if オリジナル 本編後

⚠️乙骨くんは海外任務行ってない設定です






貴「この日の為に姉さんに教えて貰ったんだから……頑張れ私！チョコに屈するな私！」


私は今、寮にあるキッチンの前で自身に喝を入れている真っ最中である。何故私がそんな事をしているのかと言うと、今日この日に問題があるから。


今日は、2月14日、深夜0時過ぎ……。思いっきりど深夜だが時間には目をつぶって頂いて……今日はそう、女性が意中の男性にチョコレートを送り、想いを伝える日……通称【バレンタインデー】である。


まぁ本当の起源は全然違うらしいが、そんな事を言っている場合ではない。この日をチョコレートを送る日にした日本の製菓会社の策略が解せない。


そりゃあね……お菓子作り得意な人とか上手くできる人はいいよ？でも私……手先が不器用だからなのか、料理があまり得意では無い。だから必然的にお菓子作りも得意では無い。だけどせっかく……憂太ともお付き合いしてるわけだし？付き合って初めての季節イベントだから、頑張りたい。お店レベルは到底無理なので、それなりでいいから頑張って作ったチョコを憂太に渡したい。お菓子作り苦手だけど、頑張ってみるか……！ということで姉さんに頼み込んで、前の日に練習してみたのだが……。

貴2「……見た目はどうあれ味は問題ないので、明日も頑張ってくださいね。」

以上、姉さんから頂いたコメントである。……うん、絶対良くない。なんだ〝見た目はどうあれ〟って！悪かったね……形が下手くそで！

私が作ろうとしてるのは巷で簡単と噂の、チョコレートトリュフ。形はハートとか星とか無難に可愛い形を作りたいと思っている。


貴「憂太に美味しいねって言われるようなチョコを頑張って作るよ……！」


いざ、戦場へ……。（＊キッチンです）