本当の君へ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
テレビ画面に映るキラキラアイドルを見て驚愕した。
かつての同級生がそこにはいたが、その姿はまるで別人だ。
いや、本当にこれは本人か?
未だ信じられなくて自問自答を繰り返している。
「IDOLiSH7のリーダー、二階堂大和です」
来てしまった、某アイドルがゲスト出演するテレビの公開収録。
先日の衝撃映像を機にまんまとアイナナ箱推しオタクとなった私は今日まで正直半信半疑だったが、今しがたご本人を目の前にしてやっと確信した。
彼はやっぱり同級生の大和くんだ、だいぶ印象が違うけど。
「何言ってるの。優しいでしょ、お兄さんは。」
「はい!大和さんはいつも頼れるリーダーで、優しいですよ!」
「よし、もっと言ってやってーリク。あとでなんでも買ってあげちゃう」
「やったー!」
尊いかよ、センターとリーダー!
目の前で拝めるなんて最高!今日当たってよかった~!
なんて私が脳内で歓喜していると、
「じゃあスタジオに来てるお客さんにも聞いてみようかなー!」
というミスター下岡さんの声により、メンバー達の視線が自然とこちらを向いた。
そしてバッチリと目があった気がする。大和くんと。
「じゃあ一番前の君!ファンから見た大和くんってどんな感じかな?答えちゃおー!」
『…あ「っえ“?!」』
「あ?なんだよおっさん!まだ何も言ってねーよ!リアクション早すぎ!」
「いやいやいや、え?だって、」
「美しいレディーの話は最後まで聞くものですよ。さあ、どうぞ」
『あ、えっと…大和くんのイメージは…飄々としてるように見えて実は努力家で、本当は優しいお兄さん…?』
「あはははは!よかったなーおっさん!実は努力家って!」
「僕も大和さんは尊敬できる優しいお兄さんだと思ってます」
「だって~ヤマさん」
「もうヤメテ…」
何やら目の前で盛り上がっているIDOLiSH7尊い。
三月くんも面白おかしくしてくれてるけど、みんなちゃんと大和くんに対して信頼や尊敬があるんだなって感じで見ててほっこりするな。
今日当たってよかった。(2回目)
「じゃあ最後に大和くんに伝えたいことがあればどうぞ!」
『…同じ高校に通ってたとき、実は大和くんのことが好きでした』
「「「「「「えーーーーー?!」」」」」」
当時は言えなかったこの思い。
まさか卒業後にこんな形で会えるとは思ってもいなくて。
同級生ではなくアイドルとファンという立場に変わってしまったけど。
これからは全力で好きの気持ちを届けて応援していきたいなと思います。
to be continued...?
2022/11/14
1/1ページ