未来からの訪問者 Part2
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⚠️if 本編後 オリジナル
⚠️番外編「未来からの訪問者」の続編です。先にそちらを読むことをおすすめします。
⚠️乙骨くんは海外任務行っていません。
⚠️毎度の如く、捏造設定、ご都合主義、その他諸々ありますので、何でもいい方のみ読んでください!
────────────────────────
虎杖side
五「……準備は良いかな?いざ……オープン!!」
ある日の呪物の授業中、五条先生が凄いことを言い出した。この世には、有害なものから比較的無害など、様々な呪物があるらしいが、その中でも一際珍しい物がこの高専にはあるらしい……。呪いが見える人間にしか見る事ができず、選ばれた人間にしか扱えないという、時を超える鏡……通称〝時限の鏡〟の話を五条先生は俺達一年生に語り出した。
人間が過去や未来に飛ぶ??そんな事が有り得るのかと、伏黒と釘崎は懐疑的な目で五条先生を見遣ったが、俺は五条先生に見せて貰えないかと頼んだ。正直俺も半信半疑だが、本当にそんなものが存在するなら見てみたいという好奇心が勝った。何でも過去に、この高専で鏡を使用したことがあるのらしいだが、誰が何の為に行ったのかは覚えていないらしい。
それを聞いて益々不審がる伏黒と釘崎。……段々と俺も苦笑いになってくる。先生を信じていないわけじゃないけど、人が時を超えるなんてこと出来るのだろうか。そんなに疑うなら実物を見せようと、五条先生が俺達を倉庫に連れてきた。そして何処かに電話をかけた先生……電話の相手に倉庫に来るよう伝えた数分後……。
貴「……何で私達まで呼ばれたの。」
乙「経験者だからとか?あんまり覚えていないけど。」
野「真希さん達は?」
乙「それぞれ任務なんだ。」
2年生の憐と乙骨先輩がやってきた。先輩方は他にもいるが、やってきたのはこの2人だけ。他の先輩方はそれぞれ任務だと乙骨先輩が言う……だから、憐と乙骨先輩しか居ないのか。
五「どうせ2人でイチャコラしてたんでしょ?ならいいじゃん。」
貴「!!…何言ってるんですか?!し、してませんよ!!自習してましたよ自習!!変な事言わないでください!!」
先生にからかわれて、憐の顔が林檎のような色になった。先輩はそのやり取りをニコニコしながら見ている……1年経っても初々しい憐の反応が可愛くて仕方ないらしく、助けようと思いつつも嬉しくなって笑ってしまうのだとか。だから最近の憐は「憂太……変な性癖に目覚めてないよね?」と疑惑の目を先輩に向けているらしい……でもそれ、多分間違ってない。
伏「五条先生、早く済ませてください。」
今までのやり取りを見て、痺れを切らした伏黒が先生を急かす。
五「恵はせっかちだね〜……まぁ憐で遊ぶのはこのくらいにしといて……」
貴「遊ぶってなんですか!!💢💢」
乙「まぁまぁ、落ち着いて憐。」
五「……準備は良いかな?いざ……オープン!!」
怒っている憐の対応もそこそこに、先生は倉庫の奥にある、大きな物にかけられている白い布をはがす。時限の鏡って言うからには鏡なんだろうけど……シルエット的にも全身鏡のようなものか。まぁ、どっちにしろようやくお目にかかれる、曰く付きの呪物……時限の鏡。
バサッ
乙/貴/虎/伏/野「「「「「…………。」」」」」
五「リアクション薄くない?!もっと盛大に驚いてよ!」
先生が俺達に過剰なリアクションを求めるが、今の所呪力を帯びている以外に変わった要素がない鏡を見た所で、オーバーなリアクションを期待するのは難しいな。
虎「そんな事言われてもな〜……。だって今の所普通の大きい鏡だし。」
貴「ウンウン……。(確かにね……。)」
野「これで驚けってのが無理な話よ。」
伏「……やっぱりな、そんな事だろうと思った。」
乙「💧(僕らでさえ記憶が不確かで実感がないのに、虎杖くん達に理解しろだなんて難しいような……。)」
