最終章
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乙骨side
やっとの想いで、伝えられたこの気持ちはずっと秘めていただけあって……重い愛となった。僕の愛は呪いになるほど、深く重い……それは家系の関係もある為か、里香ちゃんの件で証明された。だからこそ、憐ちゃんに受け入れられるか心配だった……。里香ちゃんの事も誤解されたくなくて、できる限り伝えた。
最初で最後の恋……初恋の人。僕は、最愛の君しか考えられない……。
だから……、だからどうか……、受け入れて欲しい……。
僕のこの呪いとも呼べる愛 を……──────。
そんな彼女からの返答は……
貴「……私も、貴方の事が小さい頃からずっと好きでした。こんな私でよければ……結婚を前提に付き合ってください。」
乙「……。」
いざ彼女からの告白の返答を貰った時、驚いてしまって何も答えられなかった。
貴「ごめんね!憂太……最初に試すような事言って……!!ちょっと気になっ……」ギュッ
気づけば、身体が勝手に動いていた。彼女が全てを言う前に、彼女の背中に手を回し、強く抱きしめていた。最近気づいた事だけど、僕は彼女の事を抱き締めるのが好きなんだと思う。あの時と違うのは、お互いに想い合っていた事が分かったから、前よりも強く抱き締めている。
貴「っ!……。」
顔は見えていなかったけど、彼女は驚いていたと思う。それに、僕の気分を害したと思ったからか、謝っていたけど、関係ないよ。例え信じられていなくても、分かって貰えるまで僕の想いを話すだけだったから。
乙「……本当に?」
彼女の答えを聞いて、一瞬驚きのあまり固まってしまった。信じられない訳じゃないけど、その……現実じゃなくて、僕の都合の良い妄想なんじゃ……と思い、聞き返していた。
貴「……本当だよ。こんな大事な事で嘘つく訳ないじゃない。それに言ったよね?……小さい頃から好きだったって。信じてくれないの?」
乙「違うよ……ただ、嬉しすぎて僕の都合の良い妄想なんじゃないかって思って聞いちゃったんだ。でもそっか……君も僕を想っていてくれたんだね。ありがとう……僕の想いを受け入れてくれて……ずっと愛してくれて。」
彼女の再度の返答で、ようやく僕は実感した。僕の今までの人生の中で、一番幸せな出来事だ。
(こんなに嬉しい事ってないや……。)
小さい頃からずっと愛してくれて、僕の想いを受け入れてくれた彼女に改めて感謝し、お礼を言った。
貴「私の方こそありがとう……ずっと探していてくれて……ずっと愛してくれて。」
憐ちゃんはそう言うと、僕の背中に手を回し、抱きしめてくれた。一方通行じゃない、想いが通じ合うという事はなんて素晴らしいのだろう。また更に嬉しくなって強く抱き締めようとするが、彼女が僕の胸を押して離れようとした。
(えっ!?なんで?!僕はまだ君を抱き締めていたいのに……。)
少しショックを受けるが、彼女が残念そうな僕を見て少し笑いながら謝った。
貴「ごめんね……でも憂太に見て欲しいものがあるの。」
(見て欲しいもの?……なんだろう?)
憐ちゃんは、首元からネックレスを外し僕に見せてくれた。彼女のネックレスには、小さなダイヤがはめ込まれた金色の指輪が通されていた。
(この指輪……なんだろう。僕が里香ちゃんから貰った指輪に似ている……。)
乙「憐ちゃん……この指輪ってもしかして……。」
やっとの想いで、伝えられたこの気持ちはずっと秘めていただけあって……重い愛となった。僕の愛は呪いになるほど、深く重い……それは家系の関係もある為か、里香ちゃんの件で証明された。だからこそ、憐ちゃんに受け入れられるか心配だった……。里香ちゃんの事も誤解されたくなくて、できる限り伝えた。
最初で最後の恋……初恋の人。僕は、最愛の君しか考えられない……。
だから……、だからどうか……、受け入れて欲しい……。
僕のこの呪いとも呼べる
そんな彼女からの返答は……
貴「……私も、貴方の事が小さい頃からずっと好きでした。こんな私でよければ……結婚を前提に付き合ってください。」
乙「……。」
いざ彼女からの告白の返答を貰った時、驚いてしまって何も答えられなかった。
貴「ごめんね!憂太……最初に試すような事言って……!!ちょっと気になっ……」ギュッ
気づけば、身体が勝手に動いていた。彼女が全てを言う前に、彼女の背中に手を回し、強く抱きしめていた。最近気づいた事だけど、僕は彼女の事を抱き締めるのが好きなんだと思う。あの時と違うのは、お互いに想い合っていた事が分かったから、前よりも強く抱き締めている。
貴「っ!……。」
顔は見えていなかったけど、彼女は驚いていたと思う。それに、僕の気分を害したと思ったからか、謝っていたけど、関係ないよ。例え信じられていなくても、分かって貰えるまで僕の想いを話すだけだったから。
乙「……本当に?」
彼女の答えを聞いて、一瞬驚きのあまり固まってしまった。信じられない訳じゃないけど、その……現実じゃなくて、僕の都合の良い妄想なんじゃ……と思い、聞き返していた。
貴「……本当だよ。こんな大事な事で嘘つく訳ないじゃない。それに言ったよね?……小さい頃から好きだったって。信じてくれないの?」
乙「違うよ……ただ、嬉しすぎて僕の都合の良い妄想なんじゃないかって思って聞いちゃったんだ。でもそっか……君も僕を想っていてくれたんだね。ありがとう……僕の想いを受け入れてくれて……ずっと愛してくれて。」
彼女の再度の返答で、ようやく僕は実感した。僕の今までの人生の中で、一番幸せな出来事だ。
(こんなに嬉しい事ってないや……。)
小さい頃からずっと愛してくれて、僕の想いを受け入れてくれた彼女に改めて感謝し、お礼を言った。
貴「私の方こそありがとう……ずっと探していてくれて……ずっと愛してくれて。」
憐ちゃんはそう言うと、僕の背中に手を回し、抱きしめてくれた。一方通行じゃない、想いが通じ合うという事はなんて素晴らしいのだろう。また更に嬉しくなって強く抱き締めようとするが、彼女が僕の胸を押して離れようとした。
(えっ!?なんで?!僕はまだ君を抱き締めていたいのに……。)
少しショックを受けるが、彼女が残念そうな僕を見て少し笑いながら謝った。
貴「ごめんね……でも憂太に見て欲しいものがあるの。」
(見て欲しいもの?……なんだろう?)
憐ちゃんは、首元からネックレスを外し僕に見せてくれた。彼女のネックレスには、小さなダイヤがはめ込まれた金色の指輪が通されていた。
(この指輪……なんだろう。僕が里香ちゃんから貰った指輪に似ている……。)
乙「憐ちゃん……この指輪ってもしかして……。」