𝑀𝑒𝑟𝑟𝑦 𝐶ℎ𝑟𝑖𝑠𝑡𝑚𝑎𝑠
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⚠️if 本編後 オリジナル
⚠️ご都合主義 捏造設定あり
⚠️何でも言い方向け
12月某日 都内ショッピングモール
冷たい風が頬に当たる。外の街路樹は沢山の電光ケーブルに装飾され、夜間にはライトアップされた見事なイルミネーションが見られるだろう。そんなイルミネーションが綺麗に見られるこの季節に、私はある目的の為に、暇そうにしていた悠仁を連れて都内のショッピングモールに訪れていた。
虎「なー憐…もう買う物って決まってんのか?」
貴「……決まってない。」
虎「マジ?」
悠仁は私の答えに呆気にとられた顔をした。
虎「俺てっきり荷物持ちで呼ばれたのかと思ってたわ。」
そう思うのも無理は無い。部屋で暇していた悠仁に、一緒にショッピングモールへ行かない?買いたい物があると誘ったのは私だ。野薔薇ちゃんの買い物で荷物持ち要因で呼ばれ慣れていた悠仁は、二つ返事で私の買い物にも付き合ってくれた。
虎「憐の買いたい物って自分用なん?それとも誰か宛?」
悠仁から聞かれた質問は至極真っ当なもの。買いたい物が決まってなければ、せめてその目的を聞きたいのだろう。視線は色んな店内の物を見ながらも意識は、こちらに向けて質問してきた。
貴「憂太へのプレゼントよ。ほら、もうすぐクリスマスでしょ?憂太へのプレゼントは何にしようかなって思ってね。」
虎「なるほどな~……先輩の欲しい物とか聞いたのか?」
貴「聞いたわよ!それとな~く、さりげな~く聞いてみたけど……『特に欲しいものはないかな』って言われちゃって。憂太ってあんまり物欲ないからプレゼント選びが難しいのよね。」
虎「あ~~……想像できたわ。」
貴「だから悠仁に着いてきてもらったの!ねぇ、憂太の欲しい物とか知ってる?男の子って何貰えたら嬉しいの?!?!」
虎「うわ!!ちょっと落ち着けって!!」
鬼気迫る表情を見た私を見て悠仁は、じゃっかん引きながらも宥めようとしていた。
虎「先輩なら憐のくれた物なら、何でも喜んで受け取りそうだけどな。」
それは真希達にも言われた……そもそも何で私が悠仁を誘ったのか考えてみて欲しい。真希を筆頭に狗巻くん、パンダくん、伏黒くん、野薔薇ちゃん、姉さん、五条先生……皆に聞いたけど、口を揃えて「私から貰った物なら何でも喜ぶ」って言うのだ……もっとみんな真面目に考えて欲しい!でもこれ以上粘っても仕方なかったので、最後に残った悠仁を連れ出したのだ。
貴「悠仁なら憂太と歳も近いし、同じ男の子でしょ?何か聞いてないかな~と思って……ねぇ、何か聞いてないの?」
虎「え~~っと俺の前でも特に言ってなかった気がする……先輩って話の8割が憐との惚気話だもんな~。」
貴「憂太ってそんなに私の話をしてるの?!」
後輩にまでそんなに話しているのか……恥ずかしいから辞めてって言ってるのに憂太はもう!顔から火が出そうだ。
虎「まぁ偶にいつまで続くんだ?ってぐらい話してるけど、先輩嬉しそうに話すし、仲が良いって事だからいいけどな。」
悠仁は苦笑いをするも、直ぐに話を切り替えた。
虎「参考に聞きたいんだけど、去年のクリスマスはなんかあげたのか?」
貴「……あげてない。というのもこの時はまだ付き合ってなかったし何より……それどころじゃなかったのよ。去年の12月24日は本当に大変だったから……。」
この時期になると毎年思い出すだろう。もうすぐ1年になる……私にとっても憂太にとっても忘れらない日。