俺達がそれぞれの感想を言うと、先生はいじけてしまった。
五「せっかく僕の権限で見れたのに!もっと驚いてよ!すっごく貴重な鏡なのにさ〜……まぁかく言う僕もあんまり覚えていないんだよね〜。」
いじけつつも実際、先生も信じていないのか、アハハと笑いながら答えていた。見終わったし、そろそろ教室に戻ろうと先生が言った瞬間、その時は来た。鏡が突如光出したのだ。
虎「何だこれ?!鏡が光ってる?!」
伏「?!」
野「ちょっと何よ!」
鏡に対し、各々が戦闘態勢をとる。一応何があってもいいように。
乙「憐下がって……僕より前に出ないで。」
貴「うん、憂太も気をつけて……。」
何があっても憐を守れるように、刀を取り出して憐の前に立ち、盾になっている先輩。憐も先輩の指示に、大人しく従い、愛用の弓を持ちつつ先輩の後ろで様子を伺っている。
徐々に明るさは増し一際輝いた鏡に、俺達は目を背ける。その光がおさまり出した時、いつの間にか鏡の前には一人の少年が立っていた。顔立ちは整っており、黒い短髪で、瞳は茶色、歳は俺達と同じくらいだろう。服は黒い制服を着用しており、俺と同じフード付きの制服だ。
?「……え?!」
少年は辺りを見回し驚愕していた。
虎「鏡が光出したと思ったら急に人がいる?!どういう事なの先生!?」
俺は、先生が言っていたことが本当に起きたと思い、興奮しながら先生に言った。
五「……マジか〜ウケる。」
野「ウケてる場合かよ!一体どうなってんのよ!」
伏「……どうなってんだ?まさか本当に人が時を超えたとでも……。」
先生達を筆頭に謎の少年が現れた事に対し、困惑していると少年は、突如見回していた顔をピタリと止め、目を見開き凝視した。その視線の先は……先輩と憐の姿があった。先輩達は、少年が現れた後も警戒を解かず、怪訝な顔で少年の様子を伺っていた。少年は、先輩達の方へ歩き出し、その前でピタリと止まる。
?「……父さん?!なんか若くない?!呪いの仕業かな……でもあんなに強いのに、呪いにあてられるなんてことある?それに……後ろにいるの……母さん?!こっちも若い気がする……え?2人とも俺と同じくらいに見えるんだけど、どういう事??どうなってるの?夢??」
色々とツッコミどころ満載な発言をぶちかましていた。
貴「母さんって何?!……私と貴方、初対面ですよね?!?!ていうかこんなデカい息子を生んだ覚えは無いし、私と同い年くらいにしか見えないんですけど……それなのに母さんってありえないでしょ!!何より貴方誰?!?!」
憐が気になっていることを全部ツッコんでくれた。
乙「(ここは敢えてこっちの情報は明かさずに、相手の素性を聞いた方がいいかな。)……君は誰なの?」
普段の優しい顔つきではなく、厳しい表情をしている先輩も、少年に素性を問いかける。
?(よく見たら父さん達だけじゃない、悠仁さんや恵さん達まで若い……。もしかして……また過去に来ちゃった感じか?!……どうしよう。とりあえず疑われてるのを何とかしたい……敵じゃない事を証明しなくちゃだな。)
?「いきなりすみませんでした!その……お二人が、俺の両親に凄く似てたので、間違えてしまいました。失礼しました!」
少年は思案顔をしていたと思ったら、いきなり頭を下げ謝罪をし、俺達の方も見回しながら自分の素性を明かし始めた。
ひ「俺の名前は……ひなたです。苗字は……すみません、訳あって明かせません。ですが、怪しいヤツでも敵でもないです!信じられないかもしれませんが、俺はここより数十年後の未来からやってきた呪術師です……。」
この時の俺達は、彼の話した内容があまりにも突拍子もなかったので驚くしかなかった。
⚠️番外編「未来からの訪問者」の続編です。先にそちらを読むことをおすすめします。
⚠️乙骨くんは海外任務行っていません。
⚠️毎度の如く、捏造設定、ご都合主義、その他諸々ありますので、何でもいい方のみ読んでください!
