1年生組と
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野「ちょっと伏黒、あの女の人誰か知ってる?虎杖と親しいみたいだけど……。」
伏「あぁ……あの人は神崎憐さん。2年生の先輩だ。あの五条先生と親戚で、五条先生の奥さんの妹だ。」
野「はぁっ?!先輩?!?!……っておい今なんて言った?!バカ目隠しの奥さんの妹?!?!親戚?!?!……ていうかアイツ既婚者だったのね……。」
伏「先輩方の中じゃ一番の常識人だ。んで、釘崎はまだ会ったことないと思うが、五条先生の奥さんで神崎先輩の姉である五条凛先生って人がいる。この人も呪術師で高専の教員をやってるから、まぁそのうち会えるだろ。」
憐と虎杖のやり取りを、少し離れた所から伏黒と野薔薇は見ていた。野薔薇は二人の親しげなやり取りに、関係性を疑問に思いつつも、分からなかった為素直に伏黒に尋ねた。聞かれた伏黒は、野薔薇に自分の知っている情報を説明した。
貴「たく、もう……っ!あれ、伏黒くんじゃない!ごめんね、悠仁の事で頭がいっぱいで気づいてなかったよ。任務は順調かな?困ってることあったら気軽に聞いてね?」
伏「お疲れ様です、神崎先輩。任務ですけど、特に滞りなくやっています。はい、何かあればよろしくお願いします。」
貴「それなら良かったよ〜っと、新しい子かな?気づくのが遅れてしまってごめんなさい!初めまして、神崎憐と言います!呪術師の階級は3級と低いけど、一応先輩だから分からない事があったら、できる範囲で教えるから気軽に言ってね?」
憐は虎杖の他にも人が居ることに気づき、慌てて声を掛ける。伏黒は、先に入学していた為知っていたが、見知らぬ女の子、野薔薇が居ることに気づき、自己紹介を始めた。
野「ご丁寧にどうも、私は釘崎野薔薇。さっきから気になってたんだけど、神崎先輩と虎杖は知り合いなの?会ったばっかりにしては仲良いじゃん。」
伏(……それは俺も正直気になっていた。虎杖はまだ高専に来たばかり……。虎杖の性格上、他人との距離をつめるのが上手いが神崎先輩は、人見知りなはず……。そんな直ぐに打ち解けられるのか?)
野薔薇は手短に自身の紹介を済まし、早速気になっていることを尋ねた。そしてその疑問は伏黒も同様に思っていた事だったため、口出しせずに黙って憐からの返答を待った。
虎「あ〜それは…貴「それは私達が、親戚同士だからだよ。」……ソウデス。」
野「親戚?!」
貴「うん、会った回数はそう多くないけど、悠仁が幼い頃に時々遊んでたんだ。」
野「それなら納得だわ。」
伏(なるほどな。)
虎「憐は年の離れた姉ちゃんがいるから、俺の前だと姉ちゃんぶってて子供扱いする時あったけど、憐も俺らとそう年齢変わらないし、面倒見はいいからな。釘崎は女同士だし何か困った事あったら、遠慮なく頼ってやってくれよ。」
貴「別に、私の方が実際歳上なんだからいいでしょ!余計な事は言わなくていいの!……とりあえずそういう事だから仲良くしてね。」
憐は一通り説明した後、野薔薇に手を差し出した。呪術師はただでさえ
野「……こちらこそよろしく、神崎先輩。」
野薔薇は差し出された手に自分の手を重ねた。野薔薇の憐に対する印象は、久々に会った親類とはいえ、今は宿儺という爆弾を抱えて生きているのにも関わらず、いの一番に虎杖の身を心配していた事から、悪い印象を抱いてはいなかった……がしかし、まだ会ったばかりなのと、呪術師としての実力を知らない為手放しに信頼するという形でもなかった。
野(……まだ分からないけど、この先輩は悪い人じゃない気がするわね。)
これから徐々に相手を知っていけばいい……その後で判断しても遅くはないはずだ。でもきっと自分がこの人を信頼する日は遠くないだろう……だって虎杖が曇りなく笑っているのだから。