同じ痛みを知っている
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丘の下では、トボトボと我愛羅が帰路についていた。
(守鶴のことは、黙っていれば大丈夫だろうけど…砂はボクの気持ちとは関係なく出てきちゃうし、
ボクも砂を使っちゃうかも知れないし、バレない自信がないよ…
帰ったら夜叉丸に良い方法ないか聞いてみよう)
「ん?…尚?」
ふと見上げた先に、尚がいて首を傾げる。
「あんな所で…何してるんだろ?」
「はぁ…良かった見つかって」
ほっと息を吐いて布を拾い、軽く砂を払う。
見上げて様子を見ていた我愛羅が、下から声を掛けようとした時、はっと何かを感じ取った。
(風が、変わる!)
微かな風向きの違いも、生まれてずっと砂の里にいる我愛羅にはすぐに分かった。
――ゴオオオッ!
「っ!!」
声を掛ける間もなく、尚が風に押されて宙に弾き出される。
「いやあああああッ!!」
「尚ッ!!」
我愛羅は両手を上げて地上の砂を上へ舞い上げ、落下する尚を受け止めた。
――ドサッ!
「っ!?」
急に何かに体か包まれて、恐る恐る目を開けるとゆっくりと地面に降りた。
(守鶴のことは、黙っていれば大丈夫だろうけど…砂はボクの気持ちとは関係なく出てきちゃうし、
ボクも砂を使っちゃうかも知れないし、バレない自信がないよ…
帰ったら夜叉丸に良い方法ないか聞いてみよう)
「ん?…尚?」
ふと見上げた先に、尚がいて首を傾げる。
「あんな所で…何してるんだろ?」
「はぁ…良かった見つかって」
ほっと息を吐いて布を拾い、軽く砂を払う。
見上げて様子を見ていた我愛羅が、下から声を掛けようとした時、はっと何かを感じ取った。
(風が、変わる!)
微かな風向きの違いも、生まれてずっと砂の里にいる我愛羅にはすぐに分かった。
――ゴオオオッ!
「っ!!」
声を掛ける間もなく、尚が風に押されて宙に弾き出される。
「いやあああああッ!!」
「尚ッ!!」
我愛羅は両手を上げて地上の砂を上へ舞い上げ、落下する尚を受け止めた。
――ドサッ!
「っ!?」
急に何かに体か包まれて、恐る恐る目を開けるとゆっくりと地面に降りた。