女帝
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禁じられた森の手前にある、ひらけた芝生。特に何がある訳じゃないからこそ、あたしはここが好きだった。
ここにくると時々真っ白なウサギが見られて、お気に入りの場所なのだ。
誰にも教えていない、あたしだけの場所。お休みの日とか誰もいない夜にこっそりここに来て、ぼんやりと考え事をするのが大好き。そして、たまに真っ白いウサギに会えた日はとってもラッキーな気分になれる。ここはそういう場所。
今日もこっそりとやって来て、そっと空を見上げる。真っ青な空の中にふわふわと浮かぶ綿あめみたいな雲たちはゆっくりと形を変えながら流れていく。
きれいだなあ。
あたしは芝生の上に寝転んで、ゆっくりと深呼吸。透明な空気がお腹の中に流れ込んで、また出ていった。
どれくらいぼんやりしていただろうか?不意に時間が気になって、体を起こす。右を見て、左を見て、当然時計なんて見当たらないから仕方がなく立ち上がる。振り返ったところで、大きな大きな人影が近づいてくるのに気付いた。
「えと、こんにちは」
「おお、こんにちは。人がここにいるなんて珍しいな」
「うん、あたしもそう思う。ここで誰かに会ったのって初めて。あなた、だあれ?」
「俺か?俺あルビウス・ハグリッドだ」
「ルビウス君。あたしはリディア・ローリングだよ。よろしくね」
あたしは手を差し出した。ルビウス君はその手をおずおずと握って、ゆっくり上下させた。
「あ、そういえば、今何時か分かる?」
「へ、今か?さっき時計見たときは1時くらいだったか…」
「ホント?大変!お昼食べ損なっちゃう!」
「おお、お前さん昼がまだだったか。そりゃぁ急いだ方がいいな」
「うん、そうだよね。またね、ルビウス君!」
ここにくると時々真っ白なウサギが見られて、お気に入りの場所なのだ。
誰にも教えていない、あたしだけの場所。お休みの日とか誰もいない夜にこっそりここに来て、ぼんやりと考え事をするのが大好き。そして、たまに真っ白いウサギに会えた日はとってもラッキーな気分になれる。ここはそういう場所。
今日もこっそりとやって来て、そっと空を見上げる。真っ青な空の中にふわふわと浮かぶ綿あめみたいな雲たちはゆっくりと形を変えながら流れていく。
きれいだなあ。
あたしは芝生の上に寝転んで、ゆっくりと深呼吸。透明な空気がお腹の中に流れ込んで、また出ていった。
どれくらいぼんやりしていただろうか?不意に時間が気になって、体を起こす。右を見て、左を見て、当然時計なんて見当たらないから仕方がなく立ち上がる。振り返ったところで、大きな大きな人影が近づいてくるのに気付いた。
「えと、こんにちは」
「おお、こんにちは。人がここにいるなんて珍しいな」
「うん、あたしもそう思う。ここで誰かに会ったのって初めて。あなた、だあれ?」
「俺か?俺あルビウス・ハグリッドだ」
「ルビウス君。あたしはリディア・ローリングだよ。よろしくね」
あたしは手を差し出した。ルビウス君はその手をおずおずと握って、ゆっくり上下させた。
「あ、そういえば、今何時か分かる?」
「へ、今か?さっき時計見たときは1時くらいだったか…」
「ホント?大変!お昼食べ損なっちゃう!」
「おお、お前さん昼がまだだったか。そりゃぁ急いだ方がいいな」
「うん、そうだよね。またね、ルビウス君!」