京都姉妹校交流会
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色々あったが、交流会初日の団体戦は終局を迎えた。呪詛師数人、未登録の特級呪霊に襲撃された。負傷者はあれど、幸いなことに生徒の中に犠牲者はいなかった。
敵からの襲撃、その他死人が出た為、交流会は中止されると思いきや、五条の提言により、交流会の続行は生徒達の判断に委ねられた。
五条から招集がかかる中、交流会に参加していた各校の生徒達……中でも東京校は京都校よりも先に集合していた。
真/狗/パ/伏「「「「…………。」」」」
乙/貴/「「…………。」」
虎「……いや、誰!?なんか当たり前のように、一緒に集まってるけど、誰この人!俺、見た事ない!」
野「あー!!コイツよコイツ!!物凄い疾さで憐先輩を助けて、そのまま連れ去ったヤツ!!白い制服を着た刀持ってる男!!」
乙「……?」
虎杖と野薔薇は、乙骨に指を指し、大声を上げた。この場に集まっている人の中で唯一知らない人間が、当たり前のようにいるのだから、驚くのも無理は無い。
野薔薇は乙骨が呪詛師から憐を救った現場を見ていた為、一方的に認知していたが、虎杖に至ってはこの交流会で一度も会っていない為、本気で誰か分からなかった。
虎「釘崎は何の話してんだ?!……ってよく見たら、その人の後ろに隠れてるの……憐だよな??バレバレだけど……。」
野「何やってんのよ憐先輩……。」
貴「!!……。」ギクッ
憐が乙骨の背後に隠れていたのは理由があった。
乙骨と感動の再会を終え、体も歩ける程度に回復した憐は五条の招集に、顔を出そうか悩んでいた。
貴『号泣したせいで、表に出せる顔じゃない……でも、真希達には謝りたい……どうしよう……。』
乙『それなら僕の後ろに隠れてる?それなりに身長あるから。』
貴『……憂太、身長高いしね……うん、それでいこう!!』
……と安易な考えで乙骨の背中に隠れる提案を受け入れ隠れていた。
ちなみに、他の二年生達が先に集まっていたので、一年生達が来る前に、憐は乙骨と一緒に謝罪を済ませていた。
憐の謝罪に対する反応は、三者三様だった。
怒りながらも、しばらく自分に付き合う事を条件に許す者
怒る者を宥めながらもこれからはちゃんと伝えろよと注意する者
限られた語彙で憐に元気になって良かったっと憐を励ました者
対応はそれぞれ違っていたものの、乙骨の言っていた通り、誰も憐の事を迷惑だと思っていなかった。憐も彼らにとっては、大事な仲間なのだ……憂太ほどではないが、心配するに決まっているだろうと……彼らは憐に伝えるのだった。その3人の対応にまたもや泣きそうになる憐と、そんな彼女を支えながら、彼らにお礼を告げる乙骨の姿があった。
こうして真希達に謝罪を終え、安心して乙骨の背中に隠れていた訳だが、角度を変えて見れば、人の後ろに誰か隠れていることは明白である。その事に指摘されるまで気づかなかった憐。
(……ですよね。こんな事したら逆に目立つよね……。余計注目浴びてるし……私の馬鹿。)
虎杖に言われ、憐は素直に乙骨の背後から出てきて、訳を話した。
貴「……ごめん、色々あって見せられる顔じゃなかったから彼の後ろに隠れてました……。」
虎「そんな酷い顔じゃねぇけど、泣いたのか?」
貴「……まぁ、うん。」
虎「その原因って……まさか、この人?」
虎杖はマジマジと乙骨の顔を凝視した。
貴「それは……えっと……。」
虎(言いづらそうにしてんな……??粗暴なヤツには見えないけど……本当に憐を泣かしたのか?……場合によっちゃ、ぶん殴り案件だな。)
乙「(凄い見られてるな〜……。)えっと……。」
野「アンタ、一体何者よ!先輩守った事は百歩譲って良いとして、そのまま説明も無しに連れ去って、挙句の果てに何しれっと交ざってんだ!」
乙「えぇっ〜?!僕は……」
パ「まぁまぁ、一旦落ち着けよ……悠仁、野薔薇。」
訝しむ虎杖、乙骨にキレる野薔薇の間に、割り込み宥めたのは、今まで傍観していたパンダだった。
パ「コイツは乙骨憂太……。俺達と同じ二年生の呪術師だ。しかも聞いて驚け〜、憂太はな……呪術師の最高等級を冠する特級呪術師の内の一人だ。」
虎「特級って……五条先生と同じ?!?!この人が?!?!」
