよ!」
テマリの頭を撫でてやると、テマリはニッと笑った。
「そしたら尚に近付く悪い奴は、私が吹っ飛ばしてやるからな!」
「オレの傀儡でやっつけてやるじゃん!」
「頼もしいなぁ」
可愛らしくも勇ましい二人に、頬が綻ぶ。
穏やかな雰囲気の中、カンクロウが俯く。
「…でも、尚、もうすぐ里出てくんだろ?」
「っカンクロウ!」
テマリが諌める(いさめる)が、もう遅かった。
「だって…」
一気に空気が重くなる。
「そうだね…確かに私はもうすぐここを出ていかないといけない」
『っ………』
尚の言葉に、二人が泣き出しそうになるが、でもね…と続ける。
「別の里に行っても、また会えると思うな」
「ほんとに?」
カンクロウが不安気に見上げると、尚は微笑む。