女帝

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「あ」
「おお、また会ったな、ええと、リディアだったか?」
「うん。そうだよルビウス君。ルビウス君もここが好きなの?」
「ああ、そうだ。ここにいると時々一角ウサギが出るっちゅう噂を聞いてな」
「それって白い?」
「ああ、真っ白だ」

あの子かも、と言うと、ルビウス君は目を丸くした。

「お前さん、見たことがあるんか?」
「うん、時々ね」
「そりゃすごい!中々見れるもんじゃないでな、お前さんはラッキーだなぁ」
「そうなの?」
「おお、俺はもう何回もここに来ちょるが、まだお目にかかったことはねえ」

ルビウス君は芝生にどっかりと座ると、空を見上げる。あたしもつられる様にその横に座った。

「いいなあ。俺も是非見てえもんだ」
「その内出てくるよ」
「そう信じてまっちょるが、中々なあ」
「大丈夫。静かにしてればね」

ルビウス君を見上げる。そう、見上げる、なのだ。彼はとても大きい。

「そんなにこっちを見ちょると、首が疲れるぞ」
「そうかな?でも、ルビウス君は大きいねえ」
「まあ、ちょっとあってな」
「ちょっとしたら大きくなれる?いいなあ。あたしは中々大きくなれなくてね、お友達の中では一番小さいんだ」
「そうなんか」
「そうなの。だからいいなあ。ねえ、どうしたらなれる?」
「どうしたら…ううん、いっぱい食べるとええ」
「そうかなあ」

あたしは空を見上げる。今日の雲は少ないなあ。頑張ったら食べれちゃいそうだ。そのことを言うと、ルビウス君は「雲を食べてもでかくはなれん」と笑った。
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