野「乙骨?!去年の交流会で、京都校に圧勝したって言ってたあの……。」
パンダの説明に更に驚愕する虎杖と野薔薇……。
あの呪術界最強と呼ばれる我らが担任の五条先生と、同じ特級呪術師……。もしかして自分達は……とんでもない人に喧嘩を売ってしまったのでは……?と己の身を心配していた虎杖と野薔薇であったが、紹介を受けた乙骨は気にしてなかったように、自己紹介を始めていた。
乙「君達二人とは初めて会うよね。パンダくんから紹介があったけど、改めて……初めまして、虎杖くん、釘崎さん。僕は乙骨憂太……。呪術高専 の二年生だよ。五条先生に頼まれてついこの間まで海外に行っていたんだけど、昨日帰国したばかりなんだ。」
虎「めちゃくちゃ強い先輩なんだな〜乙骨先輩って。よろしくな!……でもなんで、俺らの事知ってんだ?今日初めて会ったのに……。」
乙「それは、事前に憐から聞いていたから。僕が海外にいた時、よくスマホで連絡を取り合っていたんだけど、憐が話題に出していたから、覚えてたんだ。」
野「海外に行っている先輩……あー伏黒が尊敬してる先輩ってこの人の事ね……だとしても、関係ないわ。憐先輩の事があるにしろ、京都の件は別……。アンタが去年の交流会で勝ったせいで、私の京都観光が台無しよ……どうしてくれんのよ!」
虎「やめとけ釘崎!乙骨先輩にイチャモンつけんなって!!」
京都観光が出来なかった事を根に持っていた野薔薇は、乙骨に八つ当たりするが、虎杖が身を呈して止める。
虎(釘崎の情緒どうなってんだ……?)
貴「やっぱりまだ根に持ってるよね……。」
乙「えっと、ごめんなさい……?」
虎「それにしても、憐と乙骨先輩……頻繁に連絡取り合うなんて結構仲良いんだな!」
貴「それは!!……」
虎杖に仲の良さを指摘され、顔が赤くなり目線を下にする憐。
そんな憐の姿を見て、優しく微笑む乙骨。
憐と乙骨の姿をニヤニヤ見つめるパンダ、同じく傍観しているも口元はにやけている真希、優しい眼差しで見つめる狗巻。
伏黒は、生暖かい空気に耐えきれず、顔を逸らしていた。
虎/野「「??」」
各々の様々な反応に頭の上に?を浮かべる虎杖と野薔薇。
パ「それはそうだろうな……だってコイツら恋人同士だからな〜。」
狗「しゃけ。」
虎/野「「……えぇぇぇえええええええ?!?!」」
パンダが補足した事実に、二人の今日一番の絶叫が、部屋中に響き渡った。
敵からの襲撃、その他死人が出た為、交流会は中止されると思いきや、五条の提言により、交流会の続行は生徒達の判断に委ねられた。
五条から招集がかかる中、交流会に参加していた各校の生徒達……中でも東京校は京都校よりも先に集合していた。
真/狗/パ/伏「「「「…………。」」」」
乙/貴/「「…………。」」
虎「……いや、誰!?なんか当たり前のように、一緒に集まってるけど、誰この人!俺、見た事ない!」
野「あー!!コイツよコイツ!!物凄い疾さで憐先輩を助けて、そのまま連れ去ったヤツ!!白い制服を着た刀持ってる男!!」
乙「……?」
虎杖と野薔薇は、乙骨に指を指し、大声を上げた。この場に集まっている人の中で唯一知らない人間が、当たり前のようにいるのだから、驚くのも無理は無い。
野薔薇は乙骨が呪詛師から憐を救った現場を見ていた為、一方的に認知していたが、虎杖に至ってはこの交流会で一度も会っていない為、本気で誰か分からなかった。
虎「釘崎は何の話してんだ?!……ってよく見たら、その人の後ろに隠れてるの……憐だよな??バレバレだけど……。」
野「何やってんのよ憐先輩……。」
貴「!!……。」ギクッ
憐が乙骨の背後に隠れていたのは理由があった。
乙骨と感動の再会を終え、体も歩ける程度に回復した憐は五条の招集に、顔を出そうか悩んでいた。
貴『号泣したせいで、表に出せる顔じゃない……でも、真希達には謝りたい……どうしよう……。』
乙『それなら僕の後ろに隠れてる?それなりに身長あるから。』
貴『……憂太、身長高いしね……うん、それでいこう!!』
……と安易な考えで乙骨の背中に隠れる提案を受け入れ隠れていた。
ちなみに、他の二年生達が先に集まっていたので、一年生達が来る前に、憐は乙骨と一緒に謝罪を済ませていた。
憐の謝罪に対する反応は、三者三様だった。
怒りながらも、しばらく自分に付き合う事を条件に許す者
