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ゆめうつつ
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キスがしたい。
いつ見てもつやつやでぷるぷるの唇に魅入ってしまう。綺麗な色をしているし、ケアとかちゃんとしてんのかな?って思うけど、唇のケアとかよく分かんないや。
ビアンキに聞いたら教えてくれるか?いや、聞けるはずがない!!
「…どうかした?」
「ううん、何でもない!」
オレの視線に気付いたのか、隣の席の牡丹ちゃんがこちらを向く。今日も可愛い!!
別に、オレと牡丹ちゃんは付き合ってない。
一方的にオレが彼女を好きなだけ。ダメツナなんかに告白されたって嫌な気持ちにさせるだけだから、とてもじゃないが告白なんて出来ず。
勇気もないくせに、日に日に彼女への想いは増していく。目で追ってしまう姿、見つめてしまう唇。
何度、想像の中で彼女と付き合ったか。
想像の中のオレはダメツナなんかじゃなくて、常に彼女をリードしてるし、毎日キスもしてる。
軽いキスを繰り返しながら抱き締めると、柔らかくていい匂いがして…彼女がオレの首に手を回すのを合図にベッドに押し倒し…おっとダメだ!!教室でそんな想像してちゃダメだ!!なにも集中出来なくなる。
家で想像してるときは、すぐティッシュも手に届くしトイレにだって行けるから良いけど、学校だと牡丹ちゃんにバレて引かれたら人生終わりだからね。は〜、今日家帰ったら2回は妄想しよ。
×××
「つ、疲れた〜…」
「午後に体育はしんどいっスね」
「獄寺、今日はサボらなかったんだな」
「ったりめーだろ!オマエに勝つために授業出たのにまさか同じチームになるなんて…」
「ははは、頼もしかったぜ。じゃ、オレは部活行くから。じゃーな」
「またねー、山本」
「おう」
5限目の体育が終わり、くたくたなオレと対照的な獄寺君と山本。山本なんていまから部活…、凄すぎ。
オレも骸やザンザスと戦ってたわけだし、体力あるはずなのに、どうして体育には活かされないのか…。
「10代目、すいません。今日はちょっと用事あってお先に失礼します!」
「そっか、じゃあまた明日。気を付けてね」
「はい!10代目もお気を付けて!それでは!」
「はー、疲れた〜。あ、獄寺君バイバイ」
「…じゃあな」
獄寺君が教室を出ると同時に、牡丹ちゃんが教室に戻ってきた。
「…っ」
「?」
戻ってきた牡丹ちゃんの姿を見て、オレはすぐに視線を外す。
汗ばむ肌に張り付いたブラウスから、牡丹ちゃんのブラが透けてた…。結構派手なの好きなのかな、透けている色は黒だ。
「ツナくん、日直日誌もう書いた?」
「…あっ、あー、ごめん、忘れてた」
「じゃあ一緒に仕上げよう」
牡丹ちゃんは席に座り、オレの机に椅子を寄せ身体を向ける。うぅっ、普段ならご褒美なのに今は拷問だよ…!心臓に悪すぎる、今日は何回妄想したらスッキリするかな…。
「……おわったぁ〜!あ、すっかり遅くなってごめん!」
「大丈夫だよ、まだ真っ暗になってないし!」
「ありがとう」
大した時間は経ってないけど、いつの間にか日は沈みかけていた。野球部の練習の声が遠くににこえる。
折角好きな女の子と2人きりなのに、帰るのが惜しくてたまらない。こんなこと思っても仕方ないけど、この時間がずっと続けばいいのに。
「じゃあ、提出して帰ろっか」
「うん、そうだ…うわぁ!!」
「えっ」
立ち上がろうとしたところで脚がもつれ、牡丹ちゃんの方へ身体が倒れる。疲れた身体はいうことを聞かず、重力に任せて床へ沈む。
ドンッ
「…あいたたた」
「ううっ…」
「あっ、牡丹ちゃんごめん!!!」
目を開けば、眼下に倒れた牡丹ちゃんがいて。
オレのせいで転ばせてしまった。
「け、怪我とかしてない!?」
「だ、大丈夫。ツナくんが咄嗟に頭を庇ってくれたよね、ありがとう」
「いやいや!!オレが躓いて牡丹ちゃんを押し倒しちゃったのが悪いから!本当ごめんなさい!!」
「ううん、怪我なんかないよ。ツナくんこそ怪我してない?」
牡丹ちゃんが肘をついて上半身を起こし、心配そうにオレをじっと見つめた。
「…っ、」
つやつやの唇。上目遣い。体育の後で第二ボタンまで開けられたブラウスから見える肌。未だ密着しているままの下半身。気付けば、彼女の頬に手を伸ばしていた。
…ちゅっ
「…え?」
「…あっ!ほ、ホントにごめんなさい!!!」
目を見開きオレを見つめる牡丹ちゃんの上から飛び退く。
「本当ごめん!!!またね!!!!」
そのまま鞄を引っ掴んで、走って教室を出る。
最悪だ。オレは最低だ。