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虎杖side
五「……準備は良いかな?いざ……オープン!!」
ある日の呪物の授業中、五条先生が凄いことを言い出した。この世には、有害なものから比較的無害など、様々な呪物があるらしいが、その中でも一際珍しい物がこの高専にはあるらしい……。呪いが見える人間にしか見る事ができず、選ばれた人間にしか扱えないという、時を超える鏡……通称〝時限の鏡〟の話を五条先生は俺達一年生に語り出した。
人間が過去や未来に飛ぶ??そんな事が有り得るのかと、伏黒と釘崎は懐疑的な目で五条先生を見遣ったが、俺は五条先生に見せて貰えないかと頼んだ。正直俺も半信半疑だが、本当にそんなものが存在するなら見てみたいという好奇心が勝った。何でも過去に、この高専で鏡を使用したことがあるのらしいだが、誰が何の為に行ったのかは覚えていないらしい。
それを聞いて益々不審がる伏黒と釘崎。……段々と俺も苦笑いになってくる。先生を信じていないわけじゃないけど、人が時を超えるなんてこと出来るのだろうか。そんなに疑うなら実物を見せようと、五条先生が俺達を倉庫に連れてきた。そして何処かに電話をかけた先生……電話の相手に倉庫に来るよう伝えた数分後……。
貴「……何で私達まで呼ばれたの。」
乙「経験者だからとか?あんまり覚えていないけど。」
野「真希さん達は?」
乙「それぞれ任務なんだ。」
2年生の憐と乙骨先輩がやってきた。先輩方は他にもいるが、やってきたのはこの2人だけ。他の先輩方はそれぞれ任務だと乙骨先輩が言う……だから、憐と乙骨先輩しか居ないのか。
五「どうせ2人でイチャコラしてたんでしょ?ならいいじゃん。」
貴「!!…何言ってるんですか?!し、してませんよ!!自習してましたよ自習!!変な事言わないでください!!」
先生にからかわれて、憐の顔が林檎のような色になった。先輩はそのやり取りをニコニコしながら見ている……1年経っても初々しい憐の反応が可愛くて仕方ないらしく、助けようと思いつつも嬉しくなって笑ってしまうのだとか。だから最近の憐は「憂太……変な性癖に目覚めてないよね?」と疑惑の目を先輩に向けているらしい……でもそれ、多分間違ってない。
伏「五条先生、早く済ませてください。」
今までのやり取りを見て、痺れを切らした伏黒が先生を急かす。
五「恵はせっかちだね〜……まぁ憐で遊ぶのはこのくらいにしといて……」
貴「遊ぶってなんですか!!💢💢」
乙「まぁまぁ、落ち着いて憐。」
五「……準備は良いかな?いざ……オープン!!」
怒っている憐の対応もそこそこに、先生は倉庫の奥にある、大きな物にかけられている白い布をはがす。時限の鏡って言うからには鏡なんだろうけど……シルエット的にも全身鏡のようなものか。まぁ、どっちにしろようやくお目にかかれる、曰く付きの呪物……時限の鏡。
バサッ
乙/貴/虎/伏/野「「「「「…………。」」」」」
五「リアクション薄くない?!もっと盛大に驚いてよ!」
先生が俺達に過剰なリアクションを求めるが、今の所呪力を帯びている以外に変わった要素がない鏡を見た所で、オーバーなリアクションを期待するのは難しいな。
虎「そんな事言われてもな〜……。だって今の所普通の大きい鏡だし。」
貴「ウンウン……。(確かにね……。)」
野「これで驚けってのが無理な話よ。」
伏「……やっぱりな、そんな事だろうと思った。」
乙「💧(僕らでさえ記憶が不確かで実感がないのに、虎杖くん達に理解しろだなんて難しいような……。)」
