理想の女性
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あははっダンゴ虫みてぇになったぞ!」
「そんな事したってムダだ!」
ーバシッバシッ!
「うっうぅ~っ!」
(誰かったすけてっ!)
ぎゅっと瞳を閉じて心が叫んだ時、中性的な声が響いた。
「貴方達ッなんてことしてるの! やめなさいッ!!」
40歳ぐらいの女性の悲鳴に近い叫びに、石を投げる手を止めて、気まずそうに俯く男の子たち。
「大丈夫!? 尚ちゃん!」
「せんせいっ…!」
その人は孤児院の院長で、子供達に人気の先生。
優しくおおらかな女性だ。
私を抱き起して、頭や頬を撫でながら、先生は男の子たちを睨んだ。
「貴方達!女の子を泣かせて石を投げるなんて何を考えているの!!」
「だ、だって先生!そいつ目から石出すんだぜ!おかしいよ!」
「そうだよ!」
「お黙りなさいッ!」
『ッ!』
先生の一喝に、男の子たちはビクッと肩を跳ね上げ押し黙る。