最悪のことをしたのに、唇の感触は忘れられない。
×××
「あ〜!!明日からどーしよー!!!!」
「うるせぇな、ダメツナ。サボるのは許さねぇぞ」
「そういう訳にもいなかいんだよ!」
「クラスメイトを押し倒してキスするなんて、ツナにしては大胆だったな」
「見てたのー!?!?」
×××
翌日
「沢田ー、国語の課題出してないのお前だけだぞ」
「あっ、すみません!忘れてました!」
「罰として放課後、A組のノート取りに来るように」
「10代目、オレ代わりに行きますよ」
「いや、大丈夫だよ!」
悩んでも何も解決しないまま、今日も学校に来てしまった。
いつもなら隣の席の牡丹ちゃんを何とか視界の端に入れて退屈な授業を乗り切るけれど、今日はそういうわけにもいかない。とてもじゃないが牡丹ちゃんを見れないし、声をかけるのも怖い。
牡丹ちゃん、オレのこと失望したかな。嫌いになったかな。元々期待もされてないし好意も持たれてないんだろうけど…。
あー、思ってるだけで悲しくなってきた。
×××
「失礼しまーす」
「おう、沢田。これA組のノートだから、配っといてな」
「はーい」
「次は課題やってこいよ。今日は山本も獄寺もきっちりやってきたぞ」
「うっ、気を付けます」
「暗くならないうちに帰れよー」
両手で抱えるクラスメイトのノートの束。
獄寺くんも真面目に課題やってるの珍しいな、獄寺くんなら課題なんてやらなくても理解できるだろうに。
山本だって野球に打ち込んでるから勉強に割く時間がないだけで、何事も習得が早いからすごいんだよな。
両手が塞がってるので、足で教室の扉を開ける。
みんな帰るか部活に行くかで、教室には誰も…
「あ、ツナくん」
「…牡丹ちゃん」
牡丹ちゃんだけが教室にいた。
昨日の失態が脳裏を過ぎる。
「牡丹ちゃん!昨日はごめん!」
居ても立っても居られずノートを教壇に雑に置いて、牡丹ちゃんに頭を下げる。
「ツナくん、こっち向いて顔を上げて?」
「?」
言われた通りに顔を上げる。往復ビンタは覚悟の上。歯は食いしばっておく。
「お返し」
ちゅ。
「…っ」
「また明日」
牡丹ちゃんから繰り出されたのは、往復ビンタでもグーパンチでもなく、触れるだけの優しいキス。
「えっ」
びっくりしている間に、彼女は鞄を持って教室の外へ行ってしまった。
………もしかして、オレは牡丹ちゃんに嫌われていないんじゃないだろうか。
期待しても、いいのかな。
.
いつ見てもつやつやでぷるぷるの唇に魅入ってしまう。綺麗な色をしているし、ケアとかちゃんとしてんのかな?って思うけど、唇のケアとかよく分かんないや。
ビアンキに聞いたら教えてくれるか?いや、聞けるはずがない!!
「…どうかした?」
「ううん、何でもない!」
オレの視線に気付いたのか、隣の席の牡丹ちゃんがこちらを向く。今日も可愛い!!
別に、オレと牡丹ちゃんは付き合ってない。
一方的にオレが彼女を好きなだけ。ダメツナなんかに告白されたって嫌な気持ちにさせるだけだから、とてもじゃないが告白なんて出来ず。
勇気もないくせに、日に日に彼女への想いは増していく。目で追ってしまう姿、見つめてしまう唇。
何度、想像の中で彼女と付き合ったか。
想像の中のオレはダメツナなんかじゃなくて、常に彼女をリードしてるし、毎日キスもしてる。
軽いキスを繰り返しながら抱き締めると、柔らかくていい匂いがして…彼女がオレの首に手を回すのを合図にベッドに押し倒し…おっとダメだ!!教室でそんな想像してちゃダメだ!!なにも集中出来なくなる。
家で想像してるときは、すぐティッシュも手に届くしトイレにだって行けるから良いけど、学校だと牡丹ちゃんにバレて引かれたら人生終わりだからね。は〜、今日家帰ったら2回は妄想しよ。
×××
「つ、疲れた〜…」
「午後に体育はしんどいっスね」
「獄寺、今日はサボらなかったんだな」
「ったりめーだろ!オマエに勝つために授業出たのにまさか同じチームになるなんて…」
「ははは、頼もしかったぜ。じゃ、オレは部活行くから。じゃーな」
「またねー、山本」
「おう」
5限目の体育が終わり、くたくたなオレと対照的な獄寺君と山本。山本なんていまから部活…、凄すぎ。
オレも骸やザンザスと戦ってたわけだし、体力あるはずなのに、どうして体育には活かされないのか…。
「10代目、すいません。今日はちょっと用事あってお先に失礼します!」
「そっか、じゃあまた明日。気を付けてね」
「はい!10代目もお気を付けて!それでは!」
「はー、疲れた〜。あ、獄寺君バイバイ」
「…じゃあな」
獄寺君が教室を出ると同時に、牡丹ちゃんが教室に戻ってきた。
「…っ」
「?」
戻ってきた牡丹ちゃんの姿を見て、オレはすぐに視線を外す。