俺達がそれぞれの感想を言うと、先生はいじけてしまった。
五「せっかく僕の権限で見れたのに!もっと驚いてよ!すっごく貴重な鏡なのにさ〜……まぁかく言う僕もあんまり覚えていないんだよね〜。」
いじけつつも実際、先生も信じていないのか、アハハと笑いながら答えていた。見終わったし、そろそろ教室に戻ろうと先生が言った瞬間、その時は来た。鏡が突如光出したのだ。
虎「何だこれ?!鏡が光ってる?!」
伏「?!」
野「ちょっと何よ!」
鏡に対し、各々が戦闘態勢をとる。一応何があってもいいように。
乙「憐下がって……僕より前に出ないで。」
貴「うん、憂太も気をつけて……。」
何があっても憐を守れるように、刀を取り出して憐の前に立ち、盾になっている先輩。憐も先輩の指示に、大人しく従い、愛用の弓を持ちつつ先輩の後ろで様子を伺っている。
徐々に明るさは増し一際輝いた鏡に、俺達は目を背ける。その光がおさまり出した時、いつの間にか鏡の前には一人の少年が立っていた。顔立ちは整っており、黒い短髪で、瞳は茶色、歳は俺達と同じくらいだろう。服は黒い制服を着用しており、俺と同じフード付きの制服だ。
?「……え?!」
少年は辺りを見回し驚愕していた。
虎「鏡が光出したと思ったら急に人がいる?!どういう事なの先生!?」
俺は、先生が言っていたことが本当に起きたと思い、興奮しながら先生に言った。
五「……マジか〜ウケる。」
野「ウケてる場合かよ!一体どうなってんのよ!」
伏「……どうなってんだ?まさか本当に人が時を超えたとでも……。」
先生達を筆頭に謎の少年が現れた事に対し、困惑していると少年は、突如見回していた顔をピタリと止め、目を見開き凝視した。その視線の先は……先輩と憐の姿があった。先輩達は、少年が現れた後も警戒を解かず、怪訝な顔で少年の様子を伺っていた。少年は、先輩達の方へ歩き出し、その前でピタリと止まる。
?「……父さん?!なんか若くない?!呪いの仕業かな……でもあんなに強いのに、呪いにあてられるなんてことある?それに……後ろにいるの……母さん?!こっちも若い気がする……え?2人とも俺と同じくらいに見えるんだけど、どういう事??どうなってるの?夢??」
色々とツッコミどころ満載な発言をぶちかましていた。
貴「母さんって何?!……私と貴方、初対面ですよね?!?!ていうかこんなデカい息子を生んだ覚えは無いし、私と同い年くらいにしか見えないんですけど……それなのに母さんってありえないでしょ!!何より貴方誰?!?!」
憐が気になっていることを全部ツッコんでくれた。
乙「(ここは敢えてこっちの情報は明かさずに、相手の素性を聞いた方がいいかな。)……君は誰なの?」
普段の優しい顔つきではなく、厳しい表情をしている先輩も、少年に素性を問いかける。
?(よく見たら父さん達だけじゃない、悠仁さんや恵さん達まで若い……。もしかして……また過去に来ちゃった感じか?!……どうしよう。とりあえず疑われてるのを何とかしたい……敵じゃない事を証明しなくちゃだな。)
?「いきなりすみませんでした!その……お二人が、俺の両親に凄く似てたので、間違えてしまいました。失礼しました!」
少年は思案顔をしていたと思ったら、いきなり頭を下げ謝罪をし、俺達の方も見回しながら自分の素性を明かし始めた。
ひ「俺の名前は……ひなたです。苗字は……すみません、訳あって明かせません。ですが、怪しいヤツでも敵でもないです!信じられないかもしれませんが、俺はここより数十年後の未来からやってきた呪術師です……。」
この時の俺達は、彼の話した内容があまりにも突拍子もなかったので驚くしかなかった。