京都姉妹校交流会
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〜交流会終了後〜
甘やかしてるつもりはない
憐と乙骨
貴「気持ち良い……。」
乙「ふふっ僕の手、そんなに冷たいの?」
貴「憂太の手、いつも冷たいよ。」
乙「えっ?!そうだったの?!」
交流会の次の日に、なんと熱が出ました。微熱です。
多分はしゃぎすぎたんだろうな……。疲労も忘れて動いてたら、次の日に何だか体が気怠い感じがあって、熱を測ったらアウト。とりあえず今日の授業は休む事を真希に連絡したら、真希から聞きつけた憂太が、海外に行く準備を放り出して私の部屋に来て、看病を始めた。申し訳ないな〜って思ったけど、もう少しだけ一緒にいられると思うと嬉しい。
幸い休んでればそのうち治ると、その後やって来た硝子さんからも言われたので、今は大人しくベッドの上に横になっています。憂太は自分が見ていたのにも関わらず、結局私が倒れた事に責任を感じて、何度も謝っていたけど気にしなくていいのにな。私が楽しみすぎて、熱出ただけだし体調管理は自己責任だし……私が反省すべきよね。
(憂太に迷惑かけちゃったな……。)
乙「憐の手を冷やしたい訳じゃないのにな。……ちょっと考えたけど、やっぱり君の手を握られないなんて耐えられないから、これからも繋いでいい?」
私は憂太を引き留めてしまった罪悪感に苛まれそうだったのに、その彼は私と手を繋げなくなる事を心配していた。
貴「……ふふっ!あははは!そんな事気にしなくていいのに〜……私は基本的に体温高い方だから、暖かいんだよ。私がずっと握ってれば、憂太の手に私の体温が伝わって暖かくなるんだから、ずっと繋いでていいよ!」
私よりも些細な事で真剣に悩んでいる彼の姿を見て、なんだか自分の考えている事が馬鹿らしくなって笑ってしまった。彼にとっては、私と手を繋げなくなる事は重要な事らしい……。全くもう、しょうがないな。
乙「そうだった、憐の体温はいつも暖かったよね。半年くらいずっと君に触れてなかったから、忘れかけてたよ。」
憂太はそう言うと私の手を握り始めた。
乙「……僕は君が元気になるまで傍にいるから。だから、安心して休んでね。」
貴「……私が寝る気ないの分かってたんだ。」
熱まで出たのだから、早く療養しなきゃいけないのは分かってるんだけど……、その間に憂太が海外にまた戻ってしまうと考えたら寝たくなくて、こうして話してしまう。
乙「まぁね。僕が君ならきっと同じで、勿体なくて寝ずにお話しちゃうからさ。でもさ、大変な思いをして話すよりも、今からめいっぱい休んで、元気になって楽しく話した方が良いんじゃないかな?」
貴「うっ……。」
誰が聞いても100%憂太が正しいって言うだろうな。自分自身でも分かってるからこそ言葉に詰まる。
乙「ほら、憐が眠るまで手を握っててあげるから!……。」
なんか私、手がかかる子供みたいね。
貴「絶対だからね!もし黙って日本から出たら、憂太のスマホに、毎日この事の恨み辛みを送りまくってやるんだから……。」
でも、それも良いのかもしれない……。だって───。
乙「えぇ〜?!そんな……!?💧 でもそうしたら、これからも毎日連絡してくれるって事だよね……?内容はともかく、憐に気にかけて貰えると思ったら嬉しいな。」
(そんな嬉しそうにされたら、無理して直さなくてもいいって思っちゃうでしょ。)
貴「冗談だからね?!流石にそんな酷い事しないから!!」
自分に甘すぎな憂太にどうかと思いつつも、これはこれでありだなと思い、さすがにしんどくなってきた憐は徐々に瞼を閉じて眠るのであった。
乙(可愛い寝顔……。君を守れるなら何だって───。)
甘やかしてるつもりはない
憐と乙骨
貴「気持ち良い……。」
乙「ふふっ僕の手、そんなに冷たいの?」
貴「憂太の手、いつも冷たいよ。」
乙「えっ?!そうだったの?!」
交流会の次の日に、なんと熱が出ました。微熱です。
多分はしゃぎすぎたんだろうな……。疲労も忘れて動いてたら、次の日に何だか体が気怠い感じがあって、熱を測ったらアウト。とりあえず今日の授業は休む事を真希に連絡したら、真希から聞きつけた憂太が、海外に行く準備を放り出して私の部屋に来て、看病を始めた。申し訳ないな〜って思ったけど、もう少しだけ一緒にいられると思うと嬉しい。
幸い休んでればそのうち治ると、その後やって来た硝子さんからも言われたので、今は大人しくベッドの上に横になっています。憂太は自分が見ていたのにも関わらず、結局私が倒れた事に責任を感じて、何度も謝っていたけど気にしなくていいのにな。私が楽しみすぎて、熱出ただけだし体調管理は自己責任だし……私が反省すべきよね。
(憂太に迷惑かけちゃったな……。)
乙「憐の手を冷やしたい訳じゃないのにな。……ちょっと考えたけど、やっぱり君の手を握られないなんて耐えられないから、これからも繋いでいい?」
私は憂太を引き留めてしまった罪悪感に苛まれそうだったのに、その彼は私と手を繋げなくなる事を心配していた。
貴「……ふふっ!あははは!そんな事気にしなくていいのに〜……私は基本的に体温高い方だから、暖かいんだよ。私がずっと握ってれば、憂太の手に私の体温が伝わって暖かくなるんだから、ずっと繋いでていいよ!」
私よりも些細な事で真剣に悩んでいる彼の姿を見て、なんだか自分の考えている事が馬鹿らしくなって笑ってしまった。彼にとっては、私と手を繋げなくなる事は重要な事らしい……。全くもう、しょうがないな。
乙「そうだった、憐の体温はいつも暖かったよね。半年くらいずっと君に触れてなかったから、忘れかけてたよ。」
憂太はそう言うと私の手を握り始めた。
乙「……僕は君が元気になるまで傍にいるから。だから、安心して休んでね。」
貴「……私が寝る気ないの分かってたんだ。」
熱まで出たのだから、早く療養しなきゃいけないのは分かってるんだけど……、その間に憂太が海外にまた戻ってしまうと考えたら寝たくなくて、こうして話してしまう。
乙「まぁね。僕が君ならきっと同じで、勿体なくて寝ずにお話しちゃうからさ。でもさ、大変な思いをして話すよりも、今からめいっぱい休んで、元気になって楽しく話した方が良いんじゃないかな?」
貴「うっ……。」
誰が聞いても100%憂太が正しいって言うだろうな。自分自身でも分かってるからこそ言葉に詰まる。
乙「ほら、憐が眠るまで手を握っててあげるから!……。」
なんか私、手がかかる子供みたいね。
貴「絶対だからね!もし黙って日本から出たら、憂太のスマホに、毎日この事の恨み辛みを送りまくってやるんだから……。」
でも、それも良いのかもしれない……。だって───。
乙「えぇ〜?!そんな……!?💧 でもそうしたら、これからも毎日連絡してくれるって事だよね……?内容はともかく、憐に気にかけて貰えると思ったら嬉しいな。」
(そんな嬉しそうにされたら、無理して直さなくてもいいって思っちゃうでしょ。)
貴「冗談だからね?!流石にそんな酷い事しないから!!」
自分に甘すぎな憂太にどうかと思いつつも、これはこれでありだなと思い、さすがにしんどくなってきた憐は徐々に瞼を閉じて眠るのであった。
乙(可愛い寝顔……。君を守れるなら何だって───。)