16年の孤独
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「~~~ッ聞いとるのか化け物っ!!」
――バシィッ!!
「っ!」
頬にはしった痛みに、意識を戻される。
痩せ細り、やつれ、薄汚れ、髪は顔が隠れるほどに、後ろは腰辺りまで無造作に伸びた尚の体に、
容赦なく鞭を打ち付けるのはまるまる太った中年男。この国の王だ。
「お前が価値の無い石しか出さんばかりに、この国は滅びようとしているんだぞ!?
私が、あんな若造に敗れるなどッ!!」
ヒステリックに喚き立てる王の声は、もはや雑音にしか聞こえなかった…。
(今まで散々好き勝手して来たくせに…)
嘲りに似た笑いで、口元が歪む。
幸い、長い前髪で相手に顔は見えていないだろうが…。
「お前のような役に立たん化け物はもういらんっ!連れて来い!!」
(ああ、遂にお払い箱か…)
王の側近に乱暴に担がれながら、尚は地下の更に下へ連れて行かれた。
――バシィッ!!
「っ!」
頬にはしった痛みに、意識を戻される。
痩せ細り、やつれ、薄汚れ、髪は顔が隠れるほどに、後ろは腰辺りまで無造作に伸びた尚の体に、
容赦なく鞭を打ち付けるのはまるまる太った中年男。この国の王だ。
「お前が価値の無い石しか出さんばかりに、この国は滅びようとしているんだぞ!?
私が、あんな若造に敗れるなどッ!!」
ヒステリックに喚き立てる王の声は、もはや雑音にしか聞こえなかった…。
(今まで散々好き勝手して来たくせに…)
嘲りに似た笑いで、口元が歪む。
幸い、長い前髪で相手に顔は見えていないだろうが…。
「お前のような役に立たん化け物はもういらんっ!連れて来い!!」
(ああ、遂にお払い箱か…)
王の側近に乱暴に担がれながら、尚は地下の更に下へ連れて行かれた。