最終章
夢小説設定
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凛 side
最期の彼は、とても綺麗な顔で笑っていた……あの短くて楽しかった青い春の頃のように。
私達の道は、一本線でずっと同じ道を辿ると思っていたのに、いつの間にか別れてしまった。そしてその道は交わることなく、平行線のまま終わってしまった。今考えれば、彼の為にもっと出来たことがあったのかもしれない……。考えるとキリがないが、それよりも……。
悟に、かつての〝親友〟である夏油くんを殺めさせてしまった。それがどんなに辛いか……。友達だった私ですら、胸が痛いほどに悲しいのに……。彼の隣に居た悟が一番辛いだろう。そんな私は寄り添う事しか出来ない……。
貴2「悟……お疲れ様です。」
涙を抑えていたが、抑えきれずボロボロ泣きながら、悟に声をかける。私が泣いてどうする……悟は泣いていないのに私だけこんなに泣いてしまって。
五「……。」ギュッ
親友に手を下した後の彼は、そのまま立ち尽くしていた。だけど私が声をかけた後、無言でこちらを見て、そっと私の背中に手を伸ばす。私を抱え込むように強く抱き締めてきた。そんな彼を私も同じく強い力で抱き締めた。
貴2「私は絶対貴方の傍を離れませんから。ずっと一緒です……だってそう神様に誓ったでしょう?」
五「凛……。そうだね、僕達は一心同体……健やかなる時も病める時も楽しい時も辛い時も、ずっと一緒に居るって誓ったもんね。」
悟は私を抱きしめながら、嬉しそうに言う。顔は見えないけど、笑ってることは分かります。
五「……俺はオマエなしじゃ生きられない……。だから絶対離れるなよ……愛してる。」
貴2「!!……私も愛してます。」
私達は、今日大切な人を失いました。だからといって立ち止まる訳にはいきません。私達には、これからの未来を支える可愛い生徒達がいる……。あの子達を守り、これからも前を向いて進んでいかなければいけませんね……。でもそれは隣に悟 がいなければ意味がありません。それはきっと彼も同じ……。
辛い事や悲しい事があっても、愛しい彼となら乗り越えられる。
(だから見ていてください……夏油くん。これからの私達とその世界を……。)
貴方とは違うやり方で、この世界から呪いを消し去ります。
最期の彼は、とても綺麗な顔で笑っていた……あの短くて楽しかった青い春の頃のように。
私達の道は、一本線でずっと同じ道を辿ると思っていたのに、いつの間にか別れてしまった。そしてその道は交わることなく、平行線のまま終わってしまった。今考えれば、彼の為にもっと出来たことがあったのかもしれない……。考えるとキリがないが、それよりも……。
悟に、かつての〝親友〟である夏油くんを殺めさせてしまった。それがどんなに辛いか……。友達だった私ですら、胸が痛いほどに悲しいのに……。彼の隣に居た悟が一番辛いだろう。そんな私は寄り添う事しか出来ない……。
貴2「悟……お疲れ様です。」
涙を抑えていたが、抑えきれずボロボロ泣きながら、悟に声をかける。私が泣いてどうする……悟は泣いていないのに私だけこんなに泣いてしまって。
五「……。」ギュッ
親友に手を下した後の彼は、そのまま立ち尽くしていた。だけど私が声をかけた後、無言でこちらを見て、そっと私の背中に手を伸ばす。私を抱え込むように強く抱き締めてきた。そんな彼を私も同じく強い力で抱き締めた。
貴2「私は絶対貴方の傍を離れませんから。ずっと一緒です……だってそう神様に誓ったでしょう?」
五「凛……。そうだね、僕達は一心同体……健やかなる時も病める時も楽しい時も辛い時も、ずっと一緒に居るって誓ったもんね。」
悟は私を抱きしめながら、嬉しそうに言う。顔は見えないけど、笑ってることは分かります。
五「……俺はオマエなしじゃ生きられない……。だから絶対離れるなよ……愛してる。」
貴2「!!……私も愛してます。」
私達は、今日大切な人を失いました。だからといって立ち止まる訳にはいきません。私達には、これからの未来を支える可愛い生徒達がいる……。あの子達を守り、これからも前を向いて進んでいかなければいけませんね……。でもそれは隣に
辛い事や悲しい事があっても、愛しい彼となら乗り越えられる。
(だから見ていてください……夏油くん。これからの私達とその世界を……。)
貴方とは違うやり方で、この世界から呪いを消し去ります。