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「なんなんだお前、何しにここに来た?」
「アナタと友達になりに来たの」
「はぁ!?」
気位の高い守鶴が、思わず素っ頓狂な声を上げた。
「テメェ…なんの冗談だ? 里の奴らにでも頼まれたのか。
オレ様を従わせようたってそうはいかねぇ! オレ様は騙されねぇぞッ!!」
バァンッと長い尾で水面を殴る。
飛沫が降り注いで来るが、尚は微笑んだまま…。
「守鶴、アナタ人間が嫌いでしょう?」
「ああ!大嫌いだッあんな…」
「"獣以下の最低な生き物"」
「!?」
「…でしょう?」
「お前…」
「私だって人間嫌いだもの。でも全ての人間を嫌っている訳じゃないの」
かつての自分の過去を、自分が違う世界から来た事を、尚は全て守鶴に語った。
「はっ!散々利用された挙句に、世界そのものからお払い箱にされたってわけか!お前も哀れだなぁ!」
「ふふっまぁね…でも、感謝もしてる。この世界に来たから我愛羅似も、守鶴にも会えたし」
「オレに会えたところで、良いことなんてねぇだろうが」
「どうして?友達が増えるんだから、嬉しいじゃない」
本当に嬉しそうに笑う尚に、守鶴は戸惑った。
長い時を生きて来た守鶴だが、今まで自分と友達になろうなんて言い出す人間なんていなかったし、
まず思い付きもしないだろう…。
それを、この小さな人間は当然のように本気で言って来ている。
人間が嘘を言っているかどうかなんて、心を見ればすぐに分かる。
(守鶴って大きいなぁ…てっきりもっと禍々しいものを想像してたけど、なんか丸っこくて…可愛いかも)
「…って誰が可愛いだコラァッ!?」
「あ、え!? 何で分かったの!?」
「んなもんお前の心を覗けば分かるんだよ!
なんつーこと考えてんだテメェ!?
オレ様は『絶対防御』の砂の化身、守鶴様だぞ!
オレ様を可愛いなんてほざきやがるのはテメェが初めてだ! この変人!!」
「ひどい守鶴!変人はないでしょ!?」
「お前なんて変人で十分だ!」
一通り騒いだ後で、守鶴は我に返った。
(いつの間にかコイツのペースに!?)
「チッ調子狂うぜ…」
プイッとそっぽを向く守鶴に、尚は表情を引き締める。
「アナタと友達になりに来たの」
「はぁ!?」
気位の高い守鶴が、思わず素っ頓狂な声を上げた。
「テメェ…なんの冗談だ? 里の奴らにでも頼まれたのか。
オレ様を従わせようたってそうはいかねぇ! オレ様は騙されねぇぞッ!!」
バァンッと長い尾で水面を殴る。
飛沫が降り注いで来るが、尚は微笑んだまま…。
「守鶴、アナタ人間が嫌いでしょう?」
「ああ!大嫌いだッあんな…」
「"獣以下の最低な生き物"」
「!?」
「…でしょう?」
「お前…」
「私だって人間嫌いだもの。でも全ての人間を嫌っている訳じゃないの」
かつての自分の過去を、自分が違う世界から来た事を、尚は全て守鶴に語った。
「はっ!散々利用された挙句に、世界そのものからお払い箱にされたってわけか!お前も哀れだなぁ!」
「ふふっまぁね…でも、感謝もしてる。この世界に来たから我愛羅似も、守鶴にも会えたし」
「オレに会えたところで、良いことなんてねぇだろうが」
「どうして?友達が増えるんだから、嬉しいじゃない」
本当に嬉しそうに笑う尚に、守鶴は戸惑った。
長い時を生きて来た守鶴だが、今まで自分と友達になろうなんて言い出す人間なんていなかったし、
まず思い付きもしないだろう…。
それを、この小さな人間は当然のように本気で言って来ている。
人間が嘘を言っているかどうかなんて、心を見ればすぐに分かる。
(守鶴って大きいなぁ…てっきりもっと禍々しいものを想像してたけど、なんか丸っこくて…可愛いかも)
「…って誰が可愛いだコラァッ!?」
「あ、え!? 何で分かったの!?」
「んなもんお前の心を覗けば分かるんだよ!
なんつーこと考えてんだテメェ!?
オレ様は『絶対防御』の砂の化身、守鶴様だぞ!
オレ様を可愛いなんてほざきやがるのはテメェが初めてだ! この変人!!」
「ひどい守鶴!変人はないでしょ!?」
「お前なんて変人で十分だ!」
一通り騒いだ後で、守鶴は我に返った。
(いつの間にかコイツのペースに!?)
「チッ調子狂うぜ…」
プイッとそっぽを向く守鶴に、尚は表情を引き締める。