京都姉妹校交流会
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凛 side
五「夢があるんだ。」
伊「夢……ですか。」
貴2「……。」
悟の夢……それは高専時代に彼自身が気づき、目指したもの。私は彼の夢を手伝いたくて、一緒に教師を目指した。
五「そっ悠仁のことでも分かる通り、上層部は呪術界の魔窟。保身馬鹿、世襲馬鹿、高慢馬鹿、ただの馬鹿、腐ったミカンのバーゲンセール。
そんなクソ呪術界をリセットする。
上の連中を皆殺しにするのは簡単だ。でもそれじゃ首がすげ替わるだけで変革は起きない。そんなやり方じゃ誰も付いて来ないしね。だから僕は選んだんだ……
強く聡い仲間を育てることを。
そんなわけで自分の任務を、生徒に投げることもある。」
伊(それはサボりたいだけでは?)
五条悟は呪術界最強の男……彼ならどんな呪霊も呪詛師も祓えてしまうだろう……上層部を皆殺しにし、すげ替えることだって造作もない。でもそれをしないのは……それをしても意味が無いうえに、自分だけ強くても、駄目な事に気づいたからだ。なら強い仲間を作ればいい……。
自分に付いてこられるような、強く聡い仲間を自分で育てればいい……だから彼は、柄じゃない教師を選んだ。
五「皆優秀だよ……特に三年 秤、二年 乙骨 彼らは僕に並ぶ術師になる。」
五(悠仁もその一人だった……!!)ギュウ……
彼が握り拳を作っている……それだけ自分の夢に力を注いで頑張っていた事を私は知ってる。金次くんや憂太くんも、みんな悟に助けられたおかげで、今ではとても強い呪術師として名前が挙げられるようになった。
そして悟にとって……宿儺の器となった悠仁くんも、彼らと並ぶくらいの呪術師になると期待していたのだろう。私と少し想いは違えど、悟も悠仁くんの事を大切にしていた……それをこんな形で踏み躙られたのだから、怒らない訳がない。
貴2「悟……そんなに強く握ったら跡がついちゃいますよ。私は、貴方の夢も、夢にかける想いも、その夢に向かって頑張っていた事も知っています……。だけど、今は一旦落ち着きましょう……拳も開いて。」
五「凛……うん、そうだね。あの頃から最強になっても、いつも心配してくれるのは凛だけだったな。ありがとう……オマエが付いてきてくれたおかげで、俺は放り出さずにやってこれてるよ。」
貴2「当たり前です……だって私は貴方の妻なんですから。」
生涯の伴侶として、どんな時も彼も支えると決めたのだから……。
硝「ちょっと君達……もう始まるけど、そこで見てるつもりか?」
解剖の準備を終えた硝子が、こちらを振り返りながら注意をした。
その姿を見た私達三人は、目を見開いた……。厳密に言うと、硝子の後ろで起き上がった人物を凝視した……。
虎「おわっ!!フルチンじゃん!!」
あぁ…………、……ありがとうございます……神様。
伊「ごごご五ご五条さん!!いいいい生き……!!」
あまりの出来事に、開いた口が塞がらない伊地知。
五「クックッ伊地知……うるさい。」
嬉しい誤算に笑いが込み上げる五条。
硝「ちょっと残念。」
解剖できる事に期待していた故に、少し惜しがる硝子。
虎「あの〜恥ずかしいんスけど……誰?……ってか、凛姉じゃん!……えっ?!めちゃくちゃ泣いてるけど大丈夫?!?!いや……俺のせいか!?」
この状況がイマイチ飲み込めていない虎杖。
貴2「良かった……、本当に良かったです……、っ……。」
自身の涙のせいで、虎杖の顔が見られない凛。
五「凛……。笑って……こういう時こそ笑わなきゃ。」
凛の傍に寄り添い、彼女の涙を手で拭う五条。
貴2「……はい!」
泣きながらも五条に言われた通り、必死に笑顔を作ろうとする凛。そして二人は、改めて虎杖に向き直る。
五「悠仁!おかえり!!」
貴2「悠仁くん!おかえりなさい!!」
虎「オッス!ただいまっ!!」
五条と虎杖は、互いの手を交わし合うのだった。
あの後、私と悟と硝子は高専内を移動しながら今後の悠仁くんの事を話し合っていた。
硝「あー報告修正しないとね。」
貴2「悠仁くん死亡扱いになってましたね……。」
五「いや、このままでいい。また狙われる前に、悠仁に最低限の力をつける時間が欲しい。記録上、悠仁は死んだままにしてくれ。」
貴2「なるほど……。」
万が一、また狙われても大丈夫な様に、悠仁くんにもしっかり強くなってもらわないと……ですね。だって……交流会の相手校の学長……楽巌寺学長は上層部のお方ですしね。
硝「んー?じゃあ虎杖がっつり匿う感じ?」
五「いや……交流会までには復学させる。」
硝「何故?」
五「簡単な理由さ……。若人から青春を取り上げるなんて、許されていないんだよ……何人たりともね。」
貴2「そうですね……今しか味わえないですからね。」
私達にも、同じような青い春の時代があったように……あの子達も今しか出来ない経験をして欲しいですね。
五「夢があるんだ。」
伊「夢……ですか。」
貴2「……。」
悟の夢……それは高専時代に彼自身が気づき、目指したもの。私は彼の夢を手伝いたくて、一緒に教師を目指した。
五「そっ悠仁のことでも分かる通り、上層部は呪術界の魔窟。保身馬鹿、世襲馬鹿、高慢馬鹿、ただの馬鹿、腐ったミカンのバーゲンセール。
そんなクソ呪術界をリセットする。
上の連中を皆殺しにするのは簡単だ。でもそれじゃ首がすげ替わるだけで変革は起きない。そんなやり方じゃ誰も付いて来ないしね。だから僕は選んだんだ……
強く聡い仲間を育てることを。
そんなわけで自分の任務を、生徒に投げることもある。」
伊(それはサボりたいだけでは?)
