16年の孤独
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あちこちに輝く水晶がある、天井の高い洞窟。
中央には何かの術の陣が描かれて、その周りに数名の術者が立っている。
陣の中央に尚は置かれた。
「この国に災厄をもたらした化け物め!大人しく石を出していれば生かしておいてやったものを!
最悪、亡泪石を敵国の奴らに盛ってやろうと思ったのに、それすらも出さんとは!」
――ドォンッ!!
未だ喚く王の声を遮って爆発音が響く。
洞窟が揺れ、バラバラと天井の破片が落ちて来る。
「っお前など殺すのは容易いが、万が一に永らえて敵国に渡れば脅威になりかねんからな!
念には念だっ…時空の狭間で存在ごと抹消してくれる!!」
王が手をかざすと、術者たちが術を発動させる。陣が輝き出し、尚の体が宙に浮かぶ。
「………っ」
眩い光に包まれながら、尚はたまらず目を閉じる。
「所詮お前など、人間からすれば金儲けの道具か、異形の化け物でしかないのだ!
消えた方がいっそ世のためというものだっ!!」
王の狂った笑い声を最後に、尚は時空間へと消えて行った…。
中央には何かの術の陣が描かれて、その周りに数名の術者が立っている。
陣の中央に尚は置かれた。
「この国に災厄をもたらした化け物め!大人しく石を出していれば生かしておいてやったものを!
最悪、亡泪石を敵国の奴らに盛ってやろうと思ったのに、それすらも出さんとは!」
――ドォンッ!!
未だ喚く王の声を遮って爆発音が響く。
洞窟が揺れ、バラバラと天井の破片が落ちて来る。
「っお前など殺すのは容易いが、万が一に永らえて敵国に渡れば脅威になりかねんからな!
念には念だっ…時空の狭間で存在ごと抹消してくれる!!」
王が手をかざすと、術者たちが術を発動させる。陣が輝き出し、尚の体が宙に浮かぶ。
「………っ」
眩い光に包まれながら、尚はたまらず目を閉じる。
「所詮お前など、人間からすれば金儲けの道具か、異形の化け物でしかないのだ!
消えた方がいっそ世のためというものだっ!!」
王の狂った笑い声を最後に、尚は時空間へと消えて行った…。