汗ばむ肌に張り付いたブラウスから、牡丹ちゃんのブラが透けてた…。結構派手なの好きなのかな、透けている色は黒だ。
「ツナくん、日直日誌もう書いた?」
「…あっ、あー、ごめん、忘れてた」
「じゃあ一緒に仕上げよう」
牡丹ちゃんは席に座り、オレの机に椅子を寄せ身体を向ける。うぅっ、普段ならご褒美なのに今は拷問だよ…!心臓に悪すぎる、今日は何回妄想したらスッキリするかな…。
「……おわったぁ〜!あ、すっかり遅くなってごめん!」
「大丈夫だよ、まだ真っ暗になってないし!」
「ありがとう」
大した時間は経ってないけど、いつの間にか日は沈みかけていた。野球部の練習の声が遠くににこえる。
折角好きな女の子と2人きりなのに、帰るのが惜しくてたまらない。こんなこと思っても仕方ないけど、この時間がずっと続けばいいのに。
「じゃあ、提出して帰ろっか」
「うん、そうだ…うわぁ!!」
「えっ」
立ち上がろうとしたところで脚がもつれ、牡丹ちゃんの方へ身体が倒れる。疲れた身体はいうことを聞かず、重力に任せて床へ沈む。
ドンッ
「…あいたたた」
「ううっ…」
「あっ、牡丹ちゃんごめん!!!」
目を開けば、眼下に倒れた牡丹ちゃんがいて。
オレのせいで転ばせてしまった。
「け、怪我とかしてない!?」
「だ、大丈夫。ツナくんが咄嗟に頭を庇ってくれたよね、ありがとう」
「いやいや!!オレが躓いて牡丹ちゃんを押し倒しちゃったのが悪いから!本当ごめんなさい!!」
「ううん、怪我なんかないよ。ツナくんこそ怪我してない?」
牡丹ちゃんが肘をついて上半身を起こし、心配そうにオレをじっと見つめた。
「…っ、」
つやつやの唇。上目遣い。体育の後で第二ボタンまで開けられたブラウスから見える肌。未だ密着しているままの下半身。気付けば、彼女の頬に手を伸ばしていた。
…ちゅっ
「…え?」
「…あっ!ほ、ホントにごめんなさい!!!」
目を見開きオレを見つめる牡丹ちゃんの上から飛び退く。
「本当ごめん!!!またね!!!!」
そのまま鞄を引っ掴んで、走って教室を出る。
最悪だ。オレは最低だ。
最悪のことをしたのに、唇の感触は忘れられない。
×××
「あ〜!!明日からどーしよー!!!!」
「うるせぇな、ダメツナ。サボるのは許さねぇぞ」
「そういう訳にもいなかいんだよ!」
「クラスメイトを押し倒してキスするなんて、ツナにしては大胆だったな」
「見てたのー!?!?」
×××
翌日
「沢田ー、国語の課題出してないのお前だけだぞ」
「あっ、すみません!忘れてました!」
「罰として放課後、A組のノート取りに来るように」
「10代目、オレ代わりに行きますよ」
「いや、大丈夫だよ!」
悩んでも何も解決しないまま、今日も学校に来てしまった。
いつもなら隣の席の牡丹ちゃんを何とか視界の端に入れて退屈な授業を乗り切るけれど、今日はそういうわけにもいかない。とてもじゃないが牡丹ちゃんを見れないし、声をかけるのも怖い。
牡丹ちゃん、オレのこと失望したかな。嫌いになったかな。元々期待もされてないし好意も持たれてないんだろうけど…。
あー、思ってるだけで悲しくなってきた。
×××
「失礼しまーす」
「おう、沢田。これA組のノートだから、配っといてな」
「はーい」
「次は課題やってこいよ。今日は山本も獄寺もきっちりやってきたぞ」
「うっ、気を付けます」
「暗くならないうちに帰れよー」
両手で抱えるクラスメイトのノートの束。
獄寺くんも真面目に課題やってるの珍しいな、獄寺くんなら課題なんてやらなくても理解できるだろうに。
山本だって野球に打ち込んでるから勉強に割く時間がないだけで、何事も習得が早いからすごいんだよな。
両手が塞がってるので、足で教室の扉を開ける。
みんな帰るか部活に行くかで、教室には誰も…
「あ、ツナくん」
「…牡丹ちゃん」
牡丹ちゃんだけが教室にいた。
昨日の失態が脳裏を過ぎる。
「牡丹ちゃん!昨日はごめん!」
居ても立っても居られずノートを教壇に雑に置いて、牡丹ちゃんに頭を下げる。
「ツナくん、こっち向いて顔を上げて?」
「?」
言われた通りに顔を上げる。往復ビンタは覚悟の上。歯は食いしばっておく。
「お返し」
ちゅ。
「…っ」
「また明日」
牡丹ちゃんから繰り出されたのは、往復ビンタでもグーパンチでもなく、触れるだけの優しいキス。
「えっ」
びっくりしている間に、彼女は鞄を持って教室の外へ行ってしまった。
………もしかして、オレは牡丹ちゃんに嫌われていないんじゃないだろうか。
期待しても、いいのかな。
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