1年生組と
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野薔薇が憐に早速都会や高専について、聞こうとしていた時、後方でずっと見ていた伏黒が口を開いた。
伏「神崎先輩、虎杖がこうなったのは、俺の責任です……呪いに襲われていたコイツの学校の先輩や俺を助ける為に、虎杖は宿儺の指を飲み込んだ……。なので、虎杖をあまり叱らないでやってください。」
伏「あの時の虎杖は一般人だった。先輩の身内と知らなかったとはいえ、守れなかった事、謝罪が遅れた事、すみませんでした。」
虎「おい、伏黒……!」
伏黒は憐に頭を下げた。自分が未熟だったばかりに、虎杖を守れず数奇な運命を背負わせてしまったこと。あの時、宿儺は虎杖を器とし受肉を果たしており、自我も芽生えていた。五条先生が来なければどうなっていた事か……あまり考えたくは無い。
貴「悠仁は、伏黒くんや他の人を助ける為に、宿儺の指を飲み込んだのね。……悠仁はその事について後悔してる?」
虎「全くしてねぇよ……!あれは俺自身で選んだ事だ!だから伏黒は関係ねぇ!!」
貴「本人が後悔もしてない、関係ないと言い切るぐらいだから、私からは特に言う事はないよ。だから顔をあげて?こちらこそ悠仁の事でごめんね。そして、ありがとう……伏黒くん。貴方が悠仁の学校に行ってくれたおかげで、こうして悠仁も悠仁の先輩さんも生きているんでしょ?感謝しかないよ。」
伏「……俺の方こそ、そう言っていただけて有難いです。」
伏(この人も津美紀と一緒で、典型的な善人だな……。あの乙骨先輩が大切にするのも分かる気がする。)
心優しい善人である所などから、自分の義理の姉と面影が重なる。また神崎先輩の事を考えると、いつも己が唯一手放しに尊敬している先輩を思い出す。今は、任務の為この場にいないが、神崎先輩と同じく2年生で、彼女の恋人兼婚約者でもある乙骨先輩。常識人で基本的に誰にでも優しい先輩……。その先輩が、特別大事にし、そして大切に守っている人間がただ一人存在する……それがこの人、神崎先輩だ。
二人がどういった経緯でそのような特別な関係になったのか、詳しく聞いていない為深くは知らないが、パンダ先輩曰く
パ「アイツらは、小さい頃からそれはもう仲が良い幼馴染同士でな……色々あって離れ離れになり疎遠になるも一年前に再会……でしかもお互い幼少期から想い合っていた初恋同士だったらしい……。見てるこっちがヤキモキするぐらいだったんだが、二人がくっつく前……特に憂太は憐の事をとても大事にしていたな。まぁ、紆余曲折あったが、この前ようやく結ばれた初々しいカップルなんだ。」
……よく分からないが、パンダ先輩の言っている〝乙骨先輩が神崎先輩を大切にしている〟という事は、何となく分かる。
その神崎先輩が、少しでも離れようとすると自分も着いていこうとしたり、任務で怪我して帰ってきた時も、校門前で待っており、家入さんの所に連れて行かず、直ぐに自分の反転術式で治している姿をよく見かける。また俺が神崎先輩と話していると、偶にどこからか視線を感じる(確信は無いが、視線の主は多分乙骨先輩)など、例をあげていくとキリがない。
でもそんな先輩に愛されている人だからこそ……己の姉に似ている所があるからこそ、この先輩 には迷惑を掛けたくないと思ってしまう。
伏「神崎先輩、虎杖がこうなったのは、俺の責任です……呪いに襲われていたコイツの学校の先輩や俺を助ける為に、虎杖は宿儺の指を飲み込んだ……。なので、虎杖をあまり叱らないでやってください。」
伏「あの時の虎杖は一般人だった。先輩の身内と知らなかったとはいえ、守れなかった事、謝罪が遅れた事、すみませんでした。」
虎「おい、伏黒……!」
伏黒は憐に頭を下げた。自分が未熟だったばかりに、虎杖を守れず数奇な運命を背負わせてしまったこと。あの時、宿儺は虎杖を器とし受肉を果たしており、自我も芽生えていた。五条先生が来なければどうなっていた事か……あまり考えたくは無い。
貴「悠仁は、伏黒くんや他の人を助ける為に、宿儺の指を飲み込んだのね。……悠仁はその事について後悔してる?」
虎「全くしてねぇよ……!あれは俺自身で選んだ事だ!だから伏黒は関係ねぇ!!」
貴「本人が後悔もしてない、関係ないと言い切るぐらいだから、私からは特に言う事はないよ。だから顔をあげて?こちらこそ悠仁の事でごめんね。そして、ありがとう……伏黒くん。貴方が悠仁の学校に行ってくれたおかげで、こうして悠仁も悠仁の先輩さんも生きているんでしょ?感謝しかないよ。」
伏「……俺の方こそ、そう言っていただけて有難いです。」
伏(この人も津美紀と一緒で、典型的な善人だな……。あの乙骨先輩が大切にするのも分かる気がする。)
心優しい善人である所などから、自分の義理の姉と面影が重なる。また神崎先輩の事を考えると、いつも己が唯一手放しに尊敬している先輩を思い出す。今は、任務の為この場にいないが、神崎先輩と同じく2年生で、彼女の恋人兼婚約者でもある乙骨先輩。常識人で基本的に誰にでも優しい先輩……。その先輩が、特別大事にし、そして大切に守っている人間がただ一人存在する……それがこの人、神崎先輩だ。
二人がどういった経緯でそのような特別な関係になったのか、詳しく聞いていない為深くは知らないが、パンダ先輩曰く
パ「アイツらは、小さい頃からそれはもう仲が良い幼馴染同士でな……色々あって離れ離れになり疎遠になるも一年前に再会……でしかもお互い幼少期から想い合っていた初恋同士だったらしい……。見てるこっちがヤキモキするぐらいだったんだが、二人がくっつく前……特に憂太は憐の事をとても大事にしていたな。まぁ、紆余曲折あったが、この前ようやく結ばれた初々しいカップルなんだ。」
……よく分からないが、パンダ先輩の言っている〝乙骨先輩が神崎先輩を大切にしている〟という事は、何となく分かる。
その神崎先輩が、少しでも離れようとすると自分も着いていこうとしたり、任務で怪我して帰ってきた時も、校門前で待っており、家入さんの所に連れて行かず、直ぐに自分の反転術式で治している姿をよく見かける。また俺が神崎先輩と話していると、偶にどこからか視線を感じる(確信は無いが、視線の主は多分乙骨先輩)など、例をあげていくとキリがない。
でもそんな先輩に愛されている人だからこそ……己の姉に似ている所があるからこそ、この