京都姉妹校交流会
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虎「コ、コ、コイビトぉ?!憐に?!」
貴「ちょっと悠仁……それは一体どういう意味で言ったの……」
虎「えっ……いや〜別に〜?……ははっ💧」
虎杖の失礼な発言に、握り拳をしながら近づく憐。
野「そういえば伏黒が言ってたわね……先輩には幼馴染の彼氏がいるって……確か結婚の約束もしてるから婚約者だって……。」
伏「……言ったな。」
野薔薇は以前伏黒に言われた事を思い出していた。
先輩には小さい頃からの幼馴染の恋人兼婚約者がいるって言っていたけど……この人の事だったの……。
貴「なんで言ったの伏黒くん!こういうの興味ないと思ってたのに……。」
乙「別に良いんじゃないかな。伏黒くんは間違った事言ってないよ。」
貴「そうだけど!……恥ずかしいじゃない……。」
乙「そうかな?僕はあんまり思わなくなったかな。」
貴「……憂太は良い意味で、図太くなったね。小さい頃や一年前の内気で、オドオドしていた貴方が懐かしい……。」
乙「あはは……そうかもね。でも、僕の大事な所は変わってないよ……。昔は気持ちを表に出すのが難しかっただけで、昔も今も……君を愛している気持ちは変わらないから……。」
貴「ちょっ、ちょっと!!皆がいる前でやめてよ!!憂太の馬鹿!!」
乙「うわぁ!落ち着いて憐!?……い、痛いよ💧」
仲間達の前で、愛の言葉を面と向かって言われた憐は、羞恥心が頂点に達し、顔全体真っ赤にさせながら、乙骨の体をポカポカ叩き怒っていた。照れ隠しで怒っているとはいえ、地味に痛いと思いつつも、満更でもない乙骨は笑いながら、憐からの制裁を受け入れていた。
虎/伏/野/真/狗/パ「「「「「「……。」」」」」」
唐突に始まった純愛カップルのやり取りを見ていた者達はこの時心がひとつになった……。
(【俺/私】達は一体何を見させられているんだ……。)
閑話休題。東京校の生徒達の歓談が落ち着いてきたところ、京都校の生徒達が続々と同じ部屋に入ってきた。また生徒だけでなく、夜蛾、楽巌寺、歌姫、凛、最後に五条と教員全員も入室し終えた。
五条先生が私達に向けて話始めた。内容については、今回の交流会で起きた事件はもちろん、その裏側で起きていた被害についても全て話してくれた。その事情を全て聞き終えた状態になった所で、改めて五条先生が私達生徒に問いかける。
五「っつーわけでさ色々あったし、人も死んでるけど、どうする?続ける?交流会。」
虎「うーん……どうするって言われてもなぁ……。」
悠仁も唸っている通り、非常に答えが出しにくい問である。
貴(私達生徒の中に幸い死人は出てないけど、高専内部の方で犠牲が出た……。その事を考えると続けていいのか考えさせられるな……また私達の方も襲われるかもしれないし……)
私一人では、判断がつかないため他の人達がどう出るか見守った。すると、この空気の中口火を切った人がいた……
東「当然……続けるに決まっているだろう。」
虎「東堂!!」
貴(…… まぁ、東堂さんは続行するって言うよね……うん、知ってた。)
東堂さんは、この交流会を何故続けた方が良いのか一つずつ訳を説明していく……。五条先生も指摘しているけど、東堂さん幾つなの?まともな事を言っていることは分かるし、理解も納得も出来るがその事を述べているのが東堂さんだと思うと少し戸惑う。
乙「東堂さんらしいね。」
貴「……そうだね。」
憂太も東堂さんらしい理由に納得していた。
伏「俺は構わないですよ。」
野「どーせ勝つしね。」
加「屁理屈だが、一理ある。」
西「……加茂くんは休んだら?」
パ「異議なーし。」
狗「しゃけ。」
乙「僕も賛成です。去年は僕一人だったし、今年は団体戦間に合わなかったけど、せめて個人戦は皆と一緒にやりたいな。」
伏黒くんを始め、他の人達も交流会を続行する気満々のようだ。個人的には、憂太の理由に涙が出そうだ……そうだね、去年は勝ったけど里香が出てきて暴れちゃったからそれどころじゃなかったもんね……。
皆の意見を聞いてみて、改めて考えた私としては正直どちらでもいい……。でも……
(……久々に逢えたんだし、せっかくなら憂太のお願いを叶えてあげたいな……。)
貴「先生……私もやりたいです!お願いします!」
結局憂太の為になるなら、何でもいい。私は五条先生に強く続行の意思を示した。
真「個人戦の組み合わせはくじ引きか?」
五「え?今年は個人戦やんないよ。」
五条以外「「「「「………??」」」」」
本来交流会では、それぞれの学長が提案した勝負方法を1日ずつ、2日間かけて行う。でもそれは建前で、初日は団体戦、2日目が個人戦だと決まっている。
だから真希は五条先生に個人戦の決め方を聞いたのだ。
なのに五条先生はその個人戦をやらないと言っていた……どういうこと?
五「僕ルーティンって嫌いなんだよね。」ポイッ
五条先生はくじが入った箱を悠仁に投げた。
五「毎年この箱に勝負方法入れて、当日開けんの。」
くじの箱を渡された悠仁は、箱の中をゴソゴソ触りなが引いた。悠仁が引いたものは……【野球】?
楽「や……」
夜「野球ぅ〜〜〜〜??」
学長二人も驚いてる……これ五条先生一人で作ったのかな。でも変だな……姉さんは驚いてない。むしろニコニコしながら見ていた。
貴「姉さん……、まさか……」ジーー
貴2「せっかく京都校の子もいますし、戦ってばっかりじゃつまらないでしょ?」
貴「……確かに。」
これは姉さんも一枚噛んでるな……。まぁでも私も賛成……せっかく、同年代の呪術師がこんなに集まってるんだから……
貴「たまにはいいよね……。」
こうして今年の交流会の2日目は東京校VS京都校で、【野球】をやる事になった。