過ぎ去るはエーデルワイス
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「あ、良いですよ」とは、ラブホ前に戻って来て早々切間立会人から話の流れを聞かされた伏龍の言葉。彼はいよいよギョッとした。それを見た伏龍がへらっと笑って「負けませんもん、私たち」と一言。切間立会人はため息をついた。
「若さ故の万能感なのか…?」
「いーえー。きっと、十年後も同じ万能感をもってます」
ねー、とふられたので、俺もねー、と返す。切間立会人が笑う。
「成る程、鞍馬様が組に引き入れたがる気持ちがわかった。君たちは強い。二人揃っても、俺には届かんが」
さて、と、切間立会人が居住まいを正す。そして、「君たちにはどんなゲームが似合うか、私なりに考えていた。君たちが猫議員に会うために味方につけた人物を、利用した人物を、集めたピースを、解いた謎を、もう一度なぞって欲しい。'王への請願'。これが私が選ぶゲームだ。勿論彩りを添える為に少しだけ手を加えさせてもらうが、どうだろう。御誂え向きのゲームだと思うがね」と言った。有無を言わせない強い瞳が猫議員と俺を射抜く。なんとなく、伏龍が人を射抜く時に使う目を彷彿とさせた。
「ど~でもいいです~。どうせ勝つのは俺たちなので~」
「好きにしたまえ。こんな若造には負けん!」
「それでは、プレイヤーの合意が得られましたので、早速初めてゆきましょう」
切間立会人の口元が弧を描く。
「私、零號立会人、切間逹器。公平な立会いをお約束致します」
切間立会人が深々とお辞儀した。そして俺たちは勝負の会場となる、「クララ」へと移動する。
「若さ故の万能感なのか…?」
「いーえー。きっと、十年後も同じ万能感をもってます」
ねー、とふられたので、俺もねー、と返す。切間立会人が笑う。
「成る程、鞍馬様が組に引き入れたがる気持ちがわかった。君たちは強い。二人揃っても、俺には届かんが」
さて、と、切間立会人が居住まいを正す。そして、「君たちにはどんなゲームが似合うか、私なりに考えていた。君たちが猫議員に会うために味方につけた人物を、利用した人物を、集めたピースを、解いた謎を、もう一度なぞって欲しい。'王への請願'。これが私が選ぶゲームだ。勿論彩りを添える為に少しだけ手を加えさせてもらうが、どうだろう。御誂え向きのゲームだと思うがね」と言った。有無を言わせない強い瞳が猫議員と俺を射抜く。なんとなく、伏龍が人を射抜く時に使う目を彷彿とさせた。
「ど~でもいいです~。どうせ勝つのは俺たちなので~」
「好きにしたまえ。こんな若造には負けん!」
「それでは、プレイヤーの合意が得られましたので、早速初めてゆきましょう」
切間立会人の口元が弧を描く。
「私、零號立会人、切間逹器。公平な立会いをお約束致します」
切間立会人が深々とお辞儀した。そして俺たちは勝負の会場となる、「クララ」へと移動する。