魔術師
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ハッフルパフの寮の自分の部屋に案内されて、あたしはやっとストラスと再会した。
「やぁやぁリディア。ここはどこだい?」
「ここはハッフルパフの寮だよ。リドル君はスリザリンになったから別の寮なの」
「そうか。それはいい事だ。若い女の子は色々な人と関わるべきさ」
「そうなのかな」
「そうだよ。でも、どうしてもリドル君が気になるなら今度訪ねておゆき」
「うん!」
「……リディア?」
「ん?」
振り返るとキャシーが変な顔をしてあたしを見ていた。ブリアナとルーシーも同じ様な顔をしている。
「なんでアンタのフクロウ、喋るの?」
「喋らないものなの?」
「普通はね」
「そうなんだ」
「いや、そうなんだ、じゃなくて」
「まぁいいじゃないキャシー。きっと魔法生物なんだよ」
「適当すぎよブリアナ……」
「そこのお嬢さんの言う通り、少し不思議な力を持ったフクロウさ。他の皆には秘密だよ。見世物はごめんだからね」
「はい」
「うーん、良い返事だお嬢さん。名前は?」
「ルーシーです」
「良い名前だ。丁度今抜けたばっかりの羽をあげようね」
「いりません」
「おや残念」
くわえていた羽をまた地面に戻し、ストラスは鳥籠から出せとドアをコンコンやり始めた。もちろん開けてやると、彼はぴょこんと籠から側にあったトランクへと飛び移った。
「いや、窮屈だった。それじゃあ早速ホグワーツを探検してくるから、後は四人で仲良くやりなさい」
ストラスが飛び立った後の窓を四人で眺め、顔を見合わせた。
「アンタのフクロウ自由ねー」
「そうかな。いつもあんな感じだよ?」
「ねぇね、私猫のメリッサを飼ってるんだけど、二人は?」
「げ、ルーシー猫なんだ。私のネズミだから気をつけてね」
「大丈夫よブリアナ。私も猫」
「全然大丈夫じゃない!」
ブリアナがあまりにも必死なので、ついつい笑ってしまう。それをきっかけに皆も笑い出した。
仲良くなれそうだ。寝る前に早速レナに手紙を書かないと。
―――――
「そういえばまだ言ってなかったけど、貴方ってパーセルマウスなのよ?」
「パーセルマウス?」
「蛇語が出来る魔法使いのこと。他のヒトにはシューシュー言ってる様にしか見えないから気をつけなさいな」
「それを今言うか?」
「早い方がいいと思って」
向かいのベッドでは、アブラクサスが頬を引きつらせている。僕の知ったことじゃないからいいけど、ここまであからさまにやられると癪に触る。
「ねぇ、君ってさ……」
「パーセルマウスだ」
「あー…やっぱり。言っておくけど蛇はペットとして許可されてないよ?」
「お前が黙っていれば丸く収まるだろ?たった一人のルームメイトとの仲をこれ以上悪くしたくないなら下手な行動はしないべきだと思うがな」
「ホント、スリザリンの末裔にふさわしい、これ以上理不尽になれないっていう脅しだね。嫌いじゃないよ、そういうの」
「今スリザリンにふさわしいとか聞きたくないんだが」
「ああ。そういえば君、帽子と長く話してたよね。何かあったのかい?」
「別に」
「リディアちゃんと寮が別れたのが悲しいんですって、この子」
「黙ってろ、ナギニ」
「ヒト語で話してくれないかな?それより……」
「さっきの以外の話題でな」
「……リディアだけどさ」
「話題変えろって言っただろうが」
「ええ!?」
「やぁやぁリディア。ここはどこだい?」
「ここはハッフルパフの寮だよ。リドル君はスリザリンになったから別の寮なの」
「そうか。それはいい事だ。若い女の子は色々な人と関わるべきさ」
「そうなのかな」
「そうだよ。でも、どうしてもリドル君が気になるなら今度訪ねておゆき」
「うん!」
「……リディア?」
「ん?」
振り返るとキャシーが変な顔をしてあたしを見ていた。ブリアナとルーシーも同じ様な顔をしている。
「なんでアンタのフクロウ、喋るの?」
「喋らないものなの?」
「普通はね」
「そうなんだ」
「いや、そうなんだ、じゃなくて」
「まぁいいじゃないキャシー。きっと魔法生物なんだよ」
「適当すぎよブリアナ……」
「そこのお嬢さんの言う通り、少し不思議な力を持ったフクロウさ。他の皆には秘密だよ。見世物はごめんだからね」
「はい」
「うーん、良い返事だお嬢さん。名前は?」
「ルーシーです」
「良い名前だ。丁度今抜けたばっかりの羽をあげようね」
「いりません」
「おや残念」
くわえていた羽をまた地面に戻し、ストラスは鳥籠から出せとドアをコンコンやり始めた。もちろん開けてやると、彼はぴょこんと籠から側にあったトランクへと飛び移った。
「いや、窮屈だった。それじゃあ早速ホグワーツを探検してくるから、後は四人で仲良くやりなさい」
ストラスが飛び立った後の窓を四人で眺め、顔を見合わせた。
「アンタのフクロウ自由ねー」
「そうかな。いつもあんな感じだよ?」
「ねぇね、私猫のメリッサを飼ってるんだけど、二人は?」
「げ、ルーシー猫なんだ。私のネズミだから気をつけてね」
「大丈夫よブリアナ。私も猫」
「全然大丈夫じゃない!」
ブリアナがあまりにも必死なので、ついつい笑ってしまう。それをきっかけに皆も笑い出した。
仲良くなれそうだ。寝る前に早速レナに手紙を書かないと。
―――――
「そういえばまだ言ってなかったけど、貴方ってパーセルマウスなのよ?」
「パーセルマウス?」
「蛇語が出来る魔法使いのこと。他のヒトにはシューシュー言ってる様にしか見えないから気をつけなさいな」
「それを今言うか?」
「早い方がいいと思って」
向かいのベッドでは、アブラクサスが頬を引きつらせている。僕の知ったことじゃないからいいけど、ここまであからさまにやられると癪に触る。
「ねぇ、君ってさ……」
「パーセルマウスだ」
「あー…やっぱり。言っておくけど蛇はペットとして許可されてないよ?」
「お前が黙っていれば丸く収まるだろ?たった一人のルームメイトとの仲をこれ以上悪くしたくないなら下手な行動はしないべきだと思うがな」
「ホント、スリザリンの末裔にふさわしい、これ以上理不尽になれないっていう脅しだね。嫌いじゃないよ、そういうの」
「今スリザリンにふさわしいとか聞きたくないんだが」
「ああ。そういえば君、帽子と長く話してたよね。何かあったのかい?」
「別に」
「リディアちゃんと寮が別れたのが悲しいんですって、この子」
「黙ってろ、ナギニ」
「ヒト語で話してくれないかな?それより……」
「さっきの以外の話題でな」
「……リディアだけどさ」
「話題変えろって言っただろうが」
「ええ!?」