京都姉妹校交流会
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
パ「お〜憐、オマエもやっと来たか。」
狗「しゃけ。」
貴「パンダくん、狗巻くん!そうだよ〜遅くなってごめんね。交流会近いの忘れてたんだ💧 でも今日からは任務の量をセーブして、皆の特訓に付き合うよ!」
別行動していたパンダと狗巻も真希達と合流した。あとは伏黒と野薔薇だが……
パ「別に気にすんなよ。……あり?一年ズは?」
真「パシった。」
貴「えっ?そうだったの?」
真希が憐と合流前に、伏黒と野薔薇に自販機でジュースを買ってくるように頼んでいたのである。……彼女の言う通りこのような行為を〝パシる〟ともよく言われている。
パ「大丈夫か?」
真「3歳児じゃねーんだ。お遣い位できんだろ。」
真希と違い、パンダは心配していた……何故ならこの日は……
パ「いや、そうじゃなくて。今日だろ京都校の学長が来んの。交流会の打ち合わせ。」
交流会の御相手校、京都校との打ち合わせの日だ。京都校の学長……楽巌寺嘉伸が交流会の打ち合わせの為、この東京校に来校している。
真「!!」
パ「特級案件に一年派遣の異常事態。悟とバチバチの上層部が仕組んだって話じゃん。京都の学長なんてモロその状態だろ。鉢合わせでもしたらさァ……」
真「
貴「上層部……。」
隣で話を聞いていた憐が、静かに呟く。その時の憐の顔は、まるで感情を全て削ぎ落としたような顔と小声で呟いていた。
真(なんだ……、今までそんな顔した事ねぇだろ……何が原因で……、まさか……。)
真希は、憐の表情のない顔を見た事がなかった。だからこそ、何故このタイミングでそんな顔をさせたのか分からなかった……だが、一つの原因に思い当たる。
野『そういえば憐先輩は?仲が良いのよね?』
伏『……先輩方と一緒にいないのは珍しいですね。任務ですか?』
パ『スマンな……いや憐とはもう知り合いだった事に驚いてな。そうだな……大事な仲間だ。』
恵はともかく野薔薇は、この高専に入学したばかり……だというのに憐とはもう知り合いだった。慕われている様子もあった。……という事は、
真(もしかして虎杖の件……なのか。)
貴「……き?聞いてる?真希ってば!」
自身の思考に耽っていた真希は、近くで自身の名前が呼ばれていることに気づかなかった。
真「……うるせーな……なんだよ。」
貴「パンダくんが、真希に話しかけてるのに、聞いて貰えなくて寂しがってるよ。」
パ「ショボーン。」
憐に教えられて、パンダの方向を見遣ると、彼はショックを受けたような顔をしていた。
真「それくらいでショック受けてんじゃねぇよ……で、どうした。」
パ「オマエのせいなんだけどな……。真希が言ってるのは教員の事だろう?教員は立場があるけど、生徒はそうでもないよな。」
パンダが言っていたことを聞き直す真希。パンダの言わんとする事がようやく分かってきた。
真「来てるって言うのか……真依が。」
パ「憶測だよ……打ち合わせに生徒は関係ないからな。でもなァ……アイツら嫌がらせ大好きじゃん。」
打ち合わせは、両校の学長同士で話し合う。そこに生徒は関係はない……だが、パンダ曰く嫌がらせが大好きな京都校の生徒達が一緒に来ているのではないかと心配していた。その京都校には、禪院真希の双子の妹……禪院真依が在籍している。
真希達はパンダの言った可能性を考えて、早々に一年生達の元に向かうのだった。