1年生組と
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野「大体話は纏まったわね。じゃ、早く帰りましょ?神崎先輩にはこの後色々聞きたいことあるんだから!」
痺れを切らした野薔薇が、憐の腕を引っ張りながら歩きを再開した。
貴「ちょっと待って釘崎さん!そんなに引っ張らなくてもちゃんと歩けるからぁ〜!」
野「ちょっと先輩、私の事は名前で呼んでください!これから長い付き合いになるんだから。」
貴「なら野薔薇ちゃんも私の事は名前でいいよ?敬語もなくていいし。」
野「言ったわね……憐先輩には遠慮なんかしないわ、どんどん聞いてやるんだから!」
貴「あはは……お手柔らかにお願いします。」
憐は野薔薇に引っ張られながらたどたどしい足どりで野薔薇の後を歩いていく。これから起こる事について若干心配しつつも、後輩とのコミュニケーションを大事にしていこうと思っていた。
虎「伏黒……俺の事は、本当に気にすんなよ。俺はこの道を選んだ事に後悔はしてないから。」
伏「あぁ……分かった。」
虎「よし、じゃあアイツらに置いてかれないように俺らも行こうぜ!」
野薔薇と憐の後に続いて虎杖と伏黒が追いかけるようについて行く。これから一年生組の絆は深まっていき、二年生組と仲良くなるのはまた別のお話……──────。
野「はぁ?!?!憐先輩彼氏いたの?!?!しかも結婚を約束してるって事は彼氏っていうか婚約者じゃない!?!?そんな事一言も言ってなかったわよ、あの人!!」
虎「憐に彼氏ね〜っていうか婚約者か。しかも幼い頃からの幼馴染で俺らの先輩ね〜。俺……その先輩に会ってみたい!」
伏「……オマエら、もう少し静かに出来ないのか。」
後に三人の話題は、共通の先輩の話になっていた。その先輩とは憐と憐の相手についての話題であり、虎杖と野薔薇は憐の相手が気になり伏黒に怒涛の質問攻めをしており伏黒は主に、声量を落とせと思いつつも答えていた。
伏「神崎先輩はあまり話したがらないからな。乙骨先輩の神崎先輩に対する行為は凄まじいからな。五条先生が溺愛している凛先生を壊れ物を扱うかのように接する感じだ。」
虎「あぁ……なるほど。相当愛されてんだな、アイツ。」
虎杖はこの高専に来る際に五条と凛に会っている。その時に五条から凛について、自身の妻である事を告げられており、また五条の凛に対する態度を見て、仲の良い夫婦であり、五条は自分の親類である姉を大切にしている事を知った。その為、伏黒の例えに深く納得していた。
野「二人だけで納得してんじゃねぇよ!私にも分かるように説明しろ!……そして今度会った時に、根掘り葉掘り聞いてやっからな!覚悟しとけ神崎憐ーー!!!」
野薔薇だけは本日彼らと合流した為、凛には会っていない。その為、伏黒の例えは虎杖しか伝わらず、野薔薇には全く分からなかった。そこから野薔薇は新たに決意する……次の目標は今度憐と会った時に、嫌という程恋人の存在について聞いてやると。
……END?