バレンタイン
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────── 1年後の2月14日
貴「……どう?」
乙「美味しいよ。これマシュマロにチョコをつけたの?」
貴「そうなの!流石にマシュマロは市販で買ってきたやつだけど、それにチョコをコーティングして、アラザンでデコレーションしてみたんだ。チョコだけじゃなく、マシュマロも楽しめちゃう!……このレシピを考えた人は天才ね。」
またこの季節がやってきた。2年生になった憐は、去年と同じく乙骨にバレンタインのプレゼントを贈っていた。ちなみに、去年よりも料理の腕前は少しだが上がっていると感じている彼女は、去年とは違うものを贈りたいと思っていた。
それ故に考えついたのが……──────
【マシュマロとチョコを掛け合わせてみたら美味しくなるのでは?】
憐は基本的に甘味が好物である。チョコとマシュマロも勿論好物。チョコとマシュマロが使われているレシピを探してみると、案外簡単に作れるレシピが多数存在しており、彼女は実践し当日彼を含め仲間達に渡したのである。
乙「今年はあんまり怪我してなかったみたいで良かったよ。」
貴「……去年あれだけ憂太にお願いされたら、気をつけるに決まってるじゃない。」
乙「君の痛みは僕の痛みだからね。……憐は隠してたみたいだけど、実は君が小さい頃から不器用で料理が苦手なのも知ってたんだ。だから僕の為に苦手なお菓子作りを頑張ってる君が、とても可愛いらしくて、あの時の僕は自分を抑えるのに必死だったよ。」
貴「……知ってたの?!それなら頑張って隠す必要なかったじゃない!」
今年のチョコレート講師も、去年と同じく凛であり、生徒数は憐だけではなく、真希、後輩の野薔薇と二人増え、バレンタインの前日に4人で作っていた。その為、一人で作るのとは違い4人でフォローし合っていた為、指を少し火傷する以外の傷はなく、なんとか完成した。その火傷もバレンタイン当日、一緒に登校する際に乙骨が即座に治していた。
乙「僕はどんな君でも愛しているから、何も心配しなくていいのにね。」
乙骨は隣に座っていた憐の手を握り、憐の頭を自分の肩の上にのせるよう誘導しながら甘い声で囁く。
貴「私もどんな貴方でも愛しているから……そんな貴方の喜ぶ顔が見たくて、また頑張って作るんだよ。」
憐は、乙骨の肩に自分の頭をのせ、上半身を傾けて乙骨に寄り添った。二人の間に優しい風が通り抜ける。
乙「困ったな……そんな可愛い事言われたら、せっかく自制していたのに抑えきれないよ。」
貴「私も同じ気持ちなのだからしょうが…んっ!」
憐の言葉に、乙骨は少し葛藤するも自分の欲に従い、彼女の顎をくいっとあげ、彼女の口を自分の口で塞いだ。
その口付けは、作っていたチョコの味見をした時よりも甘い味がしたと、この時の憐は口付けされながら思うのだった。
2月14日はバレンタインデー。国によって文化は様々だが、日本では女の子が好きな男の子に、チョコレートを渡し想いを伝える日である。近年では、お世話になっている人に贈る義理チョコであったり、友人同士で贈り合う友チョコなどもあるが、多くは異性に想いを伝える本命チョコを贈る日だろう。
また世の恋人達が、より互いの想いを育むための日でもある。そんな日に彼らは、お互いの愛の深さを改めて実感した。バレンタインが来たばかりなのに、もう来年のバレンタインに向けて、次は何にしようか考える憐、今度は自分からも何か贈ろうと考える乙骨の姿があった。
END
本日はホワイトデーですが、前サイトで書いたバレンタイン上げました。ホワイトデーも作成中ですので、当日間に合うか分かりませんがもうしばらくお待ちください!
!Happy Valentine Day !
貴「……どう?」
乙「美味しいよ。これマシュマロにチョコをつけたの?」
貴「そうなの!流石にマシュマロは市販で買ってきたやつだけど、それにチョコをコーティングして、アラザンでデコレーションしてみたんだ。チョコだけじゃなく、マシュマロも楽しめちゃう!……このレシピを考えた人は天才ね。」
またこの季節がやってきた。2年生になった憐は、去年と同じく乙骨にバレンタインのプレゼントを贈っていた。ちなみに、去年よりも料理の腕前は少しだが上がっていると感じている彼女は、去年とは違うものを贈りたいと思っていた。
それ故に考えついたのが……──────
【マシュマロとチョコを掛け合わせてみたら美味しくなるのでは?】
憐は基本的に甘味が好物である。チョコとマシュマロも勿論好物。チョコとマシュマロが使われているレシピを探してみると、案外簡単に作れるレシピが多数存在しており、彼女は実践し当日彼を含め仲間達に渡したのである。
乙「今年はあんまり怪我してなかったみたいで良かったよ。」
貴「……去年あれだけ憂太にお願いされたら、気をつけるに決まってるじゃない。」
乙「君の痛みは僕の痛みだからね。……憐は隠してたみたいだけど、実は君が小さい頃から不器用で料理が苦手なのも知ってたんだ。だから僕の為に苦手なお菓子作りを頑張ってる君が、とても可愛いらしくて、あの時の僕は自分を抑えるのに必死だったよ。」
貴「……知ってたの?!それなら頑張って隠す必要なかったじゃない!」
今年のチョコレート講師も、去年と同じく凛であり、生徒数は憐だけではなく、真希、後輩の野薔薇と二人増え、バレンタインの前日に4人で作っていた。その為、一人で作るのとは違い4人でフォローし合っていた為、指を少し火傷する以外の傷はなく、なんとか完成した。その火傷もバレンタイン当日、一緒に登校する際に乙骨が即座に治していた。
乙「僕はどんな君でも愛しているから、何も心配しなくていいのにね。」
乙骨は隣に座っていた憐の手を握り、憐の頭を自分の肩の上にのせるよう誘導しながら甘い声で囁く。
貴「私もどんな貴方でも愛しているから……そんな貴方の喜ぶ顔が見たくて、また頑張って作るんだよ。」
憐は、乙骨の肩に自分の頭をのせ、上半身を傾けて乙骨に寄り添った。二人の間に優しい風が通り抜ける。
乙「困ったな……そんな可愛い事言われたら、せっかく自制していたのに抑えきれないよ。」
貴「私も同じ気持ちなのだからしょうが…んっ!」
憐の言葉に、乙骨は少し葛藤するも自分の欲に従い、彼女の顎をくいっとあげ、彼女の口を自分の口で塞いだ。
その口付けは、作っていたチョコの味見をした時よりも甘い味がしたと、この時の憐は口付けされながら思うのだった。
2月14日はバレンタインデー。国によって文化は様々だが、日本では女の子が好きな男の子に、チョコレートを渡し想いを伝える日である。近年では、お世話になっている人に贈る義理チョコであったり、友人同士で贈り合う友チョコなどもあるが、多くは異性に想いを伝える本命チョコを贈る日だろう。
また世の恋人達が、より互いの想いを育むための日でもある。そんな日に彼らは、お互いの愛の深さを改めて実感した。バレンタインが来たばかりなのに、もう来年のバレンタインに向けて、次は何にしようか考える憐、今度は自分からも何か贈ろうと考える乙骨の姿があった。
END
本日はホワイトデーですが、前サイトで書いたバレンタイン上げました。ホワイトデーも作成中ですので、当日間に合うか分かりませんがもうしばらくお待ちください!
!Happy Valentine Day !