去年のクリスマスイブはそう、……夏油さん一派が起こした新宿、京都で起きた未曾有の大規模呪術テロの日である。あの日は新宿、京都を守る為、多くの呪術師が集められ、夏油さん達、呪霊を祓うのに尽力を尽くした。……結果どちらの街も守られたけど、反面死者数、怪我人も多く出てしまったことを忘れてはいけない。
貴「テロもあったし、高専も半壊したし、それに……大切な人との別れもあって、それどころじゃなかったのよ……。」
色んな事があって、心身ともに疲れ果てていたこの時期。まぁでもその後に、長年の想いが実り、憂太と付き合うことになるんだけどね。
貴「去年は贈れなかったから、今年こそプレゼントして憂太の喜ぶ顔を見たい……。」
何たってクリスマスは、家族、恋人といった大事な人と過ごす聖なる日。24日は皆とクリスマスパーティーをやるけど、25日は憂太と過ごすのだ。
誰よりも大切な彼に……憂太にプレゼントを贈りたい……こんな私を愛してくれる憂太が喜んでくれるなら、何でもするよ。だからこそ生半可なプレゼントは贈りたくない……叶うなら彼の心に一生残る物を贈りたい。本当に私もあまり憂太の事を言えないくらいには、想いが重い。
虎「そっか……うっし、それじゃあ色々店内見て回ろうぜ。そしたら何かいい物が見つかるだろ!」
悠仁がやる気を出して先程よりも真剣に店内を周り始めた。
貴「ありがとう、悠仁!お礼に悠仁の願いを叶えてあげるからね~!」
こんな私に付き合ってくれる親類の為にも、今回は私……何でも買っちゃうよ!奮発するよ!
虎「ラッキー!じゃあ最近公開された【モグラ男】見に行こうぜ!ホラー映画なのに絶妙に怖くないって評判で気になってたんだよな~。」
貴「……。」
虎「……無言で歩くスピードあげるのやめて!!」
もっと他になかったのかしら……。いつも思うけど、悠仁の映画のチョイスが謎だなと思う今日この頃。
⚠️ご都合主義 捏造設定あり
⚠️何でも言い方向け
12月某日 都内ショッピングモール
冷たい風が頬に当たる。外の街路樹は沢山の電光ケーブルに装飾され、夜間にはライトアップされた見事なイルミネーションが見られるだろう。そんなイルミネーションが綺麗に見られるこの季節に、私はある目的の為に、暇そうにしていた悠仁を連れて都内のショッピングモールに訪れていた。
虎「なー憐…もう買う物って決まってんのか?」
貴「……決まってない。」
虎「マジ?」
悠仁は私の答えに呆気にとられた顔をした。
虎「俺てっきり荷物持ちで呼ばれたのかと思ってたわ。」
そう思うのも無理は無い。部屋で暇していた悠仁に、一緒にショッピングモールへ行かない?買いたい物があると誘ったのは私だ。野薔薇ちゃんの買い物で荷物持ち要因で呼ばれ慣れていた悠仁は、二つ返事で私の買い物にも付き合ってくれた。
虎「憐の買いたい物って自分用なん?それとも誰か宛?」
悠仁から聞かれた質問は至極真っ当なもの。買いたい物が決まってなければ、せめてその目的を聞きたいのだろう。視線は色んな店内の物を見ながらも意識は、こちらに向けて質問してきた。
貴「憂太へのプレゼントよ。ほら、もうすぐクリスマスでしょ?憂太へのプレゼントは何にしようかなって思ってね。」
虎「なるほどな~……先輩の欲しい物とか聞いたのか?」
貴「聞いたわよ!それとな~く、さりげな~く聞いてみたけど……『特に欲しいものはないかな』って言われちゃって。憂太ってあんまり物欲ないからプレゼント選びが難しいのよね。」
虎「あ~~……想像できたわ。」
貴「だから悠仁に着いてきてもらったの!ねぇ、憂太の欲しい物とか知ってる?男の子って何貰えたら嬉しいの?!?!」