怒る者を宥めながらもこれからはちゃんと伝えろよと注意する者
限られた語彙で憐に元気になって良かったっと憐を励ました者
対応はそれぞれ違っていたものの、乙骨の言っていた通り、誰も憐の事を迷惑だと思っていなかった。憐も彼らにとっては、大事な仲間なのだ……憂太ほどではないが、心配するに決まっているだろうと……彼らは憐に伝えるのだった。その3人の対応にまたもや泣きそうになる憐と、そんな彼女を支えながら、彼らにお礼を告げる乙骨の姿があった。
こうして真希達に謝罪を終え、安心して乙骨の背中に隠れていた訳だが、角度を変えて見れば、人の後ろに誰か隠れていることは明白である。その事に指摘されるまで気づかなかった憐。
(……ですよね。こんな事したら逆に目立つよね……。余計注目浴びてるし……私の馬鹿。)
虎杖に言われ、憐は素直に乙骨の背後から出てきて、訳を話した。
貴「……ごめん、色々あって見せられる顔じゃなかったから彼の後ろに隠れてました……。」
虎「そんな酷い顔じゃねぇけど、泣いたのか?」
貴「……まぁ、うん。」
虎「その原因って……まさか、この人?」
虎杖はマジマジと乙骨の顔を凝視した。
貴「それは……えっと……。」
虎(言いづらそうにしてんな……??粗暴なヤツには見えないけど……本当に憐を泣かしたのか?……場合によっちゃ、ぶん殴り案件だな。)
乙「(凄い見られてるな〜……。)えっと……。」
野「アンタ、一体何者よ!先輩守った事は百歩譲って良いとして、そのまま説明も無しに連れ去って、挙句の果てに何しれっと交ざってんだ!」
乙「えぇっ〜?!僕は……」
パ「まぁまぁ、一旦落ち着けよ……悠仁、野薔薇。」
訝しむ虎杖、乙骨にキレる野薔薇の間に、割り込み宥めたのは、今まで傍観していたパンダだった。
パ「コイツは乙骨憂太……。俺達と同じ二年生の呪術師だ。しかも聞いて驚け〜、憂太はな……呪術師の最高等級を冠する特級呪術師の内の一人だ。」
虎「特級って……五条先生と同じ?!?!この人が?!?!」
野「乙骨?!去年の交流会で、京都校に圧勝したって言ってたあの……。」
パンダの説明に更に驚愕する虎杖と野薔薇……。
あの呪術界最強と呼ばれる我らが担任の五条先生と、同じ特級呪術師……。もしかして自分達は……とんでもない人に喧嘩を売ってしまったのでは……?と己の身を心配していた虎杖と野薔薇であったが、紹介を受けた乙骨は気にしてなかったように、自己紹介を始めていた。
乙「君達二人とは初めて会うよね。パンダくんから紹介があったけど、改めて……初めまして、虎杖くん、釘崎さん。僕は乙骨憂太……。
虎「めちゃくちゃ強い先輩なんだな〜乙骨先輩って。よろしくな!……でもなんで、俺らの事知ってんだ?今日初めて会ったのに……。」
乙「それは、事前に憐から聞いていたから。僕が海外にいた時、よくスマホで連絡を取り合っていたんだけど、憐が話題に出していたから、覚えてたんだ。」
野「海外に行っている先輩……あー伏黒が尊敬してる先輩ってこの人の事ね……だとしても、関係ないわ。憐先輩の事があるにしろ、京都の件は別……。アンタが去年の交流会で勝ったせいで、私の京都観光が台無しよ……どうしてくれんのよ!」
虎「やめとけ釘崎!乙骨先輩にイチャモンつけんなって!!」
京都観光が出来なかった事を根に持っていた野薔薇は、乙骨に八つ当たりするが、虎杖が身を呈して止める。
虎(釘崎の情緒どうなってんだ……?)
貴「やっぱりまだ根に持ってるよね……。」
乙「えっと、ごめんなさい……?」
虎「それにしても、憐と乙骨先輩……頻繁に連絡取り合うなんて結構仲良いんだな!」
貴「それは!!……」
虎杖に仲の良さを指摘され、顔が赤くなり目線を下にする憐。
そんな憐の姿を見て、優しく微笑む乙骨。
憐と乙骨の姿をニヤニヤ見つめるパンダ、同じく傍観しているも口元はにやけている真希、優しい眼差しで見つめる狗巻。
伏黒は、生暖かい空気に耐えきれず、顔を逸らしていた。
虎/野「「??」」
各々の様々な反応に頭の上に?を浮かべる虎杖と野薔薇。
パ「それはそうだろうな……だってコイツら恋人同士だからな〜。」
狗「しゃけ。」
虎/野「「……えぇぇぇえええええええ?!?!」」
パンダが補足した事実に、二人の今日一番の絶叫が、部屋中に響き渡った。