五条悟は呪術界最強の男……彼ならどんな呪霊も呪詛師も祓えてしまうだろう……上層部を皆殺しにし、すげ替えることだって造作もない。でもそれをしないのは……それをしても意味が無いうえに、自分だけ強くても、駄目な事に気づいたからだ。なら強い仲間を作ればいい……。
自分に付いてこられるような、強く聡い仲間を自分で育てればいい……だから彼は、柄じゃない教師を選んだ。
五「皆優秀だよ……特に三年 秤、二年 乙骨 彼らは僕に並ぶ術師になる。」
五(悠仁もその一人だった……!!)ギュウ……
彼が握り拳を作っている……それだけ自分の夢に力を注いで頑張っていた事を私は知ってる。金次くんや憂太くんも、みんな悟に助けられたおかげで、今ではとても強い呪術師として名前が挙げられるようになった。
そして悟にとって……宿儺の器となった悠仁くんも、彼らと並ぶくらいの呪術師になると期待していたのだろう。私と少し想いは違えど、悟も悠仁くんの事を大切にしていた……それをこんな形で踏み躙られたのだから、怒らない訳がない。
貴2「悟……そんなに強く握ったら跡がついちゃいますよ。私は、貴方の夢も、夢にかける想いも、その夢に向かって頑張っていた事も知っています……。だけど、今は一旦落ち着きましょう……拳も開いて。」
五「凛……うん、そうだね。あの頃から最強になっても、いつも心配してくれるのは凛だけだったな。ありがとう……オマエが付いてきてくれたおかげで、俺は放り出さずにやってこれてるよ。」
貴2「当たり前です……だって私は貴方の妻なんですから。」
生涯の伴侶として、どんな時も彼も支えると決めたのだから……。
硝「ちょっと君達……もう始まるけど、そこで見てるつもりか?」
解剖の準備を終えた硝子が、こちらを振り返りながら注意をした。
その姿を見た私達三人は、目を見開いた……。厳密に言うと、硝子の後ろで起き上がった人物を凝視した……。
虎「おわっ!!フルチンじゃん!!」
あぁ…………、……ありがとうございます……神様。
伊「ごごご五ご五条さん!!いいいい生き……!!」
あまりの出来事に、開いた口が塞がらない伊地知。
五「クックッ伊地知……うるさい。」
嬉しい誤算に笑いが込み上げる五条。
硝「ちょっと残念。」
解剖できる事に期待していた故に、少し惜しがる硝子。
虎「あの〜恥ずかしいんスけど……誰?……ってか、凛姉じゃん!……えっ?!めちゃくちゃ泣いてるけど大丈夫?!?!いや……俺のせいか!?」
この状況がイマイチ飲み込めていない虎杖。
貴2「良かった……、本当に良かったです……、っ……。」
自身の涙のせいで、虎杖の顔が見られない凛。
五「凛……。笑って……こういう時こそ笑わなきゃ。」
凛の傍に寄り添い、彼女の涙を手で拭う五条。
貴2「……はい!」
泣きながらも五条に言われた通り、必死に笑顔を作ろうとする凛。そして二人は、改めて虎杖に向き直る。
五「悠仁!おかえり!!」
貴2「悠仁くん!おかえりなさい!!」
虎「オッス!ただいまっ!!」
五条と虎杖は、互いの手を交わし合うのだった。
あの後、私と悟と硝子は高専内を移動しながら今後の悠仁くんの事を話し合っていた。
硝「あー報告修正しないとね。」
貴2「悠仁くん死亡扱いになってましたね……。」
五「いや、このままでいい。また狙われる前に、悠仁に最低限の力をつける時間が欲しい。記録上、悠仁は死んだままにしてくれ。」
貴2「なるほど……。」
万が一、また狙われても大丈夫な様に、悠仁くんにもしっかり強くなってもらわないと……ですね。だって……交流会の相手校の学長……楽巌寺学長は上層部のお方ですしね。
硝「んー?じゃあ虎杖がっつり匿う感じ?」
五「いや……交流会までには復学させる。」
硝「何故?」
五「簡単な理由さ……。若人から青春を取り上げるなんて、許されていないんだよ……何人たりともね。」
貴2「そうですね……今しか味わえないですからね。」
私達にも、同じような青い春の時代があったように……あの子達も今しか出来ない経験をして欲しいですね。