虎「うわ!!ちょっと落ち着けって!!」
鬼気迫る表情を見た私を見て悠仁は、じゃっかん引きながらも宥めようとしていた。
虎「先輩なら憐のくれた物なら、何でも喜んで受け取りそうだけどな。」
それは真希達にも言われた……そもそも何で私が悠仁を誘ったのか考えてみて欲しい。真希を筆頭に狗巻くん、パンダくん、伏黒くん、野薔薇ちゃん、姉さん、五条先生……皆に聞いたけど、口を揃えて「私から貰った物なら何でも喜ぶ」って言うのだ……もっとみんな真面目に考えて欲しい!でもこれ以上粘っても仕方なかったので、最後に残った悠仁を連れ出したのだ。
貴「悠仁なら憂太と歳も近いし、同じ男の子でしょ?何か聞いてないかな~と思って……ねぇ、何か聞いてないの?」
虎「え~~っと俺の前でも特に言ってなかった気がする……先輩って話の8割が憐との惚気話だもんな~。」
貴「憂太ってそんなに私の話をしてるの?!」
後輩にまでそんなに話しているのか……恥ずかしいから辞めてって言ってるのに憂太はもう!顔から火が出そうだ。
虎「まぁ偶にいつまで続くんだ?ってぐらい話してるけど、先輩嬉しそうに話すし、仲が良いって事だからいいけどな。」
悠仁は苦笑いをするも、直ぐに話を切り替えた。
虎「参考に聞きたいんだけど、去年のクリスマスはなんかあげたのか?」
貴「……あげてない。というのもこの時はまだ付き合ってなかったし何より……それどころじゃなかったのよ。去年の12月24日は本当に大変だったから……。」
この時期になると毎年思い出すだろう。もうすぐ1年になる……私にとっても憂太にとっても忘れらない日。
去年のクリスマスイブはそう、……夏油さん一派が起こした新宿、京都で起きた未曾有の大規模呪術テロの日である。あの日は新宿、京都を守る為、多くの呪術師が集められ、夏油さん達、呪霊を祓うのに尽力を尽くした。……結果どちらの街も守られたけど、反面死者数、怪我人も多く出てしまったことを忘れてはいけない。
貴「テロもあったし、高専も半壊したし、それに……大切な人との別れもあって、それどころじゃなかったのよ……。」
色んな事があって、心身ともに疲れ果てていたこの時期。まぁでもその後に、長年の想いが実り、憂太と付き合うことになるんだけどね。
貴「去年は贈れなかったから、今年こそプレゼントして憂太の喜ぶ顔を見たい……。」
何たってクリスマスは、家族、恋人といった大事な人と過ごす聖なる日。24日は皆とクリスマスパーティーをやるけど、25日は憂太と過ごすのだ。
誰よりも大切な彼に……憂太にプレゼントを贈りたい……こんな私を愛してくれる憂太が喜んでくれるなら、何でもするよ。だからこそ生半可なプレゼントは贈りたくない……叶うなら彼の心に一生残る物を贈りたい。本当に私もあまり憂太の事を言えないくらいには、想いが重い。
虎「そっか……うっし、それじゃあ色々店内見て回ろうぜ。そしたら何かいい物が見つかるだろ!」
悠仁がやる気を出して先程よりも真剣に店内を周り始めた。
貴「ありがとう、悠仁!お礼に悠仁の願いを叶えてあげるからね~!」
こんな私に付き合ってくれる親類の為にも、今回は私……何でも買っちゃうよ!奮発するよ!
虎「ラッキー!じゃあ最近公開された【モグラ男】見に行こうぜ!ホラー映画なのに絶妙に怖くないって評判で気になってたんだよな~。」
貴「……。」
虎「……無言で歩くスピードあげるのやめて!!」
もっと他になかったのかしら……。いつも思うけど、悠仁の映画のチョイスが謎だなと思う今日この頃。