SBM1
漂うほのかな香りに足を止める。
視線を巡らせると、見慣れた少年の後ろ姿が目に入った。
ティーカップを手にした彼が向かう先は、フライングユニットを失った少女がいる部屋で。
「…本当に、『らしくない』な」
果たしてそれは良い事なのか…悪い事なのか。
分からないまま、その背中を見送った。
初出・2018年2月16日
視線を巡らせると、見慣れた少年の後ろ姿が目に入った。
ティーカップを手にした彼が向かう先は、フライングユニットを失った少女がいる部屋で。
「…本当に、『らしくない』な」
果たしてそれは良い事なのか…悪い事なのか。
分からないまま、その背中を見送った。
初出・2018年2月16日