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「我愛羅、入るよ?」
寝室に入ると、たくさんのぬいぐるみやおもちゃが目に入る。
それらに囲まれながら、寝息を立てる我愛羅。
「寝てるの?」
熟睡、とまではいかないが浅い眠りについているらしい。
「寝顔かわいい…」
お気に入りのぬいぐるみを抱いて、すぅ、すぅ…と眠る姿に和む。
「…ちょっとごめんね」
そっと我愛羅の額に手を当てて、意識を集中する。
出来るかどうかは分からないが、『想い』を具現化するのが『月巫女』の一族の特徴なら、
誰かの心の中に介入出来るかも知れないと考えたのだ。
強く強く願う。想う…。
(我愛羅の心の、更なる奥へ…)
―――…ピシャンッ
「………」
瞳を開けると、暗い水路のような場所にいた。
(ここが、我愛羅の心の中…)
「誰だぁ? お前…」
背後から聞こえた高い声に振り返ると、巨大な、山のような大きな何かが、自分を見下ろし睨んでいた。
「アナタが守鶴?」
「だったら何だ!こんなトコまで入って来れるってことは、ただの人間じゃねぇな!何モンだテメェ!!」
守鶴が警戒してさざ波を立てるが、尚は臆さず、変わらず穏やかに語り掛ける。
「私は尚。アナタと同じ『化け物』よ」
「あ?」
尚の言葉に、波がぴたりと止まる。
守鶴がまじまじと尚を見て、鼻で笑う。
「へっ!お前が化け物だ? どっから見てもひょろひょろな弱っちい人間じゃねぇか!」
「でも、人には私が化け物に見えるんだって」
可笑しいでしょう?とくすくす笑う尚に、守鶴は訝し気に唸る。
寝室に入ると、たくさんのぬいぐるみやおもちゃが目に入る。
それらに囲まれながら、寝息を立てる我愛羅。
「寝てるの?」
熟睡、とまではいかないが浅い眠りについているらしい。
「寝顔かわいい…」
お気に入りのぬいぐるみを抱いて、すぅ、すぅ…と眠る姿に和む。
「…ちょっとごめんね」
そっと我愛羅の額に手を当てて、意識を集中する。
出来るかどうかは分からないが、『想い』を具現化するのが『月巫女』の一族の特徴なら、
誰かの心の中に介入出来るかも知れないと考えたのだ。
強く強く願う。想う…。
(我愛羅の心の、更なる奥へ…)
―――…ピシャンッ
「………」
瞳を開けると、暗い水路のような場所にいた。
(ここが、我愛羅の心の中…)
「誰だぁ? お前…」
背後から聞こえた高い声に振り返ると、巨大な、山のような大きな何かが、自分を見下ろし睨んでいた。
「アナタが守鶴?」
「だったら何だ!こんなトコまで入って来れるってことは、ただの人間じゃねぇな!何モンだテメェ!!」
守鶴が警戒してさざ波を立てるが、尚は臆さず、変わらず穏やかに語り掛ける。
「私は尚。アナタと同じ『化け物』よ」
「あ?」
尚の言葉に、波がぴたりと止まる。
守鶴がまじまじと尚を見て、鼻で笑う。
「へっ!お前が化け物だ? どっから見てもひょろひょろな弱っちい人間じゃねぇか!」
「でも、人には私が化け物に見えるんだって」
可笑しいでしょう?とくすくす笑う尚に、守鶴は訝し気に唸る。