京都姉妹校交流会
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貴「この〝帳〟は一体……」
私が気絶した後、目が覚めた時には歌姫先生がいて、治療するように言われたけど、こんな序盤から人数減ったら不利になるし、悠仁を皆で殺す作戦なら尚更抜けられないと思い断った。……正直体は痛くて辛かったけど、また失う痛みに比べてみたら耐えられる。
その後野薔薇ちゃん達と合流した。再会した時の野薔薇ちゃんが本当に怖かった……。
野「なに作戦無視して単独行動してんだ!!💢 虎杖がいたとはいえ、京都校の奴ら全員居たんでしょ!?!?数の問題で憐先輩だけ残っても、勝てるわけないでしょ?!?!怪我までして……ほんと何してんだよ!!💢」
貴「ひっ……!!本当にごめんなさい!!全く持ってその通りです!!返す言葉もないです……。」
凄く怒っていたけど、野薔薇ちゃんは本当に心配してくれていた事が分かる。だからこそ本当に申し訳なかった……一切の反論をせず、すぐに謝りました。後輩に怒られている先輩って駄目だよね……私の馬鹿!
その後格上の西宮さん相手に善戦した。私は野薔薇ちゃんの援護をしていたけど、流石西宮さんだった。西宮さんの繰り出す箒の呪力の風圧が強くて、私の矢はあまり意味なかったけど、野薔薇ちゃんの術式のおかげで、西宮さんを箒から落とす事に成功した。
でも結局、遠くの真依さんの銃から撃たれたゴムの弾に野薔薇ちゃんが当たって倒れた為、手負いの私だけじゃ勝てなかったんだけどね。
そんな時、突如〝帳〟が下り始めた。高専内で〝帳〟を下ろす意味などないのだから、これは緊急事態だ。まぁ色々あって元気な西宮さんは箒で飛んで行ったけど、私は気絶していた野薔薇ちゃんを起こし、途中で真依さんと合流、現在は3人で行動していた。
野「さっさと出ましょ。」
禪「アンタになんか同意したくないけど、そうね……この〝帳〟の効果がどんなものか分からない以上、長居は無用よ。さっさと出るにかぎるわね。」
野「いちいちイラつく言い方してんじゃねーよ!!」
貴「まぁまぁ、二人とも落ち着いてよ💧」
こんな感じで真依さんと野薔薇ちゃんは喧嘩してる……もう少し仲良く出来るといいんだけどな。
貴「……あれ、歌姫先生だ!そばに居るのは誰?」
森をぬけ、石畳の道に出ると遠くの方で歌姫先生と見覚えのない人物がいた。金髪でサイドテールの男だ……歌姫先生と対峙しているように見える。
貴「まさか呪詛師……?!」
野「私が行くわ。憐先輩は大怪我してんだから、隠れてなさいよ。」
禪「この中だと、貴方が一番重傷で足手まといなんだから、ちゃんと大人しくしてなさいよ。」
野薔薇ちゃんと真依さんが私を置いて先に歌姫先生の方に歩き出した。
貴「あっちょっと……!」
二人に置いてかれた。さっきまで口喧嘩してた癖に、こういう時だけ一緒に行くのはどうなんだろう……実はあの二人相性良いのかなと思いつつも、二人の忠告は無視して私も向かった。後方から援護できるから、出しゃばらなければ大丈夫なはず……。
野「オマエ……モテないだろ。出会い頭に自分 の話ばっかり。金とんぞ!!」
禪「アンタのどこに金とれるだけの聞き手の器量があんのよ。」
野「るせー!!こんな時にケンカ売ってんじゃねーよ!!」
……やっぱり仲良くなるには時間かかりそうだな。
貴「歌姫先生、大丈夫ですか?!」
私は歌姫先生に声をかける……見た感じ大きな怪我はなさそうだから良かった。
歌「アンタ達!!」
重「わぁ〜女の子がいっぱい!モテモテだぁ〜!」
何故か相手の呪詛師が喜び始めた……この状況でよくそんな事で喜べるものだ。
(あの武器……人の手が柄になってる。気持ち悪い……趣味悪い。)
持ってる武器も気持ち悪くて、吐き気が起こりそうだ。
野「なんで隠れてろって言ったのに出てきてんだよ……。アイツもアイツで人の話聞いてんのかよ。」
禪「援護はまかせて……誤射されないよう気をつけなさい。」
野「オメェが気をつけろ!!💢」
敵の前でも平気で喧嘩を続ける野薔薇ちゃんと真依さん……こんな時まで喧嘩しないでよ!
重「どの女の子も魅力的だな〜どうしよっかな〜!まだ〝帳〟は上がらないみたいだし、一人くらい殺っちゃってもいいよね?」
呪詛師は私達を見回し始めたと思ったら、私の目を見て動きが止まった。
(……!!)
歌姫先生の前では強がったけど、もうそろそろ体も辛くなってきているところだった。怪我してるのに西宮さんの時に走り回ったのがいけなかった。……正直今何か来ても対処出来るか分からない……。
重「弓を持ってる君……ほんとは今立ってるのも辛いんでしょ?無理しないでね……今楽にしてあげるから!!」
貴「しまった……!!」
弓を構えようにも上手く手に力が入らない。悔しいがこの男の言う通りだ……立ってるのも辛いのに、よりにも寄って真正面まで距離を詰められるなんて……
(どうしよう……!早く構えないと……本当に殺される!!)
野「先輩!」
禪「チッ……」
歌「憐!!」
野薔薇ちゃん達が急いでこちらに向かってくるが、呪詛師の刀を振り下ろすスピードの方が早い。私も心では分かってるはずなのに、予想に反して体が動かない。
重「こんな可愛い女の子を殺せるなんて、やっぱり俺は運がいいね〜!じゃあね〜」
貴「っ!!……」
(ここまでなの……?まだ私、やりたい事いっぱいあるのに……!こんな事ならもっとやっておくべきだった……!もっと素直になって逢いたいって言えば良かった……!頑張ってたけど、やっぱり長期間逢えないのは……寂しいって事伝えれば良かった……。)
死に際に思う事は、あの時こうしてれば良かったという後悔……。呪術師に悔いのない死などない……。
貴「……憂太。」
痛みを覚悟して目を瞑る。あんまり早く来るなって言われてたのに、これじゃあ里香に怒られちゃうかな……。
貴方ともっと一緒に生きたかったよ……憂太……。
キーン!
歌/野/禪「「「……!!」」」
重「ありゃ……。」
それは肉を切るような音ではなかった……金属同士がぶつかり合った甲高い音だった。なんだこの音は……覚悟していた痛みもない……。それよりも腰に手が触れている……誰かが私の体を支えながら、刀を受け止めているみたいだ……。
(一体誰が……)
目を閉じているから、誰か分からない……。だけど、不思議と嫌悪感はなかった……むしろ……ずっとこのぬくもりを求めていたような気がする……。
恐る恐る閉じていた瞼をゆっくり開ける……。するとそこに居たのは……
乙「ただいま……憐。」
私が逢いたくてたまらなかった大切な彼……乙骨憂太だった。
私が気絶した後、目が覚めた時には歌姫先生がいて、治療するように言われたけど、こんな序盤から人数減ったら不利になるし、悠仁を皆で殺す作戦なら尚更抜けられないと思い断った。……正直体は痛くて辛かったけど、また失う痛みに比べてみたら耐えられる。
その後野薔薇ちゃん達と合流した。再会した時の野薔薇ちゃんが本当に怖かった……。
野「なに作戦無視して単独行動してんだ!!💢 虎杖がいたとはいえ、京都校の奴ら全員居たんでしょ!?!?数の問題で憐先輩だけ残っても、勝てるわけないでしょ?!?!怪我までして……ほんと何してんだよ!!💢」
貴「ひっ……!!本当にごめんなさい!!全く持ってその通りです!!返す言葉もないです……。」
凄く怒っていたけど、野薔薇ちゃんは本当に心配してくれていた事が分かる。だからこそ本当に申し訳なかった……一切の反論をせず、すぐに謝りました。後輩に怒られている先輩って駄目だよね……私の馬鹿!
その後格上の西宮さん相手に善戦した。私は野薔薇ちゃんの援護をしていたけど、流石西宮さんだった。西宮さんの繰り出す箒の呪力の風圧が強くて、私の矢はあまり意味なかったけど、野薔薇ちゃんの術式のおかげで、西宮さんを箒から落とす事に成功した。
でも結局、遠くの真依さんの銃から撃たれたゴムの弾に野薔薇ちゃんが当たって倒れた為、手負いの私だけじゃ勝てなかったんだけどね。
そんな時、突如〝帳〟が下り始めた。高専内で〝帳〟を下ろす意味などないのだから、これは緊急事態だ。まぁ色々あって元気な西宮さんは箒で飛んで行ったけど、私は気絶していた野薔薇ちゃんを起こし、途中で真依さんと合流、現在は3人で行動していた。
野「さっさと出ましょ。」
禪「アンタになんか同意したくないけど、そうね……この〝帳〟の効果がどんなものか分からない以上、長居は無用よ。さっさと出るにかぎるわね。」
野「いちいちイラつく言い方してんじゃねーよ!!」
貴「まぁまぁ、二人とも落ち着いてよ💧」
こんな感じで真依さんと野薔薇ちゃんは喧嘩してる……もう少し仲良く出来るといいんだけどな。
貴「……あれ、歌姫先生だ!そばに居るのは誰?」
森をぬけ、石畳の道に出ると遠くの方で歌姫先生と見覚えのない人物がいた。金髪でサイドテールの男だ……歌姫先生と対峙しているように見える。
貴「まさか呪詛師……?!」
野「私が行くわ。憐先輩は大怪我してんだから、隠れてなさいよ。」
禪「この中だと、貴方が一番重傷で足手まといなんだから、ちゃんと大人しくしてなさいよ。」
野薔薇ちゃんと真依さんが私を置いて先に歌姫先生の方に歩き出した。
貴「あっちょっと……!」
二人に置いてかれた。さっきまで口喧嘩してた癖に、こういう時だけ一緒に行くのはどうなんだろう……実はあの二人相性良いのかなと思いつつも、二人の忠告は無視して私も向かった。後方から援護できるから、出しゃばらなければ大丈夫なはず……。
野「オマエ……モテないだろ。出会い頭に
禪「アンタのどこに金とれるだけの聞き手の器量があんのよ。」
野「るせー!!こんな時にケンカ売ってんじゃねーよ!!」
……やっぱり仲良くなるには時間かかりそうだな。
貴「歌姫先生、大丈夫ですか?!」
私は歌姫先生に声をかける……見た感じ大きな怪我はなさそうだから良かった。
歌「アンタ達!!」
重「わぁ〜女の子がいっぱい!モテモテだぁ〜!」
何故か相手の呪詛師が喜び始めた……この状況でよくそんな事で喜べるものだ。
(あの武器……人の手が柄になってる。気持ち悪い……趣味悪い。)
持ってる武器も気持ち悪くて、吐き気が起こりそうだ。
野「なんで隠れてろって言ったのに出てきてんだよ……。アイツもアイツで人の話聞いてんのかよ。」
禪「援護はまかせて……誤射されないよう気をつけなさい。」
野「オメェが気をつけろ!!💢」
敵の前でも平気で喧嘩を続ける野薔薇ちゃんと真依さん……こんな時まで喧嘩しないでよ!
重「どの女の子も魅力的だな〜どうしよっかな〜!まだ〝帳〟は上がらないみたいだし、一人くらい殺っちゃってもいいよね?」
呪詛師は私達を見回し始めたと思ったら、私の目を見て動きが止まった。
(……!!)
歌姫先生の前では強がったけど、もうそろそろ体も辛くなってきているところだった。怪我してるのに西宮さんの時に走り回ったのがいけなかった。……正直今何か来ても対処出来るか分からない……。
重「弓を持ってる君……ほんとは今立ってるのも辛いんでしょ?無理しないでね……今楽にしてあげるから!!」
貴「しまった……!!」
弓を構えようにも上手く手に力が入らない。悔しいがこの男の言う通りだ……立ってるのも辛いのに、よりにも寄って真正面まで距離を詰められるなんて……
(どうしよう……!早く構えないと……本当に殺される!!)
野「先輩!」
禪「チッ……」
歌「憐!!」
野薔薇ちゃん達が急いでこちらに向かってくるが、呪詛師の刀を振り下ろすスピードの方が早い。私も心では分かってるはずなのに、予想に反して体が動かない。
重「こんな可愛い女の子を殺せるなんて、やっぱり俺は運がいいね〜!じゃあね〜」
貴「っ!!……」
(ここまでなの……?まだ私、やりたい事いっぱいあるのに……!こんな事ならもっとやっておくべきだった……!もっと素直になって逢いたいって言えば良かった……!頑張ってたけど、やっぱり長期間逢えないのは……寂しいって事伝えれば良かった……。)
死に際に思う事は、あの時こうしてれば良かったという後悔……。呪術師に悔いのない死などない……。
貴「……憂太。」
痛みを覚悟して目を瞑る。あんまり早く来るなって言われてたのに、これじゃあ里香に怒られちゃうかな……。
貴方ともっと一緒に生きたかったよ……憂太……。
キーン!
歌/野/禪「「「……!!」」」
重「ありゃ……。」
それは肉を切るような音ではなかった……金属同士がぶつかり合った甲高い音だった。なんだこの音は……覚悟していた痛みもない……。それよりも腰に手が触れている……誰かが私の体を支えながら、刀を受け止めているみたいだ……。
(一体誰が……)
目を閉じているから、誰か分からない……。だけど、不思議と嫌悪感はなかった……むしろ……ずっとこのぬくもりを求めていたような気がする……。
恐る恐る閉じていた瞼をゆっくり開ける……。するとそこに居たのは……
乙「ただいま……憐。」
私が逢いたくてたまらなかった大切な彼……乙骨